「超絶映像革命!」トランスフォーマー しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
超絶映像革命!
"トランスフォーマー" シリーズ第1作。
通常スクリーンで鑑賞(字幕)。
アニメシリーズは視聴済み。
中学2年生の夏休み、奈良に住む祖父と観に行きました。近鉄奈良駅の近くにあったその映画館―シネマデプト友楽は今はもうありません。とても寂しいです…
車が、戦車が、戦闘機が、一瞬の内にロボットに変形するシーンは、パーツのひとつひとつが細部に渡って描き込まれていると云う恐るべき情報量でした。それらが複雑に接続されて、トランスフォームしていく様が圧巻の一言!
冒頭から度肝を抜かれっぱなしでした。実写との融合も違和感が無く、計算し尽くされた画面づくりに息を呑みました。まさに映像革命だと、興奮が止まりませんでした。
緻密に描いている分、何が起こっているのか分からないシーンがたくさんありました。例えば最終決戦、オプティマス・プライムとメガトロンが絡み合いながら壮絶な肉弾戦を繰り広げましたが、揉み合った瞬間それぞれのパーツが混ざり合って、どちらがどうなっているのかが正直分かり辛かったです。
映像革命に興奮した反面、CGさえあればどんなに複雑なシーンでも描けてしまうんだなぁ、と従来のミニチュアや着ぐるみを使った特撮が陥っている危機を改めて実感させられた瞬間でもありました。日本の特撮よ、頑張れ!
たくさんの高級車が登場しましたが、それらを惜しげも無くボロボロのメタメタに破壊してしまう激烈なアクションシーンに、贅沢極まりないハリウッドらしさを感じました。
「ハリウッドの破壊王」の異名を欲しいままにしているマイケル・ベイ監督ならではの火薬大増量の爆破シーンと、街中で繰り広げられる壮絶なバトルは大迫力。街を丸ごと壊してしまうんじゃないかと心配してしまう勢いに圧倒されました。
[以降の鑑賞記録]
2008/01/01:DVD(吹替)
2013/01/20:日曜洋画劇場
2018/07/14:土曜プレミアム
※修正(2024/03/13)