ボーイズ・ドント・クライのレビュー・感想・評価
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13年前の感想
性同一性障害をかかえた女性のお話です。
結構衝撃というか女性が見るのは辛いかもしれません。
性同一性障害をかかえたブランドン(女)は、
地元を去り、男の恰好をして別の町に自分の居場所を見つけ旅立つ。
そこで仲良くなったグループの一人のラナに恋して、二人は恋人となる。
ブランドンはやっと自分を理解してくれると人に
出会えたことに喜びを感じるが、自分が性同一性障害であること、
女であることを打ち明けられずにいた。
新聞でブランドンが男であることに疑問を感じ、
グループの男2人がブランドンを疑い始める。
いろいろ疑問に思ったのが、
主人公、ブランドンは車の窃盗と他人の免許証使用で
裁判所に出廷するよう通達が来るが無視。
歳は21だが、未成年のときにしたのがわからないが、
恋人の助けで拘留所?留置所?からシャバに出てくる。
いくら性同一性障害だからといって犯罪を犯していいのか?
精神・肉体的に不安定でストレスや葛藤があるのはわかるが。
恋人の男友達2人からブランドンが女だと知り、
女であると隠していたことに嘘をつかれていたことを知り、
ブランドンをレイプする。レイプされて、
ブランドン自身も精神・肉体的にも深く傷つく。
が、それでもラナのことが忘れられないブランドンは
彼女の元へ行く。でまた男2人に襲われる。
まあ、ラナのことが好きなのはわかるが、
次に行って見つかればもっとひどい目にあうことぐらい容易に
考えられそうだけどなー。
身を引くべきタイミングを失ったのが悲しい。
車盗んでいるんだからまずそっちだろ。
そこを解決してからじゃなんも始まらんと思う。
車の窃盗の罪ありではじまるから、そこがなければもう少し良かったと思う。
伝説の映画を観ました‼️❓
悲惨
好きなタイプの映画だと思ってみたが、実話だとは知らなかった。『ララミー・プロジェクト』(The Laramie Project)も実話で、今でも高校の演劇になっているが、この話、ボーイズ・ドント・クライが演劇になったのはまだ私は聞いたことがない。
LGBTQ+ は私の身近にいる。同僚ばかりでなく、生徒たちの中にもいる。私にはっきり『自分は男が好きだ』と言ってくるLGBTQ+の生徒もいる。だから、『自分をだせる』ので少し安心できる。いつもかっこいい星がちりばめてあるネックレスをし、なんていうかわからないけどトップが短いシャツをきて、髪留めとシャツの色がお揃いで、なんとも言えなくキティちゃんのようだ。その彼(彼女)の心の中は思春期において、この映画のように葛藤がある。精神的に何が安心できるかというと、この映画の主人公のように『自分のままでいられる』場所があることだ。
この映画はネブラスカ州のリンカンという町で1993年に起きたことらしい。Falls City という田舎町から来た、Brandon Teena( 1972-1993)がやっとガールフレンド、LINAにカムアウトするところが好きだ。やっと全てが、正しく行ったというようなことを言って、自分の素性や心の中を告白する。妹がハリウッドにいるなんて嘘っぱちだし、リンカン/ファールズシティーから一歩も出たことがないんだよと。
結末は、恐ろしいことになってしまうが、『もし、あなたが、LGBTQ+だったら』と、考えたことがあるだろうか。
容赦なし
あなたも差別してるぞ。
特筆すべきは映画ではなく事実。
これがもう恐ろしすぎる。映画なんてかすってるだけ。
ブランドンを男だと認めないくせに慰謝料を取る実母とか。
ブランドンが男だと教えて本当の姿を知ったのに、ブランドン自身を愛することができず逃げたラナとか。
レズじゃなかったのにレズのように描かれた映画を訴えたラナとか。
もっともっと泥臭いところまでいってほしかったのが本音かな。
夢物語で終わっちゃったよね。
あと、なんで性差別を受けたり葛藤がある人が犯罪に走りやすいかっていう構造的な部分も描写してほしかった。
「ブランドン自業自得じゃん」ってなるのを避けるべきだなぁ。
あとは、極端すぎたかな。
差別はもっともっと身近にある。
差別に気づく良い入り口になってほしいけど、極端すぎる例やったから自分の些細な差別に盲目的にならないよう観者は努めてほしいな。
⭐久し振りに鑑賞⭐
超~久し振りです。
正直、高評価される程の作品とは思えないのでレヴューはスルーしてましたが…。
何だか、凄い作品だと言われている?様だけれど、ヒラリー・スワンクの体当たりな演技のみの評価なんじゃないかなー。
今でこそ、セクシャル・マイノリティも浸透してきて 理解を得るようになってきたけれど、それでもやっぱり自分の理解を越えるものに対して、受け入れがたいものがある人達が居るのも事実。
それだけかな~。
当時この作品を観た時に、少し気になって色々と調べたのを思い出したけど、その時に この主人公の同級生のブログに辿り着き、そこには 彼(彼女)が本当にどうしようもない問題児で、亡くなった時も驚きは無かったと言ってました。遅かれ早かれ死んでいただろう…と。
映画で過大評価されてるけど、そこにも違和感があったみたいです。
周りからは、チョッと変わった子だな~とは思われていた様です。
実話を美化した話は、逆に冷めるかなっ…と
個人的な意見ですけど。
まず危機感を持って
性同一性障害
この映画の評価には暴力やレイプといった問題についてかなり論じられていますが、それよりも、最後まで男として生きたい女性を描くのであるから、その屈辱や苦悩を投げ飛ばすくらいの心理描写がもっと欲しいところでした。検察官に尋問されているシーンではわずかにその心の奥を表現していたのだが、ちょっと物足りなかった。実際に起こった事件を題材にしているらしいが、本当のところはどうだったのであろうか?最後にはやはり「自分は女なんだ」と自嘲したのであろうか。
すべての俳優が味を出していて優れていたのだが、後半の心理描写が足りなかったところが残念で、性同一性障害というものが社会的に受け入れられてきている現代に作られたにしては、その本質に迫ってない仕上がりになっている。穿った見方をすれば、単なる同性愛の映画にも取られるであろう。
また、ラストの異常な行動に向かうジョンの心理もよくわからなかった。ヒラリー・スワンクの演技は最高だったが、脚本がイマイチ。
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