「Drinkup me hearties YO-HO」パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド Taiyakiさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5Drinkup me hearties YO-HO

2007年8月20日

笑える

楽しい

興奮

見終わった後、頭が真っ白になってしまった。
かなり短かく感じた2時間40分で、これですべて終わったのだ、と感慨無量となった。
あまりの感動に言葉が出ない。
始めから最後の最後まで瞬きする瞬間でさえもったいないストーリー展開、主役から脇役までの登場人物それぞれの魅力、そしてハンス・ジマーの壮大な音楽。
特にエリザベスが海賊の群集に演説を行うシーンでは、力強い台詞と見事に雄大な音楽がシンクロしていて、僕の胸を力強く打った。
ジャックの出番が少ない、とこの作品を見る人は皆口をそろえていうが、それはそうだ。
もともと、呪われた海賊達のときからジャックはこの“物語”の主人公ではない。
いかなるときもさまざまな困難を乗り越えてきたウィルとエリザベス。
カリブの海賊はこの二人の為にあったようなものだ。
また、新キャラ、サオ・フェンがあまり活躍してないとの声もあるが、それはスター・ウォーズのボバ・フェットを考えると別に良いではないだろうか。
このシリーズはスター・ウォーズとかなり似ていると言われているが、そのスター・ウォーズも数々の作品をインスパイアしている。
つまり、名作はすべてインスパイアから生まれるのだ。
パイレーツ・オブ・カリビアンは、スター・ウォーズ、ロード・オブ・ザ・リングと並ぶ、映画史に永く語られるシリーズとなるだろう。

Taiyaki