劇場公開日 2006年8月12日

ユナイテッド93のレビュー・感想・評価

全51件中、21~40件目を表示

4.5命をおもちゃにされた人達。

2021年9月15日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

911事件で、目的地に唯一辿り着くことができなかった機体があった。
その機体の中で恐らく乗客達が必死に抵抗したと思われる内部の様子を再現したもの。

想像を超える恐怖の中での、乗客達の勇気。
20年経っても宗教問題が変わっていない現実。
死んだ人達の命が無駄にならない為にも色々な人達が見た方がいいと思った。

コメントする 1件)
共感した! 5件)
April

5.0単なるドキュメンタリー映画ではありません 21世紀とは何か? 私達の文明の価値とは何か?まで問うているのです

2021年8月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

2001年9月11日火曜日、
午前8時45分から10時半頃までの短時間にハイジャックされた4機の旅客機が次々とビルに激突し、1機は墜落しました
本作のタイトルは、その墜落した1機の便名ユナイテッド航空93便のこと

日本時間は夜の9時45分から11時半頃のこと
あなたはその時何をしていたでしょうか?
米国人なら誰もが鮮明にその時のことを思い出せるそうです

日本人でも思い出せる人は多いと思います
終電近い電車で疲れ果てて帰ってきてテレビの映像を見てまるで特撮映画だ!と驚愕したものでした

今日は2021年8月11日
あと1ヵ月でちょうど20年です
テレビの前で衝撃を受けた人、まだ子供だった人、まだ生まれても無かった世代の人もいることでしょう

もしかしたら、現地に居合わせた人もいるかもしれません
あれから何ヶ月もアメリカに入出国出来なくなったことも思いだしました

21世紀はこのような形で幕をあけたのです

本作の序盤はNYのおとなりニュージャージー州のニューアーク国際空港のシーンです
マンハッタンから車で30分くらいですから羽田みたいなもんです
8時発サンフランシスコ行き
日本なら大阪伊丹便みたいなもの
光景はどこの空港でもおなじみのありふれたもの
しかしこの便に乗り合わせた者は全員死ぬことを私達は事実として知っています

機材は757、日本の航空会社は採用してないので国内ではまず見かけない飛行機です
182人乗りなのに乗員乗客は44名しか搭乗してないのでガラガラです
5時間掛かるので、ガチのビジネス客は昼1時過ぎ着の便では仕事にならないのでもっと早朝の便に乗っているのでしょう

それが2021年の私達には、なんとも大昔のんびりした牧歌的光景に見えます

911、テロ戦争、コロナパンデミックを経て、私達の目にはもはや取り戻せない楽園の日々の光景に見えるのです

常に緊張にさらされて生きて行かねばならない時代に私達は置かれているのです

戦いは遠い外地ではなく
頭の上に突然降って墜ちるかもしれないのです

1982年、「第三の波」アルビン・トフラー
1992年、「歴史の終わり」フランシス・フクヤマ
1996年、「文明の衝突」サミュエル・P・ハンティントン

21世紀はこの3冊の著作でデザインされた世紀であると思います

前二つの本は、その後の世界がなる程その論説通りの展開を示し、21世紀の土台を形作っていきました
ところが最後の一冊の意味は単に文明の分類くらいの一般論の本にしか捉えていませんでした

しかしそれは21世紀の幕明けとともに、いきなり911として、こういう意味なのだ!と人類に教育を施したのでした

今もこの3冊が21世紀を支配していると思います
この3冊を真剣に読んだのは、中国人とイスラム教徒であったことが、いまならはっきりわかります

燃えて黒煙を上げ、やがて崩落していくWTC のニュース映像
ペンタゴンの突入映像
そして本作のユナイテッド93便が墜落したクレーター

雷鳴が轟いたかのように、21世紀とはこのような世紀であるのだ!との啓示をうけたものでした

私達のそれまでの文明が崩れ去っていく光景に、WTC の崩壊は自分の目には見えたのです

そしてさらにコロナ禍まで留めを刺すかのように襲いかかって来たのです

序盤の楽園のような日々を私達は取り戻せるのでしょうか?

誰もマスクなぞせずスキンシップを交わし、保安検査もそれなり程度の平安な日々
それを次世代に取り戻してあげる責任が、この911を目撃した私達の世代にはあるのです

単に話せば分かる
車座になって酒を飲み交わせば分かり合える
ナンセンス!

そんなナイーブなことは有り得ないことは、本作をみたなら誰もが分かると思います

これは文明の衝突そのものなのです
本作の乗客達のように、立ち向かって戦うしかないのです

私達は、いつかまたユナイテッド93に乗り合わせるかも知れません
それは自分であるかもしれません
あなたであるかも知れないのです

本作の乗客のように自分は勇気を持って戦いに参加できるのだろうか?
あなたはできますか?

座席の後ろに隠れてもなにも解決しないのです

ユナイテッド航空93便
2001年9月11日火曜日現地時間10時3分11秒
日本時間同日午後11時3分

ペンシルベニア州ピッツバーグ郊外シャンクスヴィルの農地に真っ逆さまに猛速度で墜落
巨大なクレーターができたのです

ワシントンDCまであと200キロ
ホワイトハウスか議会議事堂に突入していたはずです
劇中の犯人のセリフの通り飛行機なら20分くらいの距離

自分達の命を救うための戦い
しかし文明を救う戦いであったのです
本当の英雄達です

ボーンアイデンティティシリーズのポール・グリーングラス監督作品

ボーン・スプレマシーとボーン・アルティメイタムの間に撮られた作品です

彼のドキュメンタリー映画出身の作風と、異様なまでのリアリティを追求した製作姿勢が作品の緊張感と現実感を圧倒的なまでに高めています
ジッロ・ポンテコルヴォ監督の1966年の「アルジェの戦い」の正統なネオリアリズモの系譜に連なる作品です

誠実な製作姿勢には心を打たれます
感動しました、しばらく動けなくなりました

DVD の特典映像に、本作の俳優何人かが、彼ら彼女たちが演じた本人の遺族を訪ねて交流しているものがあります
結構長いものですが絶対ご覧になるべきだと思います

単なるドキュメンタリー映画ではありません
21世紀とは何か?
私達の文明の価値とは何か?まで問うているのです

コメントする (0件)
共感した! 6件)
あき240

5.0永久保存版🙆‍♂️

2021年5月7日
iPhoneアプリから投稿

緊迫感がえげつない。衝撃的な映画だ。

コメントする (0件)
共感した! 7件)
@Jankichi@

4.0ー実話ー

2021年2月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

怖い

怒りしか込み上げてこない。

被害者の恐怖は計り知れない。
生きる希望を持って立ち向かった人達は強すぎる。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
x_x1020yam

4.0あの信じられない光景をTVで呆然と眺めてから、今日でもう6年。 思...

2021年1月25日
PCから投稿

あの信じられない光景をTVで呆然と眺めてから、今日でもう6年。
思わず「これ映画じゃないよね? 現実だよね?」と確かめたのを覚えてる。

狙ったわけではないけれど、偶然昨日この映画を見た。
今でも謎が多く、さまざまな憶測が飛び交う911同時多発テロ。
その中で、英雄伝説のように語り継がれることになったUA93。

正直、もっと白ける内容(単なるヒーロー物語)かと思ってた。
見始めたら、釘付けになった。

数名の乗客にフォーカスしなかったこと
機内だけではなく、管制室や軍の状態も入れたこと、すべてのシーンを細かく切り分けて、混乱を表現したこと
これが正解だったのかもしれない。

この映画がどこまで機内の事実を描けているかは未知数だけれど、地上での動き、軍の動きは、結構現実に近かったのだろうと思う。

誰も想定できない事件だったのだろうが、「世界の警察」と豪語するアメリカの危機管理能力もこの程度のものか、と。

あの事件は、テロリストたちの狙いが余りに的確で、用意周到だったのだと、改めて寒気がした。
どんな軍事大国だろうと、どんな近代国家だろうと、すべてを管理することなど不可能で、穴だらけだ。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
UNEmi

4.0事実である事を覚悟していたのに涙が止まらない

2021年1月9日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

たまたまそこに居合わせた普通の人々に起こった非現実的なフライト。見ている人間に「もしそこに居たら」と感情移入させるドキュメントタッチな映像、混乱に同化してしまう編集。

事実である事を覚悟して観賞したのに、作り手がその覚悟を超えていたのか、事実が想像を超えていたのか、涙が止まりません。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
キムラファンマルケ

5.0見ていられない。

2020年12月15日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

怖い

.
9.11のテロで唯一目標にたどり着かずに墜落したユナイテッド93の機内、管制塔、軍の様子を描いた話。
.
撮影方法が手持ちカメラでその場の様子を撮影してるようなドキュメンタリーの手法で、見てる側も実際にその場にいるような体感がする。
.
なので、後に起こるワールドトレードセンターへの自爆テロ、飛行機に乗る乗客達の行く末を知っているからこそ最初から胸が痛くて見ていられない。特に犯人グループが犯行を実行しようとする場面はどんな犯罪映画よりも緊迫感があった。
.
今年公開された『フクシマ・フィフティ』と割と似てて、管制塔と軍の連携が取れてないのが、東電と政府の噛み合わない感じが思い出された。管制塔でハイジャックされてないと解決した機体について、軍部では同時刻にハイジャックされたという情報が入ってくる。
.
未曾有の事態が起きた時、完璧な対応が取れる国なんてない。そうやって起きてしまったことから次へ進んでいく力がアメリカの方が強い。だからこそ2001年に起きたテロ事件のことをわずか5年後に公開できる。触れたくないことに触れないんじゃなくて、向き合うことで次に進めると思う次第です。
.
福島の事故でも9年かかったし、地下鉄サリン事件については大きい規模で公開された映画はまだないので、私は今後に期待します。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
せつこん

4.0○○上映で観たい…

2020年11月16日
Androidアプリから投稿

壮絶なラストへ向けての展開では、劇場のシートの肘掛けをギュッと握りしめながら歯を食いしばって鑑賞した。

…これ、"機内上映"で観てみたい。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
ヒロ

5.0何度も見てます

2020年6月20日
iPhoneアプリから投稿

当時幼くて、よく分かっておらず。みんな食い入るようにニュース見てたのだけ記憶に残ってる。
胸が痛みます。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
さささん

3.0アンビリバボー2時間スペシャル!?

2020年5月31日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

悲しい

単純

寝られる

実際に起こった出来事を、可能な限り本人が演じている、奇跡体験アンビリバボー2時間スペシャル的な仕上がりでした。
極端な演出などは控えめに、実際に起きていることが淡々と進んでいるので、途中睡魔に襲われました…が、実際の出来事で、リアルに再現しているからこその(良く言えば)睡魔だと感じ、約2時間を堪えながら観ました。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
アクション大魔王

4.5あの時、何があったのか。

2020年5月29日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:TV地上波

悲しい

怖い

あの9.11の惨劇をどのようにしておこったのか。何があったのか。どのように対処したのか。
このような惨劇はけしてドラマチックに脚色や演出してはいけないですね。有名な俳優をあえていっさい使わずに真実のみをフィルムにしたことは正解だと思います。
とても緊張感や緊迫感のある映画でした。
二度とこのような惨劇がないことを祈るばかりです。

コメントする (0件)
共感した! 12件)
光陽

5.0これが本当に起きた出来事とは。当時は現実味がなさすぎて逆に何も感じ...

2020年5月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

これが本当に起きた出来事とは。当時は現実味がなさすぎて逆に何も感じなかった。麻痺してたんだと思う。今これを見て涙が止まらなかった。こんなのは映画の中だけの話で良い。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
原っぱ

4.0現実にあったこと

2020年5月13日
スマートフォンから投稿

悲しい

興奮

を知り得る情報で再現したノンフィクション作品だが、混乱ぶりを表現する早いカット割り、手持ちカメラのブレた映像。起承転結をつけない脚本、徐々に高まる鼓動のようなBGM、有名俳優を使わないなど、リアリティを出すために非常に高いレベルで計算した演出をしている。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
ブロディー署長

4.5何度も見てしまう

2019年11月13日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 3件)
川柳児

5.0真に迫った・・・

2019年9月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 事件当時のニュース映像を見ていても、怒りや悲しみは感じず呆然としていただけだったけれど、この映画によってようやく悲しみが伝わってきました・・・

 ミサイル発射というキーワードさえも虚しく感じ、テロリスト・・・そりゃ何じゃ?と、社会派ドラマであるにも拘らず、政治的、軍事的なことは全て忘れて、ただ悲惨な運命を背負わされた人たちに涙するだけでした。“リアル”なんて単純な言葉だけで片付けては犠牲者やその家族たちに失礼にあたるだろうし、“事実を忘れないために”というアメリカ人から見た意見だけでも物足りない。それぞれの人間ドラマなんて全く描いていないのに、どうして胸の奥底から慟哭したくなるのだろう・・・それほど不思議な魔力を持った映画なのです。

 前半は数ヶ所の管制官たちのドキュメンタリー風のエピソード。登場人物も俳優に混じって実際に体験した管制官(だと思う)が熱演し、“どの機がハイジャックされたんだ?”といった混乱を細部にわたって再現している。アメリカ上空に4000機も飛んでいた事実により、レーダー、無線の混雑ぶりが観客にもひしひしと伝わってくるのです。そして世界貿易センタービルから黒い煙の上がるシーンで彼らの当惑ぶりに拍車がかかる。事件当時に何度も見た映像であるはずなのに、登場人物と同じように唖然としてしまいました。

 後半はもっぱら最後の1機ユナイテッド航空93便のハイジャック。殺されるパイロット、戸惑う乗務員、怯える乗客、そして実行犯の表情。全てが今までのハイジャック映画よりも迫力があり、あたかも同じ場所にいる乗客になったかのような感覚に陥ってしまいます。高度がどんどん下がっていき、死を覚悟した犠牲者たちの心がずしりと伝わってくる・・・電話、電話、愛する人に電話をしなければ・・・とめどなく涙が出てしまい、エンディングのテロップが読めなくなる・・・ううう。

 大韓航空機撃墜事件によって、大学時代にお世話になった先生が亡くなったことまで思い出してしまい涙も倍増でした。こんな悲惨な事件を無くすためにも人間同士がいがみ合うことのない世界を・・・お願い。

〈2006年8月映画館にて〉

コメントする (0件)
共感した! 12件)
kossy

4.0胸が痛い。

2018年9月24日
iPhoneアプリから投稿

自分が死ぬって時に他の人のためにこんなに頑張れるなんて、本当にすごいと思う。

みんなそれぞれ大切な人、愛する家族がいた。

それを思うと胸が痛いです。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
ジジ

4.0ほぼドキュメンタリー

2018年2月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

興奮

怖い

悲しい

『ボーン・スプレマシー』のグリーングラス監督による、9.11で墜落したユナイテッド93便を描いた作品。

ジャーナリスト&ドキュメンタリー監督出身のグリーングラス監督だけあって、出来るだけのリアリティを追い求めた作品。
管制官などにいる人物は、実際にその場にいた人をできるだけ揃えるなどして、ほぼ本物。
さらに、綿密な取材により、まるでドキュメンタリーのように仕上がっている。

それにしても、一体何のためにこの作品を作ったのか?
正直、ショッキング過ぎる…
完成度の高いぶん、余計に…

コメントする (0件)
共感した! 2件)
n.yamada

2.0見ていて辛い

2018年1月26日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

悲しい

事実を元にした映画ということもあり興味はあったが映画の出来は良くない。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
MaK

0.5ノンフィクションだから面白いとは限らない

ひどい映画でした。 ノンフィクションということで楽しみにしていたのですが、 劣悪な内容でした。 ノンフィクションだから面白いとは限らない、 という事実を改めて思い知らされました。 テンポの悪い冗長な進行は視聴者をうんざりさせます。 低予算で作ったのか、 迫力のあるシーンなどは ほとんどありませんでした。 同時多発テロの内容のはずなのですが、 散々 TV で流れていた ワールドトレードセンターの破壊シーンしか しようされていませんでした。 なんて退屈なのでしょう。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
Check-inや、レビュー投稿には、ニックネームが必要です

4.5テロは許せない

2017年3月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

ワールドトレードセンターに2機目が衝突したのをリアルタイムで見ていた。非常に衝撃的な出来事で、現実に起きているなんて、なかなか信じられなかった。
本作は、ハイジャックされた4機の内唯一目的地に到着せずに墜落したユナイテッド93の運命を描く。想定外のハイジャックに混乱する管制塔とアメリカ軍の実態も上手く描かれていたと思う。無名の俳優陣で臨んでいるというのも、変に感情移入することもなく、良かった。
結末は知っており、全く救いはないが、テロの非道さを改めて認識した。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
321