劇場公開日 2007年2月10日

善き人のためのソナタのレビュー・感想・評価

全78件中、1~20件目を表示

5.0よくぞこのタイトルを付けて下さった

2020年11月22日
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猿田猿太郎

5.0善き人ヴィースラーに目はウルリッヒ

2025年9月12日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、DVD/BD、映画館

泣ける

悲しい

怖い

野坂昭如や高畑勲の火垂るの墓やスピルバーグのJAWS程ではありませんでしたが、映画館を出てから1時間位は放心状態でした。
映画館を出てから食欲はありません。
之は間違いなく名作なのだと確信をもって言えます。

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西から昇ったお日様は

4.0スカッとはしないがじんわりする映画

2025年9月1日
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泣ける

悲しい

東ドイツの当時の情勢がよくわかる映画(どこまで本当かはわからないが)
いまみると俳優もその声優も既に亡くなっているため、余計じんわりする

大臣が何も罰をうけていないように見えるのだけがちょっとスカッとしない

HGW XX7に会いに行ってほしかった

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CAIN

4.0こんな人が何人居ただろう

2025年8月31日
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鑑賞方法:VOD
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ぞの

4.5私のための本だ

2025年8月31日
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鑑賞方法:VOD

ベルリンの壁崩壊から、もうすぐ36年。そして、この映画がつくられてもうすぐ20年経つ。
現代にいる我々は、この話を、「冷戦時代の産物」で終わらせることができるだろうか。
イデオロギーはともかくとして、監視と粛正で存続させないと維持できない組織に、真っ当な正義も未来もあるはずがない。けれども、費用対効果を度外視して、あえてそういう組織を求めたがっている人々のメンタリティは、どうなっているのだろうかと思わされる。
今作は、遠い他国の関係ない人々の話ではない。自分の持つ正義とはズレた他者に対して、徹底的に不寛容な意識を抱いてしまう(もちろん自分も含めた)人々の話である。

もちろん、今作はフィクションではあるけれど、崇高なものに触れた魂と、肉欲に溺れた生理的欲求との相剋において、主人公の中では芸術の崇高さが勝利する展開に救われる思いがする。けれども、映画でもそうだったように、現実の中では、必ずしもそういう結末になるとは限らない。
それでもやっぱり、人として生まれたからには、より美しいものを求める気持ちは、決して忘れたくないと思わされるラストシーンだった。

映画から少し離れるかもしれないが、映画で観る限り、東ドイツが、尋問や監視の記録文書を全て保管していたことに驚きを禁じ得ない。
日本では、敗戦時の文書廃棄どころではなく、今も文書改竄や廃棄の問題で、情報公開のあり方が問われ続けている中、過去の記録がたどれるようにしておくことは、とても大切なことだと思わされる。

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sow_miya

4.0重いテーマに気が沈むどころか むしろ優しい気持ちに

2025年8月24日
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鑑賞方法:VOD

本作の評判はこれまでに何度か見聞きしてきて、冷戦時のドイツ問題ものは気が沈みそうだなぁ…とあえて避けてきたが、やはり第79回アカデミー賞外国語映画賞受賞作品であれば一度は観ねばと、配信見放題終了間近を機に思いきって鑑賞。
観終えるとこれは意外や意外、気が沈むどころかむしろとても優しい気持ちに。
前半は思った通り重々しい雰囲気だったし、終始不穏な緊張感は続き、やはりいたたまれない悲劇も起こってしまうのだが、主人公の心の動きに観ているこちらも自然と溶け合っていき、気がつけば予期せぬほど心が温かくなっている。
ストーリーも良いが邦題もとても良い。「善き人のためのソナタ」なんとも言えぬ優しく平和な響きがある。原題の直訳ではここまでの雰囲気は出せなかっただろう。
いずれにしても、アカデミー賞外国語映画賞受賞は伊達ではない。思いきって観て本当に良かったと思える作品だ。

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いけい

4.5善き人とは?

2025年7月22日
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緻密で緊張感のある物語に引き込まれてしまった。
少し前の時代、こんなことがまかり通っていたことを映画を通して学んだ。こんな世界が訪れないことを願いたい。

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なから

5.0これは凄い!!!

2025年6月26日
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知的

斬新

ドキドキ

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mark108hello

3.0秘密警察

2025年6月13日
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鑑賞方法:VOD

暗かった

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ゆうき

5.0言葉が力を持った時代

2025年4月7日
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鑑賞方法:映画館

秘密局員のビースラーはただ一人として
登場人物と交わることはない

言葉に殺され、救われ、規制される
歴史はただ耳と目から言葉として入ってくる

登場人物の仕事も面白い
書く仕事、演じる仕事、聴く仕事
こんなにフィクションでできた世界なのに
息も詰まるほどリアルだった

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mehy

3.0東ドイツの諜報機関をシュタージと言い、その東ドイツ内でその東ドイツ...

2025年4月6日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

興奮

東ドイツの諜報機関をシュタージと言い、その東ドイツ内でその東ドイツの体制批判をしてはいけませんが、その東ドイツのその諜報機関のシュタージの一人がヘッドホンをして、その体制批判をしかねないその脚本家を監視して盗聴もしてますが、SONYのウォークマンのそのテレビCMも猿がヘッドホンをして音楽を聴いている広告でしたが、また最近に松田聖子と小泉今日子がヘッドホンをして並ぶその広告を目にしましたが、もう冷戦時代が終わってますが、その東ドイツのその元諜報機関員が、もう開かれた自由主義圏で、再就職をする際のその就職を希望するその企業に出すその履歴書にシュタージ勤務でスパイ活動をしていたと書けないと思いますが、またスパイ行為自体が裏切り行為でばれたら通常、周りに無視されるか殺されてしまうかになると思いますが

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39stepbacK

4.5会わずして

2025年2月23日
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悲しい

知的

幸せ

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ミカ

3.0自分のための本…

2024年12月31日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

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KEI

4.5いい、、

2024年12月31日
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悲しい

幸せ

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ゆい

3.0静かな中に、力強さがある傑作だ。

2024年11月12日
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旧東ドイツ。秘密警察(シュタージ)のヴィースラー大尉は、劇作家ドライマンの盗聴に従事する。盗聴を要請した大臣は、ドライマンの恋人に対して、邪な気持ちを抱いていた、、、。

極めて上質で静謐な空気のなか、胸が押しつぶされそうな、ヒューマン・スリラーだ。ウルリッヒ・ミューエが、劇作家の思いを知り、次第に本当の自分を発見する主人公を、見事に演じている。

国家のためにと言いつつ、己の欲望を満たすための欺瞞、一度かけられたら、執拗に追及される疑惑、そして、自由にものが言えない専制主義の息苦しさを、非常に落ち着いた雰囲気で醸し出している。

自分の人間性を発見したスパイを主人公に、繊細で巧みなストーリー運びで、一種の大きな賭けに出た男を、絶妙な緊張感で描く。悲劇的な人間ドラマの中で、恐怖体制を暴露し、個人の強烈な反抗を、静かな中に力強く描いた傑作だ。

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岡崎仁

3.0 国家保安局(シュタージ)が支配する1984年の東ベルリンを舞台に...

2024年2月27日
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 国家保安局(シュタージ)が支配する1984年の東ベルリンを舞台に、盗聴任務に従事する1人の局員の心の揺らぎを通して東ドイツの徹底された監視社会の実情と問題を静かに描いたヒューマン映画。

 世間的には非常に評価が高い作品ではある。が、本当にヴィースラー大尉は『善き人』化したのだろうか?

 大学の教壇に立ち学生に講義を行い、冷徹に学生の選別を行っているシーンがある。価値観が固定化しているであろう年齢の男性が、全てのキャリアを投げ捨ててまで短期間で善人化することが果たしてできるのだろうか。違和感を感じる。

 大尉はもともと女優の熱烈なファンという描写もあるが、女優が盗聴対象となったので、女優の生活を守るためにシュタージの掟を破らざるを得ず、結果、女優の恋人であるドライマンを保護することになっただけ、という解釈も不可能ではない。

 もともとヴィースラー大尉は『善き人』であり、その要素を隠しながら嫌々にシュタージの仕事をしているという描写があれば、解釈も変わるのだが・・・。

 なお、国家保安局(通称:シュタージ)はドイツ語の Ministerium für Staatssicherheit の略称から由来している。ドイツ民主共和国(東ドイツ)の秘密警察・諜報機関を統括する省庁で1947年のK-5(秘密警察組織・第5委員部)を前身として始まり、1989年ベルリンの壁崩壊の1990年に解体されるまで続いた。ゲシュタポ(ナチス・ドイツ期の秘密警察部門:Geheime Staatspolizei)の手法を踏襲した徹底的な相互監視網を敷いて国民生活の抑圧を行った。組織解体時には9-10万人の正規職員を抱えていたとの記載がある。

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疲れたおじさん

3.0見た。

2023年12月31日
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プライア

4.0対照的なふたり

2023年8月27日
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信念を持って党員として任務を粛々ととこなすヴィースラーと人情味溢れる芸術家ドライマン。
利己的でお互い心を許せないシュタージの面々、一方芸術家としての矜恃に苦しみながらも結束するドライマンの友人達、権力者との密会を蹴ってドライマンの元に戻るクリスタと次の予約客の元へと足早く去る娼婦、2人の子供との接し方、部屋の内装…と対照的な描写が続く…こういう魅せ方大好き!
ヴィースラーがドライマンから産み出される愛と芸術によって、監視マシンから悪人になり切れない人間へと変化する様が静かに伝わってくる。

ラスト、誇らしげなヴィースラーの眼差しに胸が熱くなりました。
芸術に対するリスペクトに溢れた作品!

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やまさ

4.5演技は目で

2023年7月29日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

知的

おさえた動き、セリフも少なく。
だのに画面からあふれ出てくるこの感情はなんなんだ。

まん丸の目が何よりも語っている。
ラストの誇らしげな眼!目です!
あの眼は一生忘れられないかもしれない。

公安の彼をかりたてたのが
たった一度だけ聴いた一曲というのも
あまりにも印象的だ。
芸術の持つ力ってそういう底知れないものがある。

この映画の二人の男のように、
直接話すことはなくても
語れるなにかがこの世界にはあるのだと
うれしく感じた。

しかし、公安の情報は本当に公表しているの?
身の安全は保障されているのだろうか…?

リアルタイムで東西ドイツの壁が壊れたニュースを見た。
その当時も衝撃だったが
この映画で登場した際には鳥肌がたった。
日本ではたしか平成元年、昭和天皇が亡くなった翌年のこと。

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ひよこまめぞう

2.0「善き人」

2023年6月17日
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カメレオン
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