劇場公開日 2007年6月1日

「典型的なアメリカ映画」ザ・シューター 極大射程 gunsさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0典型的なアメリカ映画

2015年11月21日
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主人公がアメリカ政府、権威、汚職を相手に戦うという典型的なアメリカ映画。個人的にマークウォールバーグが好きなので、評価にバイアスがかかるのは否めませんが、なかなかいい映画だったと思います。アメリカの民主主義とは何か、正義のための犠牲は仕方ないのかというお決まりの問いかけがあって、警察国家としてのアメリカが孕んだ矛盾によって苦しむ主人公を描いています。だいたいこういう映画のヒーローは退役軍人ですが、軍で学んだテクニックが細かいところで披露されてて、個人的にはそこが好きでした。終わり方も、悪を一網打尽にして終わるという感じでしたが、綿密な作戦や、あるFBI職員との協力、警察からの逃走シーンなど見所が多くて見応えがあったので、高評価です。

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