あるスキャンダルの覚え書きのレビュー・感想・評価
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頼りないケイト・ブランシェットを見たかったら
女王さまキャラのケイト・ブランシェットが、頼りなく、頭もそこまで…の役で、ちゃんとハマってます。でも魅力的。ジュディ・デンチが主演女優賞を、ケイトが助演女優賞を総なめにしているんですね。
LGBTの描き方も、今ならもう少し違うかも。
【5.26追記 アカデミー賞は、お二人ともノミネートで、受賞はならずでしたね。】
ジュディ・デンチの入浴シーンあります
2022年8月20日
映画 #あるスキャンダルの覚え書き (2006年)鑑賞
アカデミー賞にノミネートされた主演の #ジュディ・デンチ と助演の #ケイト・ブランシェット の演技が素晴らしかった
ただ、シナリオはうーん、イマイチ
ドキドキした
ケイト・ブランシェットがとても美しくて見入ってしまう。
この美貌なら小学生と関係をもつこともあるかもしれないと思う。
海外の小学生は成熟なイメージがあるから。
内容は、有名な事件であるけれど、サスペンス的な描写だと思った。
バーバラ役のジュディ・デンチの口調で語られる思い。
最初は新任教師への嫉妬かと思った。
しかし、それはやがて異常性であると観客に気付かせ
いつしか偏った愛になっていく。
独占したい思い、
近づきたい思い、
秘密の共有という興奮に
それを盾にした支配、
依存(猫の死の時など)
ボディタッチ・・・
そして復讐。
ハートマークのシールなど
作品の完成度が素晴らしいと思う
極めつけは
最後他の「代役」を見つけるところ
とても良い作品を見たと思った
孤独と依存と執着と…
もうジュディデンチ演じる先生に圧倒…孤独を埋めるために他人に依存し、束縛と執着と…めちゃくちゃ怖かった。恐ろしい。自分のことを普通やと思い込んでる人が1番怖いかもしれんなと思いました。そして、ケイトブランシェットがめっさ可愛い。あんな綺麗な先生どこにおるねん!!そら、執着もするがな!ってなった←おい
新しい目線!
こじらせ恋愛系サスペンス色々と見ましたが
バーバラのキャラは今までなかったし
定年間近のレズビアンでストーカー気質。こんな人に好意を持たれたら嫌だという
新しい発見。また、バーバラの目線で伝えていくのが良い。
シーバの目線で、暴露した犯人探しなら多いパターンだけれど。
シーバは愚かだけれど主婦業に必死だった10年近くから解き放され社会に出たら女として見られることに忘れていた自分に目覚めちゃうってわかる。
まぁ、未成年はやめとこうね〜。
浮気をするなら大人としろ!
なんだか名言のようなビル・ナイの台詞が印象的です。それにしても、教師と生徒のセックススキャンダルがこれほどまでの大騒動になるとは、さすがイギリスでしたよね。普段、ハリウッド映画ばかり観ていると、ちょっとビックリするかもです。それにしても、そうしたネタに飛びつくタブロイド紙の記者たちも凄いです。イギリスのお国柄の一端を垣間見たような気分・・・
やはり見どころは2人のオスカー女優の競演。特に、定年間近のオールドヴァージンのベテラン教師バーバラを演じたジュディ・デンチは、まるでその人物に乗り移ったかのように鬼気迫る演技。孤独、嫉妬、自尊心、そして強迫と裏切り。ナレーションが彼女自身であったこともあって、観客は否応なくバーバラ視点を強要されるわけですが、たとえ同じ境遇に立たされたとしても猫の死という転換期からはまったく共感できなくなる性格に背筋が凍りつくほどの思いになりました。
(個人的)男性目線からだと、シーバ(ケイト・ブランシェット)の情事の相手である少年にも感情移入してしまいます。中学時代にいた憧れの美人美術教師。受け持たれたこともない先生だったのに、美術室前で呼び止められ、雑用を手伝わされた経験を思い出しました。狭い美術準備室には2人きり。大人の女性の匂いが少年の心をくすぐってきます。ほんの30分ほどの甘いひとときを大人になってからあれこれ妄想してしまう記憶。そんな記憶のせいで少年の心にどっぷりと溶け込んでしまいそうでした。
「浮気をするなら大人としろ!」・・・シーバの年上の夫の声によって、ハッと気が付き、大人視点になった自分がいました。性能力の衰えを認め、妻を満足させられない哀れなコキュでありながらも、ビル・ナイには家族の幸せだけをひたすら求める姿に人生の達人を感じてしまいます。そして、外見からは判断できないブランシェットの孤独。さらにはその孤独性を早々と見抜いていたデンチの眼力。もしかすると少年にも見抜く能力があったのかもしれません。各々の登場人物の心理がこうやって手にとるようにわかるほど、見事なストーリーを組み立てていたのです。
無理矢理とも思える友達作り。相手に自分の理想にそぐわない部分があると、それを許せない性格の主人公。友人であれ、恋人であれ、夫婦であれ、相手の欠点をも理解する寛容さがなければ、自然な関係は生まれない。小品でありながら様々なことを教えてくれる作品でした。そして、終盤に校長がバーバラに過去の事実を責め立てる内容に愕然・・・さらに追い打ちをかけるラストシーンには寒気がするほど。なんだか凄い映画だ・・・・
実話が元だなんて恐ろしい
観たことあるのを忘れてもう、2・3回観てしまっている…
外国版“家政婦は見た”じゃないけれど…レビューの評価も悪くないけれど…好きになれない。
こういうの好きじゃない。
ブラックな心境を伝染されてしまうというかね。
感情移入しやすいからだろうか。
先の読めない展開が面白い
人間の暗いイヤな感情の裏側を描き出している。若さと老い、不倫、同性愛、身体障害など、人に言えない悩みを抱えながら社会での地位を維持しようともがき苦しむ姿がリアル。
不快なのに引き込まれて最後まで観てしまった。
欲望と理性と本心と
良心・常識・建前と、欲望の本心との振り幅の中でドラマが進んでいって見ていて疲れた。バーバラの計略も、孤独を恐れる本心の一面なんだろうし、家族を大切に思う気持ちとスティーヴンを欲する衝動と、矛盾しているようでシーバの中ではそうではない。
まぁでも、バーバラはとにかく極端だし、ケイト・ブランシェットはかわいいし、なんだか不毛だった。
醜聞なんて軽くかすんでしまう女の異常心理の怖さ
総合80点 ( ストーリー:80点|キャスト:85点|演出:80点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
自分自身が偏屈で頑固で人を受け入れない性格であるがために自分の家族もなく友人すらない孤独状態で、それを埋め合わせようとして歪んだ性格がさらに歪んでしまっている初老の女教師バーバラの異常心理を描く。本来は生徒と関係をもった女教師の話なのかもしれないが、この映画の主題は題名と異なる。
主役のバーバラがジュディ・デンチだが、日常の厳格な態度とその裏に潜む激しい思い込みと欲望を素晴らしく演じている。人との繋がりがなくて休日もすることがなく、バスの車掌に偶然触れるのが男を意識する唯一の接触という生活がこの怪物を作り上げる。黒い欲望で獲物を捕らえて飲み込んでいく姿が不気味。設定がしっかりしているし演技もしっかりしているので、この登場人物の存在感がとにかく際立つ。劇中で読み上げられる彼女の心理を表す日記や心理の解説が自分よがりな彼女の本性を炙り出している。
また弱さをバーバラにも生徒にも容易に付け込まれる新任の女教師をケイト・ブランシェットが演じ、こちらも脆さをさらけ出していく演技が上手で、事実を基にしたと言う15歳の生徒との関係なんていう醜聞なんかどうでもよくなって霞んでしまうほどに女教師二人の関係が見応えがあった。名前だけが登場するジェニファーとの関係も気になる。
いわゆるお局さんと言われる、職場でちょっと歳を重ねている権力や人間関係に異常な執着心を持つ人に会うことがある。彼女たちの行動もまた異常と言えるようなものであり、この映画のバーバラはまさにそれを思い起こさせる。何故時々女性はこのような非論理的な激しい思い込みに囚われてしまうのかわからないが、そのような怖さが映画から伝わってきた。
単純明快な展開とハッピーエンディングが好きな俺的に‥
‥な俺的に‥
これはナシだな~ヽ('ー`)ノ~
何故借りたんだろうヽ('ー'#)/?
でも‥
JデンチとKブランシェットは‥素晴らし過ぎるよ└|∵|┐♪┌|∵|┘
俺の好みでは無いが‥
素晴らしい作品かも?です(*^_^*)♪
実際の事件を礎に書籍化‥
書籍化から映画化☆ミ
で‥
このオチは読めなかったな(*'-^)-☆
◇Jデンチが都会の孤独を‥
◇Kブランシェットが1人の女性の病みを‥
良く演じてましたヾ(*'-'*)
☆評は‥
DVD\80水準にて‥(^-^)
DVD買う度⇒①★
モ、1回見たい度⇒①☆
オススメ度⇒⑤♪♪♪♪♪
デートで見る度⇒①◎
観る相方o(^o^)o】‥男性向きな映画の気がします(^ヘ^)v
観た後の飲み物】ドライシェリーか辛口の白ワイン
観た後の食べ物】ラザニア
堅い映画?硬派な映画?本格派?なの好きな方なら‥
もっと☆評価が高いでせうな(^-^)/~
ショタコン教師と・・・
ジュディ・デンチという007カジノロイヤルの司令官もやっている(電池?)おばさんがアカデミー賞主演女優賞、美しいケイト・ブランシェットが助演女優賞を同時ノミネートされた映画です。正直、予告編から「イギリス版 家政婦は見た!」
程度にしか思っていませんでしたが、意外や意外。面白かったです。展開が非常に速くて最初の30分で大事件が起こってしまい、その後、ジェットコースター的に(??)お話が進んでいきます。お見事!2人の女優賞、納得です。おすすめ!
おんなとせいよく
いかにもイギリス作品という感じ。品よく仕上げながらも、小粒だがきりっと渋苦味が効いた佳作。
ストーリーはオールドミスの教師(日本でいう中等部と高等部をまたいで受け持っているような感じ)バーバラ(ジュディ・デンチ)は辛らつ狷介な性格ゆえか親しい友もおらず、猫と孤独に暮らしている。そんな彼女の趣味は日記で、日頃の鬱屈を丸ごと吐き出すように綴るのが日課だ。そんなあるとき新任の美術教師シーバ(ケイト・ブランシェット)が赴任してくる。彼女の美しさに惹かれ、友達となり、入り浸る。ふとしたきっかけでシーバの秘密、まだ15歳の男子生徒と情交を重ねていることを知ったバーバラは「彼女を支配しよう」と日記に書き記し、実行に踏み切る。シーバの家庭を壊し、生徒と彼女のキャリアを破滅させ、バーバラのたくらみは成功するかに見えたが、シーバは企みを知り、家庭に戻っていく。そしてバーバラはまた新たなターゲットを見つける。
正直、この映画にでてくるのはいわゆる「えげつない」人間ばかりだ。(もっとも気をつけなくてはいけないのは、どこからどこまでがバーバラの視点で、どこからが登場人物たちの視点なのかがあいまいな点である。全てがバーバラの視点ともいえるし、そうでないともいえる。暫時都合よく脳内変換していくような人間の語る言葉をナレーションにしているので、それを信じるべきかどうかは観客にゆだねられている。)「労働者階級の学校」と自らの職場を一刀両断し、遠慮なく他者を罵りながらも、シーバの髪の毛まで収集し日記に貼り付けるような執念をみせるバーバラはもとより、その被害者たるシーバも、もとは自分の担当教授だった男を色仕掛けでその妻から略奪したような人間だし、その相手となる教え子の少年だって、問い詰められれば「性欲だけでした」とあっさりゲロっちゃうようなアリサマである。(その反対にシーバの家族は温かみのある描かれ方をしており、そこに安住しきれないシーバの業の深さが際立つ図式になっている)エゴとエゴがぶつかり合うような作品ではあるのだけれども、アメリカのサイコスリラーのようにこれでもかこれでもかと食傷するまで波状攻撃をかけるわけではない。いささか説明過多かなとは思うけれども、舌の上にいつまでもしつこく残り続けるというわけでもない。ぎりぎりの品よさを保っているのはさすが。ある程度の年齢いった女なら、バーバラの独白する「何かの拍子にバスの運転手の手が触れただけで下腹部が熱くなる」というような台詞には共感できると思う。孤独と性欲、そしてそれだけではない他者を求める有無を言わせぬ力。それに突き動かされるバーバラを哀れには思うけれども、共感はできない。ふとバーバラは同性愛者であることを認め、カムアウトすればもっと事態は良い方向へ進んでいくのでは?とも思ったが、それができないからこそ、ああいう人間へ作り上げられてしまったのではないだろうか。バーバラの願いを誰も受け止めない。シーバの欲求も受け入れるものはない。シーバを「愛した」男子生徒も、シーバの真の欲求からは逃げており、夫の思いを(根源的なところで)拒否しているからこそ今回の事態が招かれたことを考えると、誰の感情も交差せず、なんとなく登場人物全員が線の切れた電話機に一生懸命話しかけている印象があった。(シーバはダウン症の息子を預けられるようになったから教師になったし、娘の恋人はでてこず、彼女は「携帯」にむかって喜怒哀楽を繰り返している。)「受け入れてくれ」という叫びで構築された映画、といえなくもない。
アカデミー賞、主演助演女優賞にノミネートされたことをみれば瞭然であるが、とにかくジュディ・デンチとケイト・ブランシェットの演技合戦が見物。ジュディ・デンチは今回、常に人をバカにしなければプライドを維持できないような壊れた人間をいつでもシャツの第一ボタンまで締めている律儀さで演じていました。女優の演技合戦なんていうと、常に相手より一歩前にでることをお互いが意識しあっている様相を呈しかねないが、ケイト・ブランシェットはやや引きづられ気味ながらも、堂々と渡り合っていた。(どうでもいいが、ケイト・ブランシェットの旦那役のビル・ナイとジェームズ・クロムウェルが私はいっつも区別がつかない。)しかしジュディ・デンチはすごいね。こういう変態おサイコ系の役からシェークスピア、007の上司からイギリス女王まで演じきれる力量に驚嘆した。(そのあたりはアンソニー・ホプキンスをチョト連想したりしなかったり)さすがはディムですな。
昔、「マリアの恋」という佐藤愛子の小説を読んで、年をとっても性欲が存在したらどうしようと思った。男はそういう意味でうらやましい。年をとっても性欲を消費できる環境(つまり風俗やらなにやら)があるが、女にそれはない。賞味期限が切れてしまったらあとは腐り果てるだけなのだ。バーバラは醜いが、だがそれは単にオノレのある部分を鏡面の中に見出しているようなものなのだ。「性欲」と「補完欲求」という、「自分」の一番弱い部分を。
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