「食べ物ってのはね、目を閉じて」レミーのおいしいレストラン shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
食べ物ってのはね、目を閉じて
クリックして本文を読む
映画「レミーのおいしいレストラン」(ブラッド・バード監督)から。
確かに、料理が苦手な見習いシェフのリングイニと、
料理が得意なネズミ、レミーの友情と成長を描く作品だが、
私は、彼らの関係よりも、食に関する言葉のメモが多かった。
誰の台詞か忘れてしまったけれど「食べ物ってのはね」で始まり、
「目を閉じて、一口かじって、ゆっくり噛んで、味わいながら」
と続くフレーズになるほどなぁ、と思わずにいられなかった。
この作品鑑賞後、私はこの台詞を実行してみた。
驚くことにいつもの「食べ物」が違った味に感じられた。
視覚から入る情報が多すぎて、事前の知識や経験から、
その味を想像してしまう癖がついていたことに気付いた。
「僕の知る限り、食べ物は健康な体に必要なもの」
「1個ずつだと、独自の味。
でも、一緒に食べるとまったく新しい味になる」
「いいパンの見分け方は、香りでも見た目でもなく、皮の音、聞いて」
「最も新鮮なものは、自家製か生産者を買収する」
「誰でもが、偉大なシェフにはなれない。
だが、どこからでも偉大なシェフは誕生する」・・・
さすがディズニー映画だなぁ、脚本がしっかりしている。
コメントする