「そもそもカート・ラッセルをカッコいい・・・とは思えないので。」トゥームストーン よしさんの映画レビュー(感想・評価)
そもそもカート・ラッセルをカッコいい・・・とは思えないので。
銀鉱山の繁栄でわくトゥームストーンで、ならず者集団カウボーイズと対立するワイアット・ワープの活躍を描く物語。
ワイアット・アープと言えば、本作の翌年に公開されたケヴィン・コスナーの作品「ワイアット・アープ」をリアルタイムで鑑賞済みです。
正直あまり覚えていないのですが、冒険活劇の期待を裏切られた記憶があります。
さて、この作品は3部構成。
序盤はアープ格好良い!を描写。中盤に「カウボーイズ」との対立と「OK牧場の決闘」を重厚なドラマとリアルな銃撃戦で描写。終盤は悪辣なカウボーイズにキレたワープの怒涛の活躍を描きます。
終盤に活劇にカタルシスを感じることが出来れば良かったのですが、個人的にはリアルに感じることが出来ず、やや興ざめ。
中盤の重苦しい雰囲気が良かっただけに、無用な転調と感じてしまいました。
この作品のマイナスは、主人公に共感出来ないこと。
無駄に格好つけさせるし・・・
抗争と避けようとしながらも、争いごと首を突っ込むし・・・
既婚者なのに当たり前のように舞台女優にアプローチするし・・・
物語として、「妻側の問題を描きアープ側に共感させる」とか、或は逆に「アープの不貞をしっかりと批判するエピソードを入れる」とかしないと釈然としない気持ちが残ります。
私的評価はやや厳しめです。
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