「映画に詳しい人程面白い映画」スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ フリーダさんの映画レビュー(感想・評価)
映画に詳しい人程面白い映画
「ジャンゴ〜django〜」というタイトルは、「続・荒野の用心棒」という昔の映画の原題です。
なんといきなりの登場は、クエンティン・タランティーノと香取慎吾です。(香取慎吾の登場に息子は喜んでおりました。)
壇ノ浦の戦いから数百年後の根畑(ネバダ)ある湯田(ユタ)という村でのお話です。
その村は平家再興の黄金が埋蔵されたる地との噂があり、清盛(佐藤浩市)率いる平家達赤い軍団がやって来て、墓を掘り返し村を荒し放題に暴れていた。
保安官(香川照之)さえ服従させ、村を完全に支配していた。
それに逆らったアキラ(小栗旬)は、妻(木村佳乃)と子供の目の前で殺されてしまう。
そこへやって来た義経(伊勢谷友介)率いる白い源氏の一団が弁慶(石橋貴明)らの攻撃で権力を握る。
村は更に荒廃して、ほとんどの村人は逃げ去ってしまう。
そこへ現れた凄腕のガンマン(伊藤英明)を両者共が用心棒に雇おうとするが、村人のルリ子(桃井かおり)の家に滞在する事になる。
そこで出会ったルリ子(桃井かおり)の孫の少年・平八に、幼い頃父親をギャングに殺された自分を重ね合わせる。
清盛に夫を殺された静(木村佳乃)は、義経の元へ逃げ込み情婦になっていた。
平家と源氏の対立が激化し、戦いに巻き込まれるガンマン(伊藤英明)。
戦いの中、静も殺され、遂に立ち上がる伝説の女ガンマンは、なんとルリ子(桃井かおり)だった。
彼女は、オープニングに登場したクエンティン・タランティーノの弟子であったのだ。
そして源氏、平家、二人のガンマンらの最後の戦いが、始まった、、、、
話の筋としては、まともなのだが、途中は細かいギャグが満載です。
特に保安官の香川照之は、美味しい所独り占めですね(さすがいちご娘さん!)
佐藤浩市も頭の悪いボス役で笑わせてくれましたし、石橋貴明も相変わらずの下手な芝居ながらも笑わせてくれます。
この映画は、何故か台詞は英語で字幕になっています。
それってどうなの?って思っていましたが、意外と観れちゃいましたね(^o^)
熱演していたのが、木村佳乃でした。あまり好きではないのですが、今回は頑張っていたと思います。でも確か彼女ってバイリンガルというプロフィールだった筈なんだけど、英語の台詞は、、、、あれっ、、、、(*´Д`*)
エンディングは、北島三郎が歌う主題歌「ジャンゴ 〜さすらい〜」です。(雰囲気バッチリで、いいですね、これ♪♪)
ちなみに、息子は「伊勢谷友介が窪塚洋介にそっくりだった」と言っていました。
堺雅人が最後に叫ぶ「ヘンリー〜」がツボだったそうで、大笑いしていました。
「結局、伊藤英明が誰なのか名前も解らなかったなぁ」
「くだらないけど、面白かった」そうです(*⌒▽⌒*)b