劇場公開日 2007年2月10日

善き人のためのソナタのレビュー・感想・評価

全78件中、21~40件目を表示

4.0ヒトラーは『いまわの際』に曰わった『100年後に復活する』と。

2023年6月6日
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マサシ

4.0芸術の力は絶大

2023年5月31日
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ウルリッヒミューエ扮する国家保安省ヴィースラー大尉は、セバスチャンコッホ扮する劇作家ドライマンと、マルティナゲデック扮する舞台女優クリスタを監視するように命ぜられた。

壁が崩壊する前の東ドイツではやはり厳しい統制下において監視や盗聴などが当たり前に行われていたんだね。忠実に盗聴すればするほど情がうつると言うか、身が入りすぎる傾向にあるようだ。確か愛の不時着の北朝鮮でも盗聴相手に気持ちが揺らぐ場面があったよね。特にヴィースラーがファンだと言ったクリスタを目の前にして身を犠牲にしてでも何とか助けたくなる芸術の力は絶大だと言うことかな。

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重

3.01回でチャラ?

2023年5月29日
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ジャーニー

4.5見事なストーリー

2023年5月23日
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名作

私はドイツ語は一切知らない
しかし、最後の台詞だけは聞き取ることができ、その台詞で泣いた

英語なのか、それともドイツ語でもほぼ英語と同じ発音なのかもわからない
いずれにしても本当に簡単な英語に聞こえ、素敵な台詞だった

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がい

3.5仕組みが上手い

2023年5月15日
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悲しい

知的

難しい

重要な秘密を知ったり、感情を揺さぶられるようになるまでの流れがスムーズです。
脚本的に仕組みが上手いですね。
終始地味な雰囲気ですが、見入ってしまう演出でした。

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ジンクス

4.0屋根裏の常人

2023年4月9日
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難しく陰湿な話かと思いきや、
秘密警察が反体制派を監視する中でだけ起こる物語
なので分かりやすく入りやすかった。

敵対する立場である秘密警察に身を置き、
随時反体制派の行動を報告しなけれざならない立場に
いながら、反体制派の身を陰ながら守ると言う設定が
まず面白かった。

ヒーローみたいに目立つ人でもなく、
影のヒーローでもない、
ただの普通の面白みのない人が主人公というのも
良かった。
反体制派の自由な思想、何にも縛られてない発想に
憧れを持ったのだと思う。
反体制派が憧れであり主人公はファンと言う立場
はまるで今で言う推し活の様。

壁が崩壊してからの物語の改修も派手にせず
だけど、綺麗にまとまっててとても気持ち良かったです。
ここでも、ファンと憧れの適切な距離感が出てて
そこも良かったなぁ。

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奥嶋ひろまさ

4.0心に残る映画のひとつ

2023年3月29日
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東西に分かれていたドイツ。
監視と強制に怯える東の人々。

全体を通して散漫な印象も残るが
良くできた脚本に時間の長さを忘れる。

体制維持と保身、腐った高官へのひとことが良い。
本に印字された感謝の文字に胸が熱くなる。
心に残る映画のひとつには間違いない。

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星組

4.0ジワジワ忍び寄る東ドイツの静かな恐怖

2023年3月26日
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戦争やユダヤ人迫害の凄惨さと、東ドイツの抑制された静かな恐怖は別物だけど、1914年の第一次世界大戦開戦から辿るドイツの悲劇は、第二次大戦で終わらず、東ベルリンから89年の壁崩壊まで続いていたことに、あらためて気づかされた。
東ベルリンの質素で虚無な空気感と、ウルリッヒ・ミューエの気持ちが読めない表情が、その「静かな恐怖」を見事に表現しているように思う。

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そろそろだな。

3.5タイトルなし

2023年3月19日
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「善」と「美」について考える。

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ouosou

5.0白と黒の間

2023年3月17日
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ぷにゃぷにゃ

4.5現代でもあるんだろうな

2023年3月14日
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映画の素晴らしさが詰まった作品。東西冷戦時の東ドイツにて監視する者とされる者、そして関わる者の苦悩や葛藤を描いている。
エンディングは静かに、少し暖かく、心が震える結末となっている。

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Iwarenkon

4.0僅か40年前の東ドイツで

2023年3月4日
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こころ

4.5権力を持つ人の欲望は醜い

2023年3月4日
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監視社会での権力者・ミッションを与えられた人・一般人
何の罪もないのに、悪に加担させられるてしまう。
自殺者が多い理由。
正義を貫き通す自信が私にあるのか?

私は社会派なストーリーが好きみたいです。見応えあるある。

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jiemom

3.0東ドイツの監視・密告社会を自己批判と救済の視点から総括

2023年2月14日
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徒然草枕

4.5【”シュタージ盗聴者HGW XX7が盗聴メモに残さなかった事”1984年、東ドイツを舞台にした、恐ろしくも切なきヒューマンドラマ。言論、思想の自由の大切さを、今一度感じさせる作品である。】

2022年10月27日
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悲しい

怖い

幸せ

■1984年、東西冷戦下の東ベルリン。国家保安局“シュタージ”の局員・ヴィースラー(ウルリッヒ・ミューエ)は、反体制の疑いのある劇作家・ドライマンの監視を命じられる。
 国家に忠誠を誓ったはずのヴィースラーであったが、仕掛けた盗聴器から聞こえてくる彼らの自由に芸術、舞台に関し、会話する声に共鳴し…。

◆感想

・劇中でも描かれているが、1984年と言えばベルリンの壁崩壊の5年前である。そんな中、本作では旧東ドイツのシュタージによる諜報活動が描かれる。
ー 劇的でもなく、あくまでも淡々と・・。-

・ヴィースラーはドライマンの恋人で、女優のクリスタと彼とのSEXも無表情に聴いて、メモを残す。あくまで、機械的に。
ー だが、ヴィースラーは後にクリスタが薬物依存をシュタージに指摘され、ドライマンを裏切る行為をしたときに彼女に掛けた言葉”今の貴女は、本当の貴女ではない・・。”という言葉に彼に人間性の豊かさ、優しさを感じてしまう。-

・ヴィースラーはある日、ドライマンが尊敬する劇作家で、国家から活動を中止されていたイェルスカの自死を知る。彼は、ドライマンに”善きひとのためのソナタ”と、名付けられた楽譜を残していた。
ー その楽譜をドライマンはピアノで弾く。美しくも哀しい曲である。そして、ヴィースラーは日の当たらない監視室で、その曲を聞きながら、涙を流している。
  この映画の名シーンの一つであろうし、彼が西側の文化、人の自由な生き方に感動したシーンであろう。-

<今作を観ると、共産思想に染まった真面目な人間が、西側の思想に傾倒する人たちの会話を盗聴する中で、音楽、文化を楽しむ人たちの”声”に感化されて行く姿が、淡々と描かれている。
 ベルリンの壁崩壊後に、ドライマンが出版した”善き人のためのソナタ”を書店の店頭で見つけたヴィースラーが、その本を手に取り、裏表紙に書かれていた”HGW XX7に捧げる”という献辞を見るシーン。
 彼は本を手に取りレジに向かい、店員に”これは私の本だから・・”と答えるシーンも沁みる作品である。
 言論、思想の自由の大切さを今一度感じさせる作品である。>

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NOBU

5.0最後の言葉が深く余韻を残す

Mさん
2022年10月1日
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東ドイツ、シュタージにまつわる話。主人公役をしたゲルト・ヴィースラーさんは映画さながらの経験をしたとのこと。
自由に物が話せない社会は怖いです。
人間の崇高さを感じることができる作品。
最後の言葉は深く心に残ります。

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M

5.0善き人であることは抗えない

2022年9月27日
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redir

5.0冷戦下の旧東ドイツ。国家のため盗聴を行うことを任務とする男性。 舞...

2022年6月29日
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悲しい

冷戦下の旧東ドイツ。国家のため盗聴を行うことを任務とする男性。
舞台女優とその恋人劇作家を盗聴していく中で、主人公に気持ちの変化が生まれていく。無表情の中に表れる感情と表情の表現がすごく良かった。
ラストがとても素敵すぎました。心が救われるような表情。とても良かった。
内容自体は重いですが、素晴らしい秀作でした。

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よっしー

5.0一言「これは、渋い胸熱!」

2022年6月2日
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1984年東ドイツ。国民は国家保安省の管理下に置かれていて。
要注意人物は監視・盗聴されるのが当たり前、ええ!。

話の3/4弱は、劇作家&恋人を、主人公が盗聴して追い込んでいきつつ。
段々対象者寄りに変わっていく様=社会主義から目覚めていくのが。
そうだよねえ、人間だもの。まあ普通ありそうな話。

ところが残り1/4。ベルリンの壁崩壊後。
情報も公開され、劇作家が自分の盗聴記録を知るシーン。
誰が自分を守ってくれたのか、ある「証拠」で気づくあたり。
おお、そこでそれ!って涙ホロリ&ラストも憎い演出。

盗聴にまつわるシーンが若干長いけど、良作でした。

⭐️今日のマーカーワード⭐️
「今のあなたは、あなたじゃない」

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ゆき@おうちの中の人

4.0タイトルなし

2022年5月1日
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幹部は論外だが、中堅、下位の人々も、仕事としてそれなりに意義を感じながら、弾圧に加担する。
全体主義、自由について改めて考える。

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hato
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