追憶(1973)のレビュー・感想・評価
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The Way We Were
1937年、大学のキャンパスで出会った二人(バーブラ・ストライサンド、ロバート・レッドフォード)の20年を描いていく。
女は政治的信条が強く、すぐに相手に噛みついてしまうので友達は少ない。
男は体育会系の二枚目でプレイボーイ、こんな二人が恋に落ちるのだが、20年間は山あり谷ありだった。
主題歌が素晴らしいのと、バーブラ・ストライサンドのチャーミングさを楽しむ。
戦争はこんなところにも
テーマソングは珠玉
キャスティング成功
喧嘩ばかりで疲れる
政治的思想がはっきり違う
価値観も違う
なぜこの二人が結婚したのか理解できない
喧嘩のたびに「お前ら、別れろ」と言いたくなる
古い映画はその当時の政治・経済の状況を理解してみないと分からないんだと感じた
主題歌が素晴らしい
戦前の学生時代に知り合ったバーブラ・ストライサンドとロバート・レッドフォード。色々なことがあり別れたが、戦後に二人は再開して、まだ惹かれ合う気持ちはあったが、結局すでに二人とも家庭も持っているので、元に戻ることはなかった。時間の流れと、昔の懐かしさを想う、まさに追憶という題名にふさわしい物語。バーブラ・ストライサンドの歌う主題歌が素晴らしく、ストーリーの詳細は忘れても、このメロディーはいつまでも心に残る。
なお、同じ時期に公開された「華麗なるギャツビー」にもロバート・レッドフォードは主演していて、どちらのロバート・レッドフォードが好きかと巷では話題になってた。多くの女性は「追憶」の主人公の軍服姿のほうが凛々しく、「華麗なるギャツビー」のような、当時の高級そうな最新ファッションに身を包んだ主人公より、断然かっこいいという評価だった。
「水と油」ではなく「水とアルコール」程度だったら良かったが…
NHKBS放送を録画して再鑑賞。
この作品が、
しっくりと記憶に残らないのは、
設定に無理があるからとしか思えない。
彼はスポーツも万能な秀才で
臨機応変に対応出来るタイプだし、
彼女の方は融通の利かない堅物で、
モテ男の彼が、周りにいる女性達とは異なる
彼女の人物像に興味を引かれたのは解るが、
二人が「水と油」であることを認識している
その彼が、映画の中盤で
「僕らは上手くいかない」
と言い出しておりながら別れず、
あたかも広い心で彼女を包み込むかの如くの
上から目線的な中途半端な愛情は
お互いの不幸を招くだけの「罪」
と言わざるを得ない。
「愛とはお互いの人格を高め合う行為である」との、ある心理学者の言葉がある。
従って理念の異なる男女が、
お互いの欠点を埋め合いながら成長すること
にも愛の価値はある。
しかし、それが成り立つためには、
ある程度の人生観の共通性と相互理解が
必要だが、この映画の二人には
余りにも距離が有り過ぎた。
だから、この二人は何故共に人生を
歩まなければならないのか、との
基本的な違和感が最後まで抜けきらなく、
二人に共感は出来なかった。
「水と油」では無理があり過ぎる。
せめて「水のアルコール」程度でないと。
この作品の公開は、
専門家に評価の高い名作以外でも
「スティング」「ペーパー・ムーン」
「ジーザス・クライスト・スーパースター」
「エクソシスト」「燃えよドラゴン」
等の話題作揃いの年ではあったが、
キネマ旬報で1位に上げたのがたった一人で、
結果、総合第24位と
それほど高い評価は受けなかった。
多分に本来結ばれるはずの無い二人を
強引に結びつけるストーリー展開に、
無理を感じた結果だったのではと
想像したのですが。
今日、久々にTVで追憶を観ました。
じゃ また
やっと見れた
一言「そんな時代も、あったのね」
◎よかった点◎
・メインキャラが2人で、その20年どーしたこーした。
はっきりした描写説明がない部分もあって、「??」なんだけど。
見ている方が「想像」していくっていうのが、当時のスタイルなのかな。
・ストライサンドの「一言言わないと気が済まない」政治好き・自己主張女と。
レッドフォードの優柔不断な優男っぷりが、それぞれぴったり。
また当時の洋服や車等の70年代アイテムが、クラシカルでかっこいい。
・ラストシーン、そう来たか。Finって感じで、私はすっきり。
随所に挿入されるテーマ曲「追憶」が、だいぶん点数UP。
△いまいちな点△
・どこかで「ストライサンドのキャラが気にいるかどうかで、評価が変わる」とあり。
私は絶対、こんな女性と友達にはなれんな、と。
・単調なので、一歩間違うと夢の中に・・・。
曲を知っていて「いつか見たい」と気にしていた作品。解決。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「私は信念に、忠実なだけ」
何度見た事か。
選んだ道に後悔しない女性の生き方
自尊心が高く政治思想も明確な気の強い女性ケイティと、世の中の流れに逆らうことなく自己の幸福を着実に求めるハベルの、出逢いと結婚、別れと再会を時代背景の考証を踏まえて描いたシドニー・ポラック監督の女性映画の先駆け。この作品と翌年のジョセフ・ロージー監督、ジェーン・フォンダ主演の「人形の家」が、1977年に一気に顕在化する女性映画の先陣であったと思う。当時大スターであったロバート・レッドフォードが一歩下がり、歌手で女優のバーブラ・ストライサンドを主役に、女性の生き方を後悔なく描いている。最後、ふたりだけの想い出に終わる回顧調の物語の甘さはあるが、映画ではタブーの赤狩りを扱う新しさが印象に残る。男性に頼らない自立した生き方を自ら選ぶストライサンドの表情と、名曲のテーマ主題歌の歌唱の素晴らしさが魅力の映画。プロローグのタイトルバックとラストの学生時代の風景描写もいい。
あの曲の出だしを聴けば切なさが甦る…
ケイティはずっと愛しているのに、思想(といってもいいのかな)は変えられなかった。これは恋愛映画というより社会派映画でもあります。
レッドフォード氏はただの恋愛モノには出演しないなぁ、サンダンス主宰しただけあって骨太な映画に出ますネ!・・・とは言っても、
バーのカウンター席で眠っている白い軍服姿の彼は、どの映画よりも美しい😍~
そしてバーブラも、こんなに綺麗でチャーミングだったのかと認識させられた1本です💓
ちなみに米ドラマ「SEX AND THE CITY」の中で4人の女性主人公がレストランで、好きな映画はこの「追憶」だったと、"the way we were"を歌うシーンがあり、「そう、そうなのよ~!」と共感しながら観ました。
大人になってからはラストの二人の万感の想いがよく判るようになりました。
ケイティーは手放す気はなかった!
初めて見たのは高校生の時でした。ちょっと背伸びをしたかったのと、
ストライザンドが好きだったからでしたが。
ロバート・レッドフォードも・・・。
アメリカでの赤狩りの歴史を知ったのもこの映画ででした。
その後、何度もテレビ放映を見て、なんでハベルなんていうカッコイイやつと
別れたのか全然理解できませんでした。
カッコイイのはロバート・レッドフォードが演じたからで、
よく考えたらどうしようもないやつですよね~(笑)
かなり最近、気がついたのですが、ケイティーは最初から最後まで
一度もハベルと離れる気はなかったのですね。
気が付くの遅っ!
ラストが切ないですね。
ジェニファー・ローレンスと瓜二つ
大好きな映画になりました
どう考えても合わない二人。
要はケイティーが真面目でひたむきすぎて
生きることに不器用なのかも?
それでもお互いに無いものにひかれあい子供を授かるが
出産後に別れる決断をする。
それからどれくらいの歳月が流れたのだろう。
偶然の再会時、微笑みながら短い会話をする。
ラストで泣ける!
別れた後からこれまでのそれぞれの苦悩を色々想像してしまうからだ。
自分の青春時代と重ね合わせながら見てしまい
なんだかとても切ない。
若いときに観ておきたかったな。
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