「配役が絶妙!」ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 ロロ・トマシさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5配役が絶妙!

2007年8月14日

楽しい

萌える

原作ファンの自分は、映画と自分のイマジネーションがどれだけシンクロしてるかって感じで毎シリーズ観ることにしてます。
およそ2時間の尺で原作の内容を全部入れるのは土台無理で、毎回原作のダイジェスト版を観せられてるよなあ、って感じで…それはもう、仕方ないんですよね。

いや、面白いことは面白いんですよ。毎回視覚的に楽しませてくれるし。
只、いつも説明不足で、どのシークエンスも矢継ぎ早。原作知らない人にはかなりキツイんじゃないかあ。ハリーの重要な秘密についても、そこはもうちょっと説明しとけよ!って歯痒くなりましたよ。ルーナ・ラブグッドについてあんだけ時間割いてんのに…。

でも毎回感心するのがキャスティングの上手さ!
ドローレス・アンブリッジ役のイメルダ・スタウントンはまんまハマってたなあ。ルーナ・ラブグッドはちょっと可愛い過ぎたけど、それでも違和感はそんなになかった。それにルーピン役のデビッド・シューリスは個人的に原作のイメージピッタリで、「アズカバンの囚人」以来久々の登場に嬉しくなりました。
エマ・ワトソンはますます萌えるなあ。あのスキャンダルが気になるところですが…。

決してつまんない映画ではないんで、原作を知ってる人は映像のダイジェストを観る感じで、原作知らない人は純粋に魔法の世界に浸れば、いい映像体験になると思います。

それにしてもネビル君は背が伸びたなあ…。

ロロ・トマシ