ロッキー・ザ・ファイナルのレビュー・感想・評価
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ロッキーバルボア〜
リアルタイムロッキー世代にも関わらず、むかしは興味なかった。
戦争映画オタクだったのでランボーが好きだった。
今みてみてもロッキー一作目はいまいち良さがわからないんだが、というかさすがに古い、いろいろと。
二作目以降もなんとなくみてないが、このファイナルは思わず涙した快作ですね
ふむ。でも、若い人とあまり若くない人、だいぶ若くない人で感想が違うかなあ。
シルベスタ・スタローンという人は筋肉バカみたいなイメージを持たれがちだが、すごくくせのあるただのヒーローじゃない、何かを抱えているヒーローを描く。たしかうたまるさんがそんなこと言ってたかな。
これもそうで、もはやロッキー・バルボアは過去の人奥さんは亡くなり、ひとり息子ともギクシャクだ。
エイドリアンの兄貴は相変わらず飲んだくれのダメオヤジでロッキーのイタリア料理の店にも迷惑な客としてきたりとか。
そういう、もうなんかあとは朽ちていくだけという環境に現チャンピオンからの挑戦が舞い込む。
はっきり言って青臭いというか、きれいごとかもしれない。世の中はもう過去の人に再び栄光をくれるほどやさしくない。
ロッキーと息子が何度もケンカになる。そこでの会話も青臭いとも言えるかもしれないが、それでも負けたと思った時が負けなのだと感じさせてくれる。
それはいくつになってもそうなんだと。青臭さ万歳だって。中二病と言われようが、信じた道を進めと
そういうメッセージが伝わってくる。
やはり若い人でも感動できるかな、うん。
久しぶりに放映でみて、やはり心揺さぶられた。
ロッキーは、地に足がついた生き方をしてる。
264-56
バルボア
前に進み続ける。結果を求めることではなく、生きている限り自分の定めた道を前に進むしかない。進むことが生きていることであり、進まないことは生きていないことになってしまうから。だから進まない選択は受け入れられない。今回は他者からの影響よりもとことんバルボア固有の動機にフォーカスする。削ぎ落とされた人生観は第1作目のロッキーと対になる。老いに対しても同じ。老害と言われようが、進むしかない。
ステップやジュニアは若くして進まない人。他人を論じて下らない優越感に浸って、自分の人生を止めている人達も出てくる。そういった輩はバルボアの姿で鼓舞される。誰かのためにバルボアが意図したところではない。バルボアは前にしか進まない。
大好きなロッキーが原点回帰した。 ちょっと無理があるなあと見てまし...
ラストにして原点回帰
間違いなく不完全燃焼であったであろう5からおよそ16年ぶりの続編、当時のスタローンはほぼ60歳(!)なのにあの体!そんで朝から懸垂!笑
体はバッキバキのままだがロッキーはボクサーを引退していて、最愛のエイドリアンも亡くし、息子のロバートとも疎遠に。レストランを経営し、客に過去の試合の話をしながらどこか寂しげに暮らしていた。
しかしやはり自分にはボクシングしかないと消えかかっていた情熱に火がつき、再びボクサーとして再起しようとした矢先、現役ヘビー級チャンプであるディクソンからエキシビションマッチを挑まれる。
まさにザ・ファイナルとあってか過去作のオマージュ(生卵飲みと冷凍庫牛肉パンチ!)やエンタメ要素を抑えたロッキーの真骨頂である「人生」に重きを置いたメッセージ性の強い作品に仕上がっている。
息子のロバートに言った
「人生ほど重いパンチはない。」
ここのセリフは全部コピーして部屋に飾りたいクラスに名言。それをロッキーが言うから説得力がある。
そしてやはり試合のシーンがすごくいい。ラストにして原点回帰とも言うべきか、1とほぼ同じ展開なのである。
あの試合でロッキーはアポロに判定負けした。しかし最後まで諦めずに戦い、やり切ったことに彼は達成感を持ち、結果発表の前にリングから姿を消したのである。
今回の作品もそれと全く同じで、諦めずに最後まで戦い、ロッキーコールの大歓声に包まれながら彼は帰っていた。
最終ラウンドでクリーンヒットを受け、片膝立ちになりながらもロバートに伝えた言葉を思い出し、再び立ち上がったシーンが最高によかった。諦めないを体現した人だった。
これにてロッキーシリーズ終了。どれもワンパターンに見えがちなシリーズだが、どの作品にもそれぞれ明確なテーマがあってどのシリーズもそれぞれ違った良さがあった(内容の良し悪しはアレとして笑)
またシリーズ通して亡くなった人、消えてしまった人も多くいる中、終始ロッキーを困らせてばかりだったポーリーが曲がりなりにも最後までロッキーに寄り添い、良き理解者として、兄として、親友として一緒に居続けてくれた意味はかなり大きい。
当たり前のことだがスタローンもバードヤングも作品同様に歳を重ねている。
そこがまたとても良く、ラストにふさわしいと感じた。
2016年02月06日(土)1回目
2019年02月02日(土)2回目
最後の10分観ればこの映画が大好きになる
スタローンに拍手 ロッキーシリーズはスタローンの人生を大きく反映さ...
オープニングから斬新な展開だったので良かった! ロッキーはプライド...
レジェンドの生き様
ロッキー5があまりにも酷かったので、最後の作品はどう終わらせるのだろうかと思ってましたが、ただのボクシング映画以上の感動がありました。過去の栄光と今の生活とのギャップに苦しみ、古き良き時代を懐かしみ、どうしても好きな物への情熱を失うことができないロッキー。これは年齢を重ねているいない関わらず、誰もが経験をすることで、自然に感情移入してしまいました。また脇役の存在もこのシリーズの魅力です。対戦相手も頑張っても頑張っても報われない苦しみと戦っています。息子は自分に自信がもてず、不甲斐ない自分と決別をしようとしています。ロッキーの知り合いだったシングルマザーも、厳しい生活の中必死に子供を育てようとしています。これらの人物達がロッキーと触れ合う中でそれぞれの道を見つけていくところがストーリーに深みをもたらしていて、作品を魅力的にしています。
おっさんが頑張る激熱ドラマ
初老の奮起に感動!
内容がストレートなので楽しめた。
試合中泣けた。
年齢を重ねた哀愁の漂うロッキーの姿
総合70点 ( ストーリー:65点|キャスト:75点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:75点 )
ロッキー連作の最後と一応言われている今作は、前作同様に第1作の流れを組む不器用なロッキーが登場する。あちらこちらで第1作を連想させる場面が登場して、演出も第1作に依存しているのは古き良きあの時を感じさせるが、過去の名作の遺産にすがっているという失望感も同時に多少は湧き上がる。やはり第1作には遠く及ばないのだ。
劇中のロッキーは家族にも金銭的にも特別恵まれているとは言えない様子で、年齢を重ねて孤独と哀愁が漂っていた。そんな暗い雰囲気だったのだが、だんだんと話が大きくなって無謀ともいえる挑戦をしてしまうのがロッキー。30代も半ばになれば老齢と思われてしまうボクシングの世界で、これは流石にやりすぎで駄目だろうと物語の成り行きには見ていて違和感というか不自然さは感じてしまう。
だがあの年齢でまだあれだけ鍛えられたスタローンの肉体を見ていて、若いころのような栄光にはたどり着けないと知っていても、とりあえずいつまでも前に進もうと動いているスタローンとロッキーの姿はやはり嫌いではない。ロッキーも作品も無理しているし、同じように試合を見て同じような音楽を流されてもロッキーの若いころのような感動や素晴らしさはもうなかったのだが、これはこれで懐かしさと年齢を重ねた男としての生き様が見られた。
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