「自分のための本…」善き人のためのソナタ KEIさんの映画レビュー(感想・評価)
自分のための本…
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とても静かに恐ろしかった。冷戦時代の東ドイツ。人が人を監視する。主人公は冷徹に人を品定め、尋問していく冒頭から、昼夜対象者を監視し、ソナタを聴いた後、人間性を取り戻していく。しかし、自分も命懸けであり、勇気ある行動を隠密に実行する。ウルリッヒ・ミューエの静かな演技が素晴らしい。イェルスカ、クリスタの死など冷戦時代の負の歴史を静かに力強く訴える良作だった。
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