「セッションという映画を思い出した」海の上のピアニスト 見聞さんの映画レビュー(感想・評価)
セッションという映画を思い出した
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ニューシネマパラダイス好きの私としてはジュゼッペ・トルナトーレ監督のこの作品観ないわけにはいかない!
舞台はずっと船。主人公は船で生まれて船で働く労働者に育てられる。
なぜピアノが上手くなったのか?なぜ戦争中船で生活して食べ物に洗濯に困らなかったのか?謎。
女性を見つめながら作った音楽は悲しげで泣きそうになるくらいジーンと来る。
きっと彼の境遇を知ってしまったから余計に。
船での生活しか知らず、船での生活に満足していた彼には大陸へ降りてからの目的が見出せなかったのだろう。
運命的出会いの彼女を追いかけ訪ねて行って欲しかった。
彼は悩み結局船を降りなかったけれど、現実的にはパスポートもないしきっと手続き面倒になるだろうなんてそんな事考えながらタラップのシーンを観ていたからこの映画にどっぷりのめり込めなかったのだと思う。
主人公の決断と友人の諦めの良さが納得いかなかった。
ついでにヒロイン役のメラニー ティエリーが美しくないと言うか好みではない。
モリコーネの音楽は非常に良かった。
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