「現実的であり、ファンタジー的でもある」海の上のピアニスト しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
現実的であり、ファンタジー的でもある
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通常スクリーンで鑑賞(4Kデジタル修復版,字幕)。
監督、ジュゼッペ・トルナトーレ。作曲、エンニオ・モリコーネ。「ニュー・シネマ・パラダイス」のコンビが組むと何故こんなに美しい作品が生まれるのでしょうか?
流麗な映像と素晴らしい物語に魅惑的な音楽が合わさって、唯一無二の魅力が醸し出される。思わずうっとりとして、否応無しに感動のスイッチがONになってしまいます。
現実的でありながら、ファンタジー的でもある、不思議な作風だと思いました。1900の存在を知るのはマックスしかいない。しかしマックスは常に目が泳いでいて話の信憑性が薄れてしまう。これはどう捉えたらいいんだろうか?
船上で育ったからこそ、陸を知っている人間とは違う視点で物事を見つめ、感じることが出来たのだろうと思いました。
だからこそ、誰も聴いたことの無い楽曲を奏でられたのだろうし、切ないけれど、最後の決断に繋がっていったのかも。
※リライト(2020/09/01)
※修正(2024/03/23)
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