劇場公開日 2009年6月20日

劔岳 点の記のレビュー・感想・評価

全68件中、61~68件目を表示

3.5実直な作品作り

2009年6月24日
鑑賞方法:映画館

知的

「誰かが行かねば、道はできない」当時、測量隊が山に対して向き合ったであろう自然への畏怖と挑戦、それと同様の精神で撮影を敢行したスコープ・サイズの映像は、文句なしに美しく壮大で険しい。そんな自然を背景に、柴崎は淡々と任務を遂行し、それを見守る長次郎の目が優しい。このふたり、どちらが主役といってもおかしくない名演だ。
映画的な面白さという点では、「黒部の太陽」や「海峡」の枠を出ないベタな内容だが、作品作りが実直である。なんの前触れもなく浮かび上がるタイトルからも見て取れる。こうした時間と手間を掛けた映画は、ハリウッドを含めてももう作られることはないかもしれない。
そんな作品に関わることができた人々の誇りと歓びが、肩書きのないエンド・クレジットに威風堂々と表れていた。

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マスター@だんだん

5.0ご苦労様です!

2009年6月22日
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

特殊効果,CGを使わず,
実写にこだわって撮影した映像が圧巻!

絶景のオンパレード。

競争心,仕事への疑問から,
信頼,友情,
意義のある仕事の自覚へと変化してゆく登場人物たちの気持ちを,
あたたかな目線で丹念に紡いでゆく人間ドラマも,
迫力ある映像に負けない見応え!

全員が魅力的。

彼らの歩みを後押しする家族の支えなど,
周りの応援者の存在を,
感傷的にしない挿み方で伝える演出も好き。

下調べと,周囲の測量に時間をかけて,
「剣岳」アタックに急がない造りも良い。

じわりじわりと近付いてゆくからこそ,
登頂の達成感が半端ない。

登頂からエンドクレジットの流れが,粋な優しさに満ちて,めっちゃ感動。

世界に誇れる傑作!

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AKIRA

4.0圧倒

2009年6月22日
鑑賞方法:映画館

興奮

映像・本筋は大変素晴らしかったです。
ただ、人間関係が簡単に片付きすぎなので、もう少し掘り下げて欲しかったです。後で原作読んで補完しないと・・・

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山椒魚

4.5先達の偉業に感無量

2009年6月21日
鑑賞方法:映画館

泣ける

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kita-kitune

4.5すばらしい映画でした

2009年6月5日
鑑賞方法:試写会

泣ける

興奮

試写会で見ました。過酷な環境での撮影ということがひしひしと伝わってきました。
既に原作を読んでいたので、どのシーンも違和感なく見ることができましたが、映画だけだと伝わりにくい部分もあったように思います。
観てから読むか、読んでから観るか。合わせて原作を読んでみるのもいいと思います。

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カンフール

4.5体感できる

2009年6月3日
鑑賞方法:試写会

興奮

鑑賞前に、監督・出演者の思いを聞いていたので、ストーリーより、どうやって撮影してるの?って言う疑問が先に浮かんできた。
過酷な撮影だったって言う一言では片付けられないほど、大変な撮影だったことが、映像からうかがえる!
当たり前だけど、撮影が過酷だったって言うことは、ただ地図を完成させるために、劔岳を目指した主人公たちは、それ以上過酷な状況を体験してるってことになるんだなぁって思うと、今さらながら、尊敬してしまう。
とにかく、百聞は一見にしかずです。

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ぷらねっと

4.5アルペンルートに行きたい!!

2009年6月1日
鑑賞方法:試写会

単純

幸せ

自分の目で実際に見たくなりました。本当に綺麗な景色です。夏と冬の雷鳥の姿。声。見事な雲海。ただ仕方の無い事ですが、悪天候時の映像がすごく見づらい。また悪天候時から映像が変わったとき画面がすごく眩しく感じました。突っ込み所として
山岳会のあの格好。それで登山ですか?な感じでした。最後の方の香川と浅野のシーン感動でした。

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おたま

3.5絶景!この景色を見るだけでも価値有り!

2009年5月21日
鑑賞方法:試写会

知的

この映画は日本地図の完成の為にまだ未踏だった劔岳を
登頂するまでの話なのですが、
その劔岳を登るための登頂ルートを検討するため、
その時点で雲より高い位置まで登っています。
そんなシーンが、冒頭から直ぐ用意されています。
絶景、絶景、ホントに凄いゼッケイなのです。
夕陽で雲の絨毯がオレンジ色に輝いている様は素晴らしい
絶景です。

役者も
浅野忠信や香川照之に、役所広司や宮崎あおい
といった芸達者な人達を集めているのですから水準以上です。

いちゃもんをつけるとするならば、
これだけの「ホンモノ」を集めている割には
胸に迫るものが弱いって事でしょうか。

でも、今回は
木村監督のこだわりにこだわった
劔岳の風景を
堪能する価値、おおありだ!
と思います。

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カサキショー