「難解」時計じかけのオレンジ けいすけさんの映画レビュー(感想・評価)
難解
冒頭のシーンには衝撃を受けたし、世界観も近未来?をモチーフにしたような世界観で、つかみは良かった。少し演劇がかったような印象も受けたかな。
見終わった後は最後のシーンはどういう意味なんだろうなとか、多分色々なメッセージが込められてるんだろうなって感じで面白かったなーっていうような感じにはならなかった。つまらなくはないし、一回くらいは見といても良かったかなという感じ。
内容は、主人公の若者グループが別のグループと喧嘩したり、ホームレスを襲ったり、お金持ちの家に強盗に入ったりと好き放題やっていただんけど、主人公が自分勝手なやつでグループの人間にも高圧的な態度だったり殴ったりと仲間内でも嫌われているようなやつだった。
あるとき、別のお金持ちの家に強盗に入ろうとした時に、普段は仲間が事故にあったって嘘を言って家の鍵を開けてもらってたんだけど、その時は不審がられてあけてもらえず屋根から侵入したんだけど、家主が前に同じような事件があった事を新聞で知っていて、警察に通報していたんだよね。で、屋根から侵入したあとに気の強い家主と口論のあと暴行してるときに警察が来て逃げようとするが、外で待っていた仲間に裏切られ、そのまま警察おくりになってしまう。
結局、さっきの家主は死んでしまって、主人公は刑務所おくりになるんだけど、刑務所の過密化の対処のために新しい更正方法の検証に主人公が志願するんだけど、その更正方法がまぶたを固定されて瞬き出来ない状態にされて残酷な映画を見せられるって言う更正方法で、これをやられると残虐なシーンや性的なシーンが出た時に吐き気を催してしまい悪い事ができなくなるっていう効果があるみたい。その方法で更正した後、主人公は釈放されるんだけど、実家には既に下宿人が居て、主人公の部屋を使っていて、両親自体も息子の悪行に散々迷惑を受けていたので、主人公は家に居られなくなって、街を彷徨うんだけど途中で、以前に暴行を加えていたホームレスに出くわして逆に暴行を加えられたり、もともと仲間だった奴らは警官になっていて、そいつらにもまた仕返しされたりして、ぼろぼろになりながら彷徨っていたら、以前に強盗に入った作家の家に助けを求めに行って、最初は保護されて、しかも主人公が受けていた更正方法を非人道的と考えていてそんな事を許している政府を打倒しようとしている人の1人でこの主人公をうまく使って、政府を打倒しようと考え、知り合いの有力者に声をかけて何かを企んでいたんだけど、主人公が風呂場で以前に強盗に入った時に歌っていた歌を歌ってしまったので、作家の人が気づき、主人公を拉致して苦手なベートーベンの第九を聞かせて苦痛を味あわせていたんだけど俊二公は耐えられなくなって窓から飛び降りてしまう。その事もニュースになって、やっぱりあの更正方法は間違っていたんだっていうような風潮が強くなって行きまた政府打倒の良いマスコットになってしまうというようなラストだった。