「楽観的性格な主人公に違和感」私は貝になりたい ソビエト蓮舫さんの映画レビュー(感想・評価)
楽観的性格な主人公に違和感
トーク番組「だれかto中居」で、
中居正広と仲間由紀恵が久々に共演した回をきっかけに、
観てみようとサブスクで鑑賞した。
厳しい生い立ちを背負った主人公が、突然届いた赤紙を起点に、
辛く耐えがたい困難な宿命に振り回される展開の作品だが、
中居が演じる主人公の、招集前の楽観的な性格への裏付けが、イマイチしっくりしない。
生い立ちの過酷さと楽観的性格が結びつかないので、
死刑執行の瞬間まで、ずっと違和感を漂わせている。
主人公の描写から漁師でもないのに、
「貝になりたい」という羨望の動機への帰結もよくわからないまま終わった。
監督はその後、ヒット作ドラマを次々と輩出してきた人物なだけに、
主人公の表現力の問題なのかなと思ってしまった。
色々と残念な作品。
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