「スワガー・サーガの始まり」ザ・シューター 極大射程 かせさんさんの映画レビュー(感想・評価)
スワガー・サーガの始まり
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狙撃手の冒険ヒーローといえば、このボブ・リー・スワガーをおいて他にいないでしょう。
原作はスティーブン・ハンターの『極大射程』。
元海兵隊スナイパー、ボブ・リー・スワガーは、戦場で相棒の観測手ドニーを喪い、退役後は生まれ育ったアーカンソー州に隠棲していた。
そこに部下を率いて現れた陸軍元大佐ジョンソンが、大統領暗殺計画を阻止したい、ついては優秀なスナイパーのスワガーにチームに参加してほしいともちかける。
一度は断るスワガーだが、独自に調査し、その計画を成功させるならここしかないという狙撃ポイントを見つける。
悩んだ末にジョンソンに連絡を取るが、それこそが敵の仕組んだ罠だった。
当日、狙撃事件は実行され、大統領は無事だったものの壇上で大司教が射殺される。
そしてその犯人として仕立て上げられたのが、スワガーだったのだ。
敵の手先の警官から銃撃を受けるも、スワガーは辛うじてその手を逃れる。
全米に狙撃犯として手配されるが、FBI捜査官メンフィスは、スワガー犯人説に違和感をおぼえる。
単独で捜査するメンフィス。
その動きを察知したジョンソンの手下に捕まり、自殺に見せかけて殺されそうに。
そこにスワガーが現れ、間一髪メンフィスを救う。
二人はバディを組み、アメリカの闇を支配する巨悪に戦いを挑む。
とにかく銃器に関する知識と描写が素晴らしい。
作者のマニアックな銃器考証を、たっぷりと楽しめる作品。
原作は続編が沢山出ており、ボブ・リーはもうお爺ちゃんですが、それでも最後の狙撃は必ず決める、必殺の仕事人。
心のスーパースターです。
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