「有名な原作らしいが、映画は単純なアクションもの」ザ・シューター 極大射程 Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
有名な原作らしいが、映画は単純なアクションもの
総合:70点
ストーリー: 65
キャスト: 75
演出: 75
ビジュアル: 70
音楽: 70
原作は読んでいないが、映画とは随分と違うようである。物語の設定やサスペンス的なものなんかは単純化され、活劇と主人公側の正義の完遂というものが強調されたものになっているようだ。ほぼ孤立無援の状態で悪の巨大組織と戦っていく姿は、物語だけ見れば従来の普通のアメリカの活劇映画と大差はない。
活劇はなかなか洗練されているように思う。しかし雪山の上での場面はどうだろう。どうやってあそこに登り身を隠し相手が来るのを待っていたのだろうか。どうやって隠れた敵の狙撃者を見つけたのも気になった。だが全体的には活劇映画として楽しめる。
結末は気に入らない。こんな単純なことでいいのだろうか、今までの物語は何だったのかと思う。この部分だけいきなりB級映画になった感じがする。
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