「決心をするまでの話」NEXT ネクスト いずるさんの映画レビュー(感想・評価)
決心をするまでの話
フィリップ・k・ディックのゴールデンマンを原作にしているらしく、
見終えてから知りました。
原作は未来を舞台にしているのですが、この映画は現代を舞台にしています。
原作未読でも問題なく楽しめるでしょう。
ニコラスが演じるクリスが胡散臭いです。
よくこんな怪しい男を車に乗せる気になったなとそちらに意識が行ってしまいました。
だめだめと劇に集中。
予知能力を使って世界を救えと迫られるのですが、身の回りのことしか予知できないからと拒むクリス。
否応無しに巻き込もうと政府はたくらむ。
一度ピンチに陥るのですが、それは予知の中の出来事で、再びやりなおし、みたいな場面が多くあります。
頭は混乱しますが、楽しい。良い意味で裏切られる展開。
クリスは2分間の出来事がとても精密にわかってしまいます。
予知を利用して「正解の予知」を手に入れようと思ったら、精密なシュミレートゲームを何百回も繰り返し、
正解を見つけるゲームのようで本人の精神的負担は大きいでしょうね。
同じゲームを何百回もやるなんて飽きてしまいます。
未来予知も大変です。
しかしどうして彼女は特別だったのでしょうか?
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