テルマ&ルイーズのレビュー・感想・評価
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Let's keep it's going. 最高にクールな西部劇テイストのロードムービー
最後の場面にグッと来ました。未だに映画の雑誌を購読してたりするので最後の場面は知識としては知っていたのですが、実際に観るとグッと来ますね✨よくよく考えると悲劇なはずなのですが悲壮感はなく、むしろ清々しささえ感じます。
テルマにしてもルイーズにしても、序盤と終盤の変わりっぷりよ。最初はメイクもバッチリだったのにどんどんワイルドになっていって。でも、終盤の色んなしがらみを脱ぎ捨てた時の方が美しく見えるのは私だけじゃないはず。
ストーリーはだいたいテルマが何かをしでかして物事が大きく動くのですが、何があってもルイーズはテルマを見捨てたりしないんですよね。文句言いながらもなんだかんだで助けてくれるので母親?っというか姉っぽい。で、テルマもここぞって時の変わり方がスゴい。警官を捕まえた時にはルイーズの方がポカーンとしてましたよね。しっかし、テルマって男運無さすぎでしょ‼️
blu-ray の特典映像を見るとリドリー・スコット監督はコメディを撮るつもりで本作を作ったのだとか。確かにトレーラーが爆発するシーンでは思わず笑ってしまいました。最後のシーンのインパクトが強いのですが、クスッとするシーンが意外と入っているんですよね。ただリドリー監督が思う以上に女性讃歌として世の中に受け入れられたみたいですね。「エイリアン」や「ブレード・ランナー」と同じく映画史に残る一作でした。何作も映画史に残る作品を撮ってるリドリー監督ってやっぱりスゴいな‼️
男女間に根付く性差別の意識
この映画が公開されてからおおよそ30年近く経っているのに、未だ色褪せない名作と思えてしまうのは、男女間に根付く差別意識があまり変わっていないからかもしれない。
「男だから〜〜」「女だから〜〜」
このような言い方は性別が存在している限り消えてなくなりはしないだろう。
ただ、男はこうあるべき女はこうあるべき、という考え方は、少なからず減ってきているような気がする。
これはいいロードムービーだ!
個人評価3.8
青春、バイオレンスを人生を全て詰め込んだロードムービー。
ぜんぜん可愛くないおばさんの2人だが、最後はとてもカッコよく見え、いつしか彼女達のファンになっている。流石のリドリー・スコットの業が光る。
女性版の西部劇、現代版
対照的な性格の二人の女性同士の友情、逃避行を描く。女性の西部劇現代版。
二人でバカンスで出かけたドライブの途中で、レイプされそうになった一人を助けようとして、レイプしようとした男を射殺してしまう。そこから二人でメキシコへ向かって逃避行をする話し。
人を殺しそうにない善人がふとした弾みから殺人を犯し、メキシコへ逃れたいという強烈な欲望となる。レイプしようとした男を射殺した女性が、過去にレイプされた経験があるようなことがほのめかされるのが効いている。
つまり、単なる激高しただけではない深い理由があったということ。いまから約30年前につくられた映画とは思えない新鮮さがあるのは、女性同士の絆というのがとても活き活きしているからだろうか。
あと、アメリカ特有の広大な原野を走るドライブは爽快で、ラストシーンが悲しくもみじめではない。
いままで
観てなかったことに後悔。
(アメリカって広いなぁー)
(トラックが爆発するとこはニヤッとした)
最後はそーやろなぁー
て思ったけど、、泣きそうなった。
名作のはずやわ。
映画館で観たいやつ。
女同士の友情~グランドキャニオンでの自殺へと繋がるとは…
ラストのグランドキャニオンで自ら自殺するのが衝撃でした。
あとブレイク前のブラッドピットも初々しい演技ですごいと思いました!
私たちに明日はない
専業主婦のテルマと働いて自立して生きてるルイーズの2人の楽しい旅行のはずが、テルマをレイプしかけた男を殺したことで日常から転落していく女たちの話。
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これはまさに『俺たちに明日はない』の女性バージョン。女の人が銃持ってかっこいい車に乗って駆け抜けてくのが爽快。
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世間知らずのテルマが罪を犯せば犯すほど強くたくましくなっていくことが悲しい。
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2人がレイプ男を殺した時に、正当防衛が認められるかもしれないのに警察に行かなかったのは気のある素振りをした女が悪いと思われるから。
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同意もないのに無理矢理行為に及ぼうとすることが圧倒的に悪いのに。この世界だと女はちょっとでも仲良くなったら体を差し出さなきゃいけないのか?.
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ちなみに、若かりしブラピがちょっと出てたりして。
痛快!開放感
飾り物の主婦のテルマ。
高圧的な夫に支配されて、自分というものを持たないまま生きてきた。
だから深く考えたことがない。
それがどうだろう。アクシデントのたびに、大胆に脱皮する。目覚めよ、自分。全身全霊、生きていることの証。
蓮っ葉な咥えタバコの下ネタ平気なルイーズの方が、常識があったり、計画的だったりする。
2人ですっ飛ばす、ただただ広大なアメリカ!
ぶつかりながらも相手を認めていく過程も素晴らしい!
若きプラピは目の保養!自分の魅力を知っていて、武器にする。軽い声もバカっぽくていい。
アメリカのとんでもない広さ、乾いた熱気、
スクリーンで思う存分味わえた!
女性の社会的地位
女性蔑視な男性達を相手に闘いながら走り抜け、行き着いたラストにはちょっと驚いた。
今、女性の社会的地位の低さや扱いにここまで激しい怒りを感じる事はない。映画公開から28年でだいぶ変わったと思う。
変わらないのは、ブラッド ピット。Tシャツにブルージーンズ、最近の公開映画と印象変わらず。
可笑しく切ない、破滅への旅路
まず、ストーリー展開が見事。
カーリー・クーリ女史が数々の脚本賞を受賞しただけの事はある。
リドリー・スコットの映像は、蒸気を土煙に置き換えて、乾いた西部をひた走る。
劇場での観賞は、初。
午前十時の映画祭にて。
テルマ(ジーナ・デイヴィス)とルイーズ(スーザン・サランドン)は、親友のようでいて、それほどお互いを知らなかったのか、旅立つ早々に性格の不一致が表面化する。
専業主婦で夫からぞんざいな扱いを受けているテルマは、独身ウエイトレスのルイーズから誘われて旅行に出るが、それだけでも一大決心だった。
一方ルイーズは、恋人が結婚に踏みきる様子がなく悶々とした生活を送っていて、気晴らし旅行の同行者に友達のテルマは最適だと思ったのだろう。
ところが、いざ旅に出ると助手席で足をあらわに投げだすテルマの振舞いにルイーズは苛立ったりする。
恐らく、そんな些細な不一致はお互い様で、少しずつ気を遣い合って小旅行を楽しもうと心がけたと思う。
だが、途中立ち寄ったバーで解放感に浸ったテルマの行動をきっかけに事件は起きてしまう。
そして、気晴らし旅行は一転、逃避行となる。
基本的に二人の行動を引っ張っているのはルイーズなのだが、転換点はすべてテルマの行動だ。
テルマの変化を「成長」と捉えるか否かだが、「脱皮」と言うのが適してると思う。
このテルマの変化の過程を見せていくエピソードがそれぞれに面白い。
重ねて、テルマの自宅に張り込む刑事たちと夫の様子がコミカルで、最終局面を想像させない軽さ。
優柔不断な弱い女から脱皮したテルマの最期の決断をルイーズは受け入れる。
鋭い分析力で彼女らの状況を理解している刑事(ハーヴェイ・カイテル)の彼女たちを救いたいという願いも虚しく、逃走に終止符を打つ二人。
彼女らの車を走って追った刑事の悔しさと無力感をよそに、最も解き放たれた世界へと飛び込んでいくラストショットは、悲劇的というよりむしろ爽快感すらあるではないか!
パトカーの大群をルイーズが振り切るシークエンスは、壮観でダイナミック。
ドアミラーが弾け飛ぶスローモーションなどはサム・ペキンパー的だ。
そして、彼女らの目の前に警察のヘリが現れる演出。
このクライマックスは、映画史に残る名シーンと言っても良い。
切なくてたまらない
・初めて観たのが高校生くらいだったかでもう20年くらい前になる。色々と衝撃的で忘れられないシーンが多かったので、午前10時の映画祭で2度目だけど、細かいところ以外はほぼ記憶通りだった。
・ラストを知ってて観ると、冒頭から切なくなる。テルマの解放感から事件が次々起こるのが何より辛い。夫がDVっぽいのとかの描き方が短い中にまとまっててシーンはすごくいいけど、少ししんどかった。
・テルマがトラブルメーカーという具合に話が進んでいくけど、それは元々の性格と18歳で結婚したからなんだろうなぁとか思うと当人の問題だけではないよな、と思うと切ない。その為、後半で金を盗まれてから強盗に入ったりする吹っ切れ方が気持ちいいし、何か嬉しくなった。
・テルマとルイーズに会った男たちは悪い男に翻弄される、楽しい旅行のつもりが全く良い事がないのがまた切なくなる。最初の男はレイプしてくるし二人目のブラピは盗人だし、三人目のトラック男はただのエロじじいと改めて観てみて女性の立場の弱さがテーマなのかと気付いた。
・バー?レイプ男を射殺した後、警察がバーのウェイトレス?に事情聴取をしているシーンでそのウェイトレスがほとんど会話とかしていないのに人柄をみてあの二人は絶対にしていない!と警察に言っていたシーンがとても良かった。金をとったブラピもそう言って、担当の刑事もそういっていたのがとても良かった。(多めのチップを貰ったのもあったのかな?)
・前半ではルイーズがけん引してて、後半はテルマがけん引し始め、二人でという流れが良かった。
・テルマが常に天真爛漫でいるのが面白かった。今観ると男好きすぎて少し嫌な気分になるけど、18歳で結婚とかDVっぽい夫との生活とかを思うとしょうがないよなとも思うけど。
・ラストの刑事が手を挙げて車を止めようとするも二人の車が崖からダイブしていくシーンはやっぱり泣いてしまう。初見から何度もこのシーンを思い出しては他に方法はなかったのかなぁと考えるけどわからない。
・若干気になったのは警察の追跡が異常に早いなぁって思ってしまうが、これぐらい早いテンポでないと映画がつまらなくなるしなぁとも思った。
男社会が作った罪と残虐性に関する話。
一つのウソを覆い隠すためにウソを重ねるしかなくなってしまう話は、良くある。一つの過ちから逃げおおせるために、次々と過ちを重ねるしかなくなったテルマとルイーズ。そのどこかでやり直せるチャンスがあったかと言うと、思い浮かばない。弱い立場にいる女。女の弱さに付け込んで、力づくで抑え込もうとする男。騙す男。助けようとする男。異なるタイプの男たちが出て来ます。テルマとルイーズを助けられたのは、刑事のハルだけだったかも知れない。
終わりは悲劇だけれど。女の弱い立場に甘んじて生きていくのも不幸。レイプされた女の方が悪いことになってしまう様な国で、裁判なんか受けたくない
と言う気持ちは判る。他人の手に運命をゆだねるくらいなら、自分の運命を自分で決める道を選ぶ。ハルの説得を聞かず、メキシコへの逃亡を続けた二人の判断は、法的な合理性に欠くけれど、問題はココロの方なんであって。
テルマとルイーズが乗っていたのは、「1966年型 Ford Thunderbird convertible」。Thunderbirdの第4世代、V8エンジンのFR車。水色に見えますが、カタログ上の車体色表示は「Green」。ショーンコネリーの007 Gold Fingerでも使われていた、アメ車の代表みたいなアメ車です。
刑事役のハーベイ・カイテル、未だ無名だったブラッド・ピット、乗りに乗っていたスーザン・サランドン、おそらくキャリアハイのジーナ・デイビス。エイリアンやブレードランナーから、大凡10年後に撮られたリドリー・スコット作品は、アカデミー賞の脚本賞"しか"獲れませんでした。今見ても、テーマの社会性の重さは感じられる。要するに、女性の立場の弱さは余り変わってないってことなのか。なんか、やっぱり、リドリー・スコットって好きやわぁ。
良かった。とっても。
名作ですね(*˘︶˘*).。.:*♡
全編通して観たの初めてでした
スクリーンで観れて感激!
道中はテルマにもルイーズにも
どちらにも共感出来た
世間知らずで自由なテルマに
冷静で前後の見境のあるルイーズ(辛い経験したからこその厳しい態度だったのね)
お互いのいい所悪い所をひっくるめて仲良しで
すごく素敵な女の友情
飛んでいく最後、
潔くてカッコいいけど
刑事さんを信じて2人の友情をもっと続けていく未来も良かったかな、と・・・
・・・幸せに歳を重ねた2人を想像してしまいます
素敵な友情
DVD も持っていて、何度も観てますが今回、映画館で上映中とは!
映画はやはり映画館で観るのが最高
スーザンはいつでもスーザンで、ジーナ・デイビスも強い女性の役は似合う、プリティー・リーグとか、でも
この映画での二人の強さは半端なく、潔く、カッコいい
満足いく人生を歩めている人も多いのでしょうが、理不尽な思いをたくさん抱えて頑張っている人もたくさんいます
良い悪いは別にして、自分の生き様、自分で納得してたら人生幸せだよね
と思える映画
毎度、何度観てもラストは素晴らしい
スリリング
テルマとルイーズの楽しいバカンスは一瞬で終わり
テルマがレイプされそうになってる時にルイーズがその男を撃ち殺したことにより、逃げる旅に。
最後に警察から捕まりたくないから崖から車で飛び降りて終わる。
ルイーズもかつてレイプされた経験があり、それを助けようとした警察が諭そうとするもダメだった。
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