ロッキー・ザ・ファイナルのレビュー・感想・評価
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感動した!
ロッキーもかなりの歳になり、現役のチャンピオンと戦っても勝てるはずはないので、多分茶番劇になるのではないかと思っていたが、試合そのものは1作目のロッキーを見たときの感動が蘇ってきた。ボコボコに打たれて倒れても、何度も立ち上がり、立ち上がろうとする姿を見ていたら、涙が溢れてきた。
ボクシング自体の面白さもさることながら、含蓄のある名セリフのオンパレードも見所(聞きどころ?)。以下はその一つ。
心は年をとらない
the last thing to age in somebody is their heart
(フルバージョンは→心は年をとらないと証明してみせて)
『いかれたじじいだぜ。』 『お前もそうなる。』
『いかれたじじいだぜ。』
『お前もそうなる。』
最高に陳腐な映画。
『君がいなかったら何も出来なかった。エイドリアン 君のおかげだ。』
そして『やったよ。』
ビル・コンティのインストゥルメンタルがグルービィ。
学生の頃、友人が部長をやっていたスイングJAZZバンドのテーマ音楽だった。40年前なので、著作権は時効だよね。今はやってないし。
スタローンは偉大
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ロッキーはレストランを経営していたが、現役復帰を希望し、復帰する。
そして金の亡者達がビジネスのため、無敵のヘビー級チャンピオンと戦わせる。
無敵だが人気の全くないチャンピオンと、老齢だが人気は今も抜群のロッキー。
ロッキーがボロ負けするというのが巷の予想だった。
試合前、つまらない怪我を恐れたのか、ロッキーを恐れたのか、
チャンピオンは、本気でやらないでやるからおとなしく負けろ的な事を言う。
当然そんなことには屈せず、いつものノーガードで本気で行く。
ジョジョに形勢は互角になって行き、最終ラウンドまで終了。
判定1-2で負けるが、人々に勇気と感動を与えた。
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シリーズを追うごとに面白さが減ったイメージのあるロッキーだが、
今作は初回作を思わせる面白さだった。
60歳とかになって現役復帰するのはあり得ないと思うが、
そういう部分を除いては自然で、気持ちがよくわかった。
今回はアクションが少なく、最後の試合のシーンくらいだったが、
スタローンの体当たりのアクションには感動した。
あのロケは結構本気で殴り合うということを聞いたことがあり、
映画にかける彼の強い気持ちを感じることができた。
ちなみに試合のシーンの観客ははエキストラではなく、
本当のボクシングの試合を見に来た観客だそうで、
試合前にこんお映画のロケをしたとのこと。
なのに観客の熱狂ぶりはまるで本当の試合を見ている時のようだった。
また、生で見てもそれくらい迫力のあるアクションだったのだろう。
様々な想いを胸に、最後のリングへ…
「ロッキー」シリーズ第6作。
サンテレビ「シネマスタジアム」で鑑賞。
老境に入ったロッキー・バルボアが、現役チャンプとのエキシビション・マッチに挑むことに…。遠ざかっていたリングに再び立つ決意を固めた理由とは、燻っていたボクサーの情熱に火を灯されたから…だけではありませんでした。
偉大な父の存在に悩み疎遠になっていた息子ロバート、義兄ポーリーなど、彼を取り巻く人たちの様々な想いを胸に秘め、最愛の妻エイドリアンの死を乗り越えて、過去の栄光にすがる日々に終止符を打ち、自分自身を取り戻すためでした…
ある意味普遍的な物語をここまで面白いエンターテインメントに昇華させるなんて、もはや見事過ぎる職人技…
人は何に興奮し、何に胸を熱くし、何に涙するのか…。これが映画だよ、こう云うのが観たいんだよと強く言いたい!
ロートルのロッキーが過酷なトレーニングを開始し、1作目のシーンをなぞるようにして博物館の階段を駆け上がる瞬間に涙がこぼれました。往時の勢いは無い、しかしそれでも彼は紛れも無くロッキー・バルボアその人でありました…
ついに迎えたエキシビション・マッチ。ロッキーの往年のファイト・スタイルである、何度打たれても立ち上がる不屈の戦い方で、現役チャンプ相手に一歩も怯みませんでした。
長年のブランクを感じさせない見事な戦いぶりに手に汗握りました。フルラウンドの攻防を展開し、チャンプの骨折などのドラマを生み出しながら最後まで興奮しっぱなしでした。
勝利することは出来ませんでしたが、何かを掴んだように誇らしげにリングを去るロッキーの姿にまたまた涙が…
今を、未来を、精一杯生きていくことをエイドリアンの墓前に報告するロッキーの姿に、なんて素晴らしい完結編なんだろうと思いましたが、後々「クリード」シリーズが始まって一瞬ずっこけたものの歓喜に震えました(笑)。
※修正(2022/05/04)
ロッキーバルボア〜
リアルタイムロッキー世代にも関わらず、むかしは興味なかった。
戦争映画オタクだったのでランボーが好きだった。
今みてみてもロッキー一作目はいまいち良さがわからないんだが、というかさすがに古い、いろいろと。
二作目以降もなんとなくみてないが、このファイナルは思わず涙した快作ですね
ふむ。でも、若い人とあまり若くない人、だいぶ若くない人で感想が違うかなあ。
シルベスタ・スタローンという人は筋肉バカみたいなイメージを持たれがちだが、すごくくせのあるただのヒーローじゃない、何かを抱えているヒーローを描く。たしかうたまるさんがそんなこと言ってたかな。
これもそうで、もはやロッキー・バルボアは過去の人奥さんは亡くなり、ひとり息子ともギクシャクだ。
エイドリアンの兄貴は相変わらず飲んだくれのダメオヤジでロッキーのイタリア料理の店にも迷惑な客としてきたりとか。
そういう、もうなんかあとは朽ちていくだけという環境に現チャンピオンからの挑戦が舞い込む。
はっきり言って青臭いというか、きれいごとかもしれない。世の中はもう過去の人に再び栄光をくれるほどやさしくない。
ロッキーと息子が何度もケンカになる。そこでの会話も青臭いとも言えるかもしれないが、それでも負けたと思った時が負けなのだと感じさせてくれる。
それはいくつになってもそうなんだと。青臭さ万歳だって。中二病と言われようが、信じた道を進めと
そういうメッセージが伝わってくる。
やはり若い人でも感動できるかな、うん。
久しぶりに放映でみて、やはり心揺さぶられた。
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