ザ・シューター 極大射程のレビュー・感想・評価
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導入部はいいが、後半は興醒め
前半は、1キロ以上の距離から標的を打ち抜くという本能的興奮を刺激するだけでなく、科学的な理論展開もあって面白いが、後半は追い詰められた主人公がただの殺人マシーンになってしまい、やや興ざめ。全体に、ストーリーの上っ面だけを舐めていったような作り。
ここは、B級作品と割り切って観た方がいいかも。
だまされちゃっていいの
ものすごいスナイパー
大統領暗殺阻止のために、尽力しようというのに、なぜ、嵌められてしまうのでしょう。
まー、それがなければ、物語は始まらないのですが。
主人公は、狙撃の名手なのに人間的なところがよいです。
それにしても、組織は汚いね。
まあまあ
どっかで見たような映画。
可もなく不可もないってとこでしょうか。
最後黒幕が裁かれないところは腑に落ちませんが。
もう少し短く編集したほうがよかったんじゃないかな。
ただ射撃については丁寧に触れられているので、射撃や銃が好きな人にとってはおもしろかったのかも。
こんな映画じゃ、イヤ
原作に小細工しているのが、どうにも許せない。中途半端であやふやな時事ネタなんか入れるんじゃね、ラストを変えて安直な映画で終わらせるんじゃね、なんて口汚くののしりたい気分。アメリカでヒットしなかったのが納得できる仕上がりだと思うけど。
原作を読んでいないとこの映画おもしろいの? へんてこな時事ネタがストーリーの中核になっていても?
大統領でなく大司教が暗殺された理由はわかるのこの映画で?
見応え十分。
2000年「このミステリーがすごい!」海外作品部門第一位となった、スティーブン・ハンターの小説が原作。とってもアメリカっぽいアクション映画です。
原作との違いは、まず主人公の設定。ちょっと前なら、この手の元海兵隊員といえばベトナム帰りで、原作小説もその通りの設定なのですが、21世紀にもなると、流石にいつまでもベトナムを引っ張っているわけには行かないようで、映画での設定は、アフリカの秘密作戦帰りと言うことになっています。それともう一つが、主人公ボブ・リー・スワガー(マーク・ウォルバーグ)が陰謀に巻き込まれていくその過程ですが、原作ではある特殊加工の施された新開発ライフルの試射という事になっていますが、映画のほうでは、大統領暗殺阻止のためという事になっています。あと、ラストシーンですかね。原作では法廷のシーンになっていますが、映画では大きく違っています。この辺が、原作と映画の主な違いですかね。。
単なるアクション映画には留まっていません。アクションサスペンスと言うジャンルですが、確かにサスペンス。大きな組織の陰謀に巻き込まれているので、誰も見方が居らず、スワガーはしばし、一人での戦いを強いられます。しかしそのスワガーも、ランボー張りの荒唐無稽の超人と言うことではなく、高度な訓練を受けた非常に有能な元兵士と言う描かれ方なので、それほど「それは無いよ!」と言う感じは受けません。むしろ、次はどうなるのかと、ドキドキハラハラさせられます。その意味では、「このミステリーがすごい!」第一位と言うのも納得です。
ダニー・グローバーの役柄にかなり意外感があります。彼は、警官役などが多いですが、こう言う悪役は少ないんじゃないかな。その為か、低い声で、若干聞き取りにくいしゃべり方でした。
かなり頻繁に人が死んでいくシーンがあります。狙撃がほとんどなので、あっけない死に方ですけどね。それでも、私はそれほど嫌な感じはしませんでした。それと、何故だか判りませんが、ほぼ現代の設定のはずなのですが、そうは感じませんでした。それは、この物語の重さなのか、それとも、シリアスな映画のためなのか・・・。スワガーの家のシーンで、机の上に ”9/11” と書かれた本があったので、それ以降という設定だと思うんですけどね。アクションですが、脳みそ筋肉と言うばかりではなく、きちんとサスペンスの要素もあり、見応えのある映画だと思います。
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