「『独り言は本来独りで聞くもの』」都会のアリス マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
『独り言は本来独りで聞くもの』
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『独り言は本来独りで聞くもの』
『TVの非人間性はCMによる分断ではない。継続する番組自体がCMなのだ。非人間性が継続する。全ての映像は共通して不快なメッセージだ。内容は出鱈目で静かな映像は一つも無い』
昔、短編映画でエンパイヤステートビルでの束の間の恋を描いた映画を診た。彼女達の片方がGREATHOUNDバスで、マンハッタンを離れるって話だったと記憶している。僅か10分くらいの短編だったが、覚えているのはそれくらい。二人はエンパイヤステートビルで、逢瀬と別れを悲しむ。20年くらい前にディレクトTVで見た。不快な映像では無かった。
『空っぽの家ってお墓みたい。静か過ぎて怖いわ』
一期一会の少女との逢瀬。名前がアリス。不思議な国。それとも、鏡の国。
西ドイツ∴に『鏡の国』だろうな。
この2年前の1972年にミュンヘンオリンピックが開催され、ミュンヘンオリンピック事件がある。そして、75年までベトナム戦争は拡大するのだが、東西入り乱れて、ゴタゴタな時期。映画も最初にあげた様にアドレナリンがでまくる映像が多かった。その時期にこの何も起こらないオフ・ビートなお話。最後にジョン・フォードの死は何を意味するのか?傑作だ
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