ベクシル 2077日本鎖国のレビュー・感想・評価
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ゲームのストーリーのような荒唐無稽さを受け入れるなら、それなりに楽...
ゲームのストーリーのような荒唐無稽さを受け入れるなら、それなりに楽しめるが、
SFとしては絶対に成り立たない稚拙な設定で、見ていて腹が立ってくる。
まず、機械化ウイルス。もしこんなものができれば、直接体内に取り込まなくても
勝手に全生物を侵食し、機械に変えるだろう。
でも強力なはずのそのウィルスは、なぜか感染していかない。体内の細胞のすべてに
侵食するだけの感染力がありながらバイオハザードのようになっていない。
機械化された人間がエネルギーを必要としないのも非科学的
デューンで出てくる生物のような管状のものが出てくるのもおかしい、鉄くずが
集まっただけの塊がどうして形を保持したり動いたりできるのか。魔法ですか。
また鎖国化を実現されている技術にも無理がある。
衛生の電波をジャックすることができて、スクランブルをかけることができたたと
しても、光まではシールドできない。つまり、光学的にはモニタリングは可能。
フィルムを使えばよいだけ。10年もあればいくらでも工夫できるはず。
それに国民全体をだまして人間以外のものに改造する実験だとか、もしそんなことが
仮にできたとしても、首謀者の計画自体にメリットが見当たらない。
映画終盤で斎藤がした事がもっと早い段階、いや計画当初に起きるはず。
たった一人の誇大妄想に組織的に付き合う理由が、その他大勢には存在しない。
日本は開国すべきですたい!
ちょっとわかりにくい部分もありましたが、“3Dライブアニメ”という画期的な映像はハリウッドの3Dアニメに引けを取らないものがありました。ロボットや、メカニックな部分は立体感のある映像によって充分楽しめるし、この冷たい感じのする部分と対照的に、人間らしさを強調するところは2D感をも盛り込んでいて、日本アニメの伝統を受け継いでいるような気もします。
21世紀に入り、邦画においては3Dアニメの分野で遅れているような感触もあったのですが、『イノセンス』や『アップルシード』、それに『銀色の髪のアギト』など試行錯誤を繰り返し、ここにきてハリウッドとは違った、独自の方向性を見出したような。
ストーリーもなかなか面白い。日本が鎖国するとはいえ、視点は米国特殊部隊SWORDからのもの。「何か危険な研究開発してるんじゃないか?」と不安になる米国の心理と、日米安保条約は将来どうなったのかは描かれてないけど、日米の絆も疎かにできないという心理が絶妙に映し出される。しかし、潜入してみてビックリ!10年間の鎖国時代に何が起こったのかという驚愕の事実が次々と明らかにされる・・・
バイオ技術やロボット産業。科学の進歩だけは著しい日本だったが、国民を支配するという愚かな支配者の思想は全く進歩していない。これによって「反日的だ」という批判も多いことでしょうけど、政府を皮肉ったものではなく、巨大な軍事産業を皮肉ったものだととらえるべき内容。さらに、戦後混乱期の闇市のような露店街は人間の暖かさを感じさせ、むやみに発展しすぎた科学を否定するものでした。
パーツごとに捉えてみると、様々なSFアニメ・SF映画の融合体のようにも思えます。だけど、ちょっとユニークなサイバーウィルスなんて凄い発想です。なんたって、人間の体がアンドロイド化していくんですもん。また、金属を吸収していく“ジャグ”なんてのは、『風の谷のナウシカ』の王蟲や『もののけ姫』のオットコヌシのような存在になるのでしょうか。こちらのは自然破壊に対する怒りじゃなくて、人間破壊に対する怒りのようなものかもしれませんね。
○○騙し
テクノロジーの高さがすなわち幸福につながるわけではない。
この映画のテーマの一つだろうが 、まさしくこの映画自体をいい得ている。技術力の高さがまるで映画の面白さに直結しておらず、残念に思うと同時に安堵した。
とにかく全編に渡ってこけおどしの映像でなんとかしようと、いやなんとかいい作品が作れていると勘違いしているようだが、一部のアニメオタク以外にとっては無用の長物としかいえない出来映えである。
人間の動きを取り入れた技術は表情までは再現できず、むしろ過去のマンガ的アニメ的表現が如何にアニメにとって合理的かを証明している。動きの面白さも過去作品にもあったような巨大さや速さが映像の面白さを担保している。
設定こそ新鮮味があったが物語は陳腐でありきたりな展開しか見せない。台詞回しはイメージする気持ち悪いオタクといった印象のままで誉めどころのすくない作品。
精々凝んな技術があるんだなと確認する価値があるかもしれない。
まあSFアニメが好きな方にはまた別の見方もあるんでしょうね。
今見ても凄い映像
映像、特にアクションシーンが秀逸。途中からハリウッドの実写映画並みの興奮だった。本当に日本のスタッフだけで制作したのだろうか?ストーリーは後半やや失速したが、前半はかなり良かった。そして音楽も相当ツボでした。日本のCG映画もなかなかやりますな。
アニメーションの進化と脚本が秀逸!
始めに言っておくが私は子供向け以外のアニメーションの映画ってあまり好きではない。唯一許せるのは少年時代にみたアニメーションのみだ。しかしそんな私でもこの作品はイメージを変えてくれた。「モーションピクチャー」だと「ファイナルファンタジー」とかって考えてあの絵は嫌いなんだよな・・・とか思って最初から眉唾もので観ていましたが、いやいや良くできています。少なくともスターウォーズのクローンウォーシリーズより良くできています。まあ、複雑な三角関係や政府の陰謀っていろんな突っ込みどころはあるものの、国外でも十分評価された良く似たものが出てきましたが(影響を与えたのか、受けたのか?)ジャグが物語のキーを握っています。最後に黒木メイサである必要があったのか?むしろ精油使って全編英語の方が雰囲気でたかもね。
難しい…
とにかく難しい,っていうのが素直な感想。
劇場で見たらもう少し集中して見れたけど,家のTVじゃ途中からほとんど見てない状態になってしまいました…
1つ良かったのは映像が綺麗だったところ。
でもやっぱり難しかったです(笑)
2007年度最… 確かに。 一年経ってもまだ気分悪い。
以下は2007年10月に作成したもの;
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香港では先週封切り。日本文物を愛する若者が沢山観に来ていました。
彼らの多くは、一度は観光で訪れた日本の未来絵巻を3Dアニメで堪能
出来ると思っていたようで、沙漠のみの東京や香港の10分の1も活気
の無い3D闇市にベクシルが「こんな熱い街、今まで見たことない!」
などと言うシーンに困惑した様子。私も良質の失望を味わいました。
クールな映像と音楽に独善的で陰鬱な日本への警鐘を載せて、かつ
オタクの支持や批判は無用と言わんばかりに細部を単純化(≒杜撰化)
した「2077日本鎖國」は、結果物語や観客への愛情に欠ける失敗作に
なってしまったと思う。
海外進出を果たしたのは褒められるべきマーケティング力だが、映画と
してつまらなすぎる。顧客ターゲットと目している?アメリカ大衆層向け
には、ハイテク+鎖国=技術だけの日本企業+かの北の国イメージで
良いと思ったのかも知れないが…もしそうならばかにしすぎ。
私と香港の皆さんが無駄にした、お金と時間と心を返して欲しいと
思わせる映画でした。残念。
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一年経ってもこの時の不快感は未消化です。と言うのも、↑の文を
載せた某Yサイトで、営業用?ちょうちん絶賛レビュー投稿工作が当時
から現在までずーっと続いているように見えるから。劇場公開、DVD
発売そしてBDと、まあ節目毎、低評価掲載毎に頑張れるものです。
その熱意とコストがなぜ製作時に費やされなかったのでしょうか。
一つ付け加えると、英語圏のレビューサイトでは、この作品は超クール
(笑)な3Dジャパニメーションの割には難解すぎない(笑x2)佳作(笑x4)
といった高評価が多かったです。よく見ると、J Anime Fanからの評価が
高いなかで、少数の日本文化Loverからは異論も出てました。これが
ある意味この映画と日本の立ち位置を表しているのではと思いました。
もったいない
映像はとってもきれい。しかも、アクションシーンもそれなりにドキドキ。それなのに、Vシネマ感(Vシネはそれはそれで好きですが)が強いC級映画になりさがってしまっているのは、編集と構成がひどいからだと思います。素人の私が見ても、このシーンはいらないでしょ?というシーンの連続。ストーリーなんてもともとわかりづらい題材なんだから、この際、アクションシーンに重点をおいて上映時間をあと30分削れることができれば、最高の映画になったかもしれません。
曽利文彦監督のピンポンはテンポが良くて、とっても好きな映画だったのですが、この映画はテンポが悪くて一体どうしたのかなー?と思います。とにかく勿体ない映画です。日本人全滅というのもすごい結末です。
2007年度最低映画はこれで決まり
開始2分で眠くなった映画である。
久しぶりにここまで最低な映画を無料で見られたことについて、まずは神に感謝したい。しかし試写会場へ行くまでにかかった交通費についてはとりあえず返していただきたいが、徒歩参加なのでそれではタカリになってしまうのだった。とにかく金返せ映画です。見たい人は運よく道端にDVDが落ちていることを祈ってください。そんなこんなでベクシルです。
話は馬鹿でかい洋館で禿げたおっさんと各国首脳?陣を交えた会議が行われている場面から始まる。机上会議が粛々…と思いきや突然各国首脳?陣は倒れ伏す。不敵に笑うハゲオヤジ。そこへヘリから米国特殊部隊“SWORD”が降下。館へ侵入と同時に相手のマシン部隊が応戦、だが特殊スーパーパワードスーツ(パトレイバーのレイバー似)を着込んだ彼らは無問題なのだった。(この辺で気がついたら寝ていた)華麗かつ激しいアクションが繰り広げられる中、冒頭で死んだと思った各国首脳?が無事保護される。しかし様子がおかしい。その隙にスキンヘッドは逃亡。逃げる際に切り落とされた彼の足一本だけがその場に残る。
残された足を解析するとどうやら禁止物質が使われているらしい。禿げたおっさんは日本人だった。その頃日本はハイテクマシンバイオテクノロジー関連で大きな影響を誇ったが、国連はその市場独占っぷりと技術に対する重大な危険性を危惧し、日本に対して厳密な国際協定ならびに禁止条約締結を突きつける。日本側はこれを拒否。国連を脱退し鎖国。以後輸出入?(輸入している描写はなかったように思えるため)のみ諸外国と対応し、レーダー等を用いたハイテク機器を駆使し完全に接触をたった。それより10年。この出来事と日本からの船が到着する港において工作員と思しき日本人との接触をきっかけに、ついにアメリカは日本潜入を決断する。白羽の矢がたったのは、“SWORD”のベクシル、レオンその他数名。なんとか潜入したが待ち受けていた日本側の攻撃によりベクシルを除いた仲間はほぼ壊滅状態となり、彼女だけからくも海へ逃れる。気がつくとベクシルはバラックで保護されていた。目を開けると少年と若い女。少年はタカシ、女はマリアと名乗り、レジスタンスであることを告げる。「日本は大和重鋼という一企業に支配されており、国土はここを除いて砂漠地帯、国民は強制的に人体機械化実験を施された」大和重鋼が行ったナノテクノロジーウィルスによる人体実験のせいで、日本国民はもれなく生きながらにして機械化されており(X-MENでこういう設定あったなテクノオーガニックウィルスかよ)、それが脳にまで達すると人間性は失われ、壊れた機械同然となってしまう。そして他の地域では人を含む生物絶滅、というマリアの告白に驚いたベクシルが外に出るとそこはまるで終戦直後の東京のように荒廃し完全に退化した「ニッポン」だった。(ALWAYS 三丁目の夕日!!)高い塀に囲まれた向こうは、機械生体となった挙句くず機械に成り果てた元人間たちが、仲間を求めて金属であればなんでも食いつく巨大なクリーチャー通称「ジャグ」(砂の中からミミズのような形状で口だけバックリこんにちは。トレマーズやスターウォーズででてきたモンスターっぽい)となっていた。レジスタンス活動に加わる決意をしたベクシル。マリアとその仲間たちとともに高い塀の向こうにある大和重鋼の本社を襲撃する計画をたてる。だが自治区を形成している生き残りのわずかな日本人は、マリアたちを密告することを決断する。ベクシルの運命は?またマリアほか日本国民の運命は?どうなる日本国家!!!(テキトウ)…とかなんとか煽ってみたがたいした話じゃないです。
で、この映画、なんていうか、どうやら近未来では人種交配がすすみアメリカ人であるベクシルと日本人レジスタンスであるマリアが同じ顔だちになっているんですが、まあプチ整形に励んでいる諸君は来世に期待しようってことを言いたいのか。それはアレですが、しかしアメリカ人と日本人は髪の色まで同じなので、唯一違う目の色で判断せなならん有様。だいたい宇宙世紀0079年においてすら、白人と黒人とアジア人の区別がつくというのに、たかだが現在より70年後の世界の癖にずいぶん遺伝子操作技術が進んでんのね、とか、なんで10年間鎖国状態の日本人とアメリカ人が出会ってすぐ会話できんだよ!などと脳のユルんだ酔っ払いみたいに叫んでみたくなるほどお約束がお約束として成立していない、つまり設定の甘さ際立つコク旨味ってやつです。こうなってくると実はベクシルは日系人で残された家族を探しに…とかなんとかありがちなエピソードがあるのかと思いきやそういう決め細やかなフォローはない。そんなものを期待してワクワク我慢汁噴出しとった私が馬鹿でしたと小さい目で見つめたくなるがそりゃしょうがないよベクシルだものと「みつを」っぽくまとめてみた。まあいくらぐだぐだ文句たれたところで、それなんてALWAY(ryみたいな闇市の光景を目の当たりにしたベクシルが「なんて人間味にあふれた熱い街なの!」とか叫ぶ姿を見た瞬間、この映画の価値は決まったようなものなんだけど。
下手なアテレコについてはまあいいでしょう。この前「フラガール」みても思ったけど、松雪泰子は演技うまいし声もいいのにどうしてこう報われねえのかね。カンジョーめいっぱい詰め込んだワクワク演技(黒木メイサ)や、ヤル気という存在の耐えられない軽さ演技(谷原章介)やらはこの手の駄目映画に非常によくマッチングしていて違和感がないのだが、フツーにソツなく巧く立ち回れてもなあ。ゴミタメに青磁下蕪花生があったとしても中島誠之助だって面倒くさくて見逃しますよ、といったらほめすぎであるとは思うけんども。
正直ある程度流れを追っていると、ストーリー紹介でも多少触れたが、既視感みなぎる映像カットなので、結末もだいたいこんな感じだろと予測をしていたのだが、それが悪い意味で裏切られる結果となってしまったのには吃驚のあまり帰ろうかと思った次第。全てはマッドサイエンティストが勝手にたくらんだことでした、日本国民は全員無駄死にしました、なんだよそれ!こういうバカ結末をみるために109分も我慢しなきゃいけねえのはなにかの罰ゲームとしか思えない。そんな暇があるんだったら寝ていたほうがマシだとは思うが映画館で寝ても仕方ないのでよい子はおウチにかえってパジャマにきがえてからね!しまじろうとの約束だよ!って何の話だったっけ。そうそうベクシル。
どこかの映画監督かオタクか忘れたけれども「すでにネタは出尽くした、あとはいかにうまくパクるかだ」ってことに私は同意する。やっぱりそんなもんですよ。でもねえネタ元はどこか探す楽しみを用意するってことと、見た瞬間に「ああこれって…」ってモロダシボロリハミチンハミマン(無修正希望!!!!)になるのとは根本的な差異があるってことにどうやらこの映画のカントクさんはお気づきにならないらしい。以下俺ちゃんと一緒に見たヤツとでカウントした疑惑のパクインスパイア箇所をネタバレ上等で列挙してみる。
「超強力な装甲を纏った特殊部隊」(デザインはパトレイバー?)
「企業が地球的規模の悪事を働く」(FF7)
「特殊部隊の潜入先が人里離れた洋館」(バイオハザード)
「敵幹部が黒スーツグラサン坊主」(FF7)
「敵が逃走時に体の一部を切断」
「三丁目の夕日的人情系の街住民は全部ロボット」
「突如発作を起こして死亡」
「ナノテクウィルスで全身機械化」(X-MEN)
「人間の尊厳をかけて機械勢力に抵抗」(マトリックス、ターミネーター)
「砂漠から巨大ワーム」(スターウォーズ、トレマーズ、砂の惑星)
「砂漠で枠組み剥き出しの車が爆走」(マッドマックス)
「仲間の子どもが死ぬ」
「マッドサイエンティストが私怨で暴走」
「恋人(♂)が捕われ、あわや肉体改造」
「街の住民が突如集団自決」
「黒幕は既に肉体が変容してたと思ったら生身」(寄生獣)
「崩壊する基地から脱出」(聖マッスルなど)
「ヘリポートで決着」
「ヘリの中でラブラブ」(プレデターなど)
このあたりが即綺羅星のごとく脳髄に浮かんでしまうのです。(ほかにもあるんだろうけど思い出せない。)
これがマイケルベイあたりならウンザリするほどのアクションシーンの連続でそんなことを考える暇も与えてくれなかったり、押井守アニメ作品のように元ネタを考えるのも嫌になるぐらい膨大にぶちこむとか手はいろいろあるのだが、もっとも曇りなきマナコでまっすぐに(安直ともいう)インスパイアされた結果こんなことになってしまった。「攻殻機動隊」→「マトリックス」のような幸福な結婚をみるためには、「ベクシル」を含む不完全なハンパものを浜の真砂の如く生み出さなきゃならないとしたら、映画って本当に(観客製作者ともども)因業かつソテキ搾取システムですね。俺らが払った木戸銭は流れ流れてどこどこ行くの?なんちて。
さ、鎖国って…。
驚異の“3Dライブアニメ”予告なんか見てますと、なかなかカッコイイ映像に惹きつけられたんですが、『果たしてどんな方法で、近未来に鎖国なんかするんよ??』って思いながら、映画館へ行ってまいりました。
黒木メイサって、もう少し大人っぽい声を出すのかな~?なんて、イメージから予想をしていったのですが、思ってたより幼い声で少々肩透かしを食ってしまいました。まあ確かに彼女、まだ20歳前(え~?!)ですしね~。それに比べて、松雪泰子の声の大人っぽいこと!もお余裕ですね。何か妙に色っぽさも感じてしまいましたよ。あと大塚明夫さんは、本職の貫禄ですね。さすが!
アニメの方も、よ~く作りこまれていて見応えありましたし、既に世界各国での公開も決定しているなど、正に“ジャパニメーション”の面目躍如って感じの出来映えだったと思います。但し、ストーリーの方がね~。チョット弱いかな~?と思ってしまいました。だって、『オイオイ、そんなことで“鎖国”なんかできるんかい??』とツッコンでしまうほど、少々荒唐無稽な設定でしたので、吾輩そのあたりには、賛同いたしかねました。題材は面白いだけに、その辺がちょっと惜しかったですね。
映像だけじゃなくて…
アクションシーンではBGMにデジタルなロックをかき鳴らして、「おお、なんかわからないがすごいぞ」みたいな迫力はあって、その時は確かに少しワクワクするのは確かなんですが、そのシークエンスが終わってしまえば、あとはなんだか全体的に盛り上がらない…。
「日本鎖国!」ってあおっていますけど、それもなんだかフーン…という感じで驚かなかったなぁ。最後の敵が、「俺は神になるんだ~」みたいな、単なる狂信的な科学者っていうのが一番拍子抜けというか、典型的過ぎて…フーン…ってなってしまう。もっと何か他になかったものだろうか。お金かけて作っているでしょうから、映像だけじゃなくてお話もしっかりしないともったいない。
反日アニメ「 こうして日本"民族"は滅んだ 」
誰が見ても明らかな反日映画。
・日本はgokuaku。
・akukokuの民である日本人は当然罰を受けるべき。
・技術を独り占めして孤立した日本はhorobiて当然である。
という前提のもと、日本人という不特定多数をbujokuし、
挙句の果てにzetsumetsuさせることを善としており、
間違ったものはzetsumetsuしてもいいというteroリズム幇助作品です。
反日民族が日本人批判をした作品を日本人に見せて
楽しむためだけのものです。
「我々」「日本民族」
会話の流れがあまりに不自然で引きました。
ていうか「あーこれ日本人が作ったんじゃないってのがバレバレです」。
3Dライブアニメの入門書に
「アップルシード」の細部までは覚えていないが、アクションシーンは良いにしても人物の人形っぽさに違和感を感じたことは覚えている。そう考えると、陰影や衣服の細かなところまで表現されたことでキャラクターの質感に違和感はなくなってきたという意味で、技術力は確かに進歩したと思う。
ジャグ(鉄くずの集合体)とという怪物が襲いかかる部分の迫力や、敵地に乗り込む際のスピード感は手に汗握るが、しかし、どうにもこうにもお話が弱いような……。日本鎖国という設定は面白く、謎に包まれた日本の実態が暴かれる!……というところまではいいが、その実、暴かれてから先が上記のようなアクションシーン以外に盛り上がらないのが残念。
テクノロジーの進歩した世界では「人と話す機会が減ったな」とキャラクターにぼやかせ、その逆に、人々が人間でいられる最後のわずかな日々を過ごす、文明が後退したかのような東京では、人々に熱さと活気があるという対比は、わかりやすい。そうした、伝えたいメッセージは伝わりやすいという点も考えると、今後増えるかもしれない、3Dライブアニメの入門的作品?
がっかりで、ぐっすり
そもそも登場人物に魅力がない。蝋人形のように気味悪く、それぞれの見分けがなかなか困難。ストーリー性は希薄。「日本鎖国」と銘打っているので、発想は斬新かと大いに期待したが、それも陳腐。いささか、男女の機微に触れようとした場面もあるが、おざなりで、印象は薄い。
隣の観客はぐっすり眠っておりました。
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