「恐怖政治の下で関係のない人をかばうということ」善き人のためのソナタ Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
恐怖政治の下で関係のない人をかばうということ
クリックして本文を読む
総合:75点
ストーリー: 75
キャスト: 75
演出: 80
ビジュアル: 75
音楽: 70
恐怖政治が支配する東ドイツの秘密警察のヴィースラー大尉。党には忠実であるが非常に寡黙で孤独な男がある危険人物の監視を命じられ、それを通じて芸術や自由に触れる。それは彼の生活にはない想像もしなかった新鮮なものだった。
それが彼を少しずつ変えるのだが、当時の政治体制を考えれば彼の行動は本当にきわめて危険な行為である。そして実際に彼は多くを失い、ドイツ統一後も孤独にほそぼそと生活をしていく。最後の出版された本に書かれた彼への伝言が、本当に彼の行為と人生を救ってくれたのならばいいが。
コメントする