ユナイテッド93のレビュー・感想・評価
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あの信じられない光景をTVで呆然と眺めてから、今日でもう6年。 思...
あの信じられない光景をTVで呆然と眺めてから、今日でもう6年。
思わず「これ映画じゃないよね? 現実だよね?」と確かめたのを覚えてる。
狙ったわけではないけれど、偶然昨日この映画を見た。
今でも謎が多く、さまざまな憶測が飛び交う911同時多発テロ。
その中で、英雄伝説のように語り継がれることになったUA93。
正直、もっと白ける内容(単なるヒーロー物語)かと思ってた。
見始めたら、釘付けになった。
数名の乗客にフォーカスしなかったこと
機内だけではなく、管制室や軍の状態も入れたこと、すべてのシーンを細かく切り分けて、混乱を表現したこと
これが正解だったのかもしれない。
この映画がどこまで機内の事実を描けているかは未知数だけれど、地上での動き、軍の動きは、結構現実に近かったのだろうと思う。
誰も想定できない事件だったのだろうが、「世界の警察」と豪語するアメリカの危機管理能力もこの程度のものか、と。
あの事件は、テロリストたちの狙いが余りに的確で、用意周到だったのだと、改めて寒気がした。
どんな軍事大国だろうと、どんな近代国家だろうと、すべてを管理することなど不可能で、穴だらけだ。
事実である事を覚悟していたのに涙が止まらない
たまたまそこに居合わせた普通の人々に起こった非現実的なフライト。見ている人間に「もしそこに居たら」と感情移入させるドキュメントタッチな映像、混乱に同化してしまう編集。
事実である事を覚悟して観賞したのに、作り手がその覚悟を超えていたのか、事実が想像を超えていたのか、涙が止まりません。
見ていられない。
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9.11のテロで唯一目標にたどり着かずに墜落したユナイテッド93の機内、管制塔、軍の様子を描いた話。
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撮影方法が手持ちカメラでその場の様子を撮影してるようなドキュメンタリーの手法で、見てる側も実際にその場にいるような体感がする。
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なので、後に起こるワールドトレードセンターへの自爆テロ、飛行機に乗る乗客達の行く末を知っているからこそ最初から胸が痛くて見ていられない。特に犯人グループが犯行を実行しようとする場面はどんな犯罪映画よりも緊迫感があった。
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今年公開された『フクシマ・フィフティ』と割と似てて、管制塔と軍の連携が取れてないのが、東電と政府の噛み合わない感じが思い出された。管制塔でハイジャックされてないと解決した機体について、軍部では同時刻にハイジャックされたという情報が入ってくる。
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未曾有の事態が起きた時、完璧な対応が取れる国なんてない。そうやって起きてしまったことから次へ進んでいく力がアメリカの方が強い。だからこそ2001年に起きたテロ事件のことをわずか5年後に公開できる。触れたくないことに触れないんじゃなくて、向き合うことで次に進めると思う次第です。
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福島の事故でも9年かかったし、地下鉄サリン事件については大きい規模で公開された映画はまだないので、私は今後に期待します。
アンビリバボー2時間スペシャル!?
実際に起こった出来事を、可能な限り本人が演じている、奇跡体験アンビリバボー2時間スペシャル的な仕上がりでした。
極端な演出などは控えめに、実際に起きていることが淡々と進んでいるので、途中睡魔に襲われました…が、実際の出来事で、リアルに再現しているからこその(良く言えば)睡魔だと感じ、約2時間を堪えながら観ました。
あの時、何があったのか。
あの9.11の惨劇をどのようにしておこったのか。何があったのか。どのように対処したのか。
このような惨劇はけしてドラマチックに脚色や演出してはいけないですね。有名な俳優をあえていっさい使わずに真実のみをフィルムにしたことは正解だと思います。
とても緊張感や緊迫感のある映画でした。
二度とこのような惨劇がないことを祈るばかりです。
これが本当に起きた出来事とは。当時は現実味がなさすぎて逆に何も感じ...
これが本当に起きた出来事とは。当時は現実味がなさすぎて逆に何も感じなかった。麻痺してたんだと思う。今これを見て涙が止まらなかった。こんなのは映画の中だけの話で良い。
現実にあったこと
を知り得る情報で再現したノンフィクション作品だが、混乱ぶりを表現する早いカット割り、手持ちカメラのブレた映像。起承転結をつけない脚本、徐々に高まる鼓動のようなBGM、有名俳優を使わないなど、リアリティを出すために非常に高いレベルで計算した演出をしている。
何度も見てしまう
その度に、「うそでもええから、エンディング、変わってくれー!」と叫んでしまう。
低い点数をつけている人が居るが、この映画にエンターテイメントを求めてるんか?
これはドキュメントではなく、ノンフィクション映画。
非常に巧く作っていると思う。
ただ、シーンの切り替わりが早く、今どのセクションの話なの?と、
一瞬ついていないところもあった・
それでも、名作には違いない。
真に迫った・・・
事件当時のニュース映像を見ていても、怒りや悲しみは感じず呆然としていただけだったけれど、この映画によってようやく悲しみが伝わってきました・・・
ミサイル発射というキーワードさえも虚しく感じ、テロリスト・・・そりゃ何じゃ?と、社会派ドラマであるにも拘らず、政治的、軍事的なことは全て忘れて、ただ悲惨な運命を背負わされた人たちに涙するだけでした。“リアル”なんて単純な言葉だけで片付けては犠牲者やその家族たちに失礼にあたるだろうし、“事実を忘れないために”というアメリカ人から見た意見だけでも物足りない。それぞれの人間ドラマなんて全く描いていないのに、どうして胸の奥底から慟哭したくなるのだろう・・・それほど不思議な魔力を持った映画なのです。
前半は数ヶ所の管制官たちのドキュメンタリー風のエピソード。登場人物も俳優に混じって実際に体験した管制官(だと思う)が熱演し、“どの機がハイジャックされたんだ?”といった混乱を細部にわたって再現している。アメリカ上空に4000機も飛んでいた事実により、レーダー、無線の混雑ぶりが観客にもひしひしと伝わってくるのです。そして世界貿易センタービルから黒い煙の上がるシーンで彼らの当惑ぶりに拍車がかかる。事件当時に何度も見た映像であるはずなのに、登場人物と同じように唖然としてしまいました。
後半はもっぱら最後の1機ユナイテッド航空93便のハイジャック。殺されるパイロット、戸惑う乗務員、怯える乗客、そして実行犯の表情。全てが今までのハイジャック映画よりも迫力があり、あたかも同じ場所にいる乗客になったかのような感覚に陥ってしまいます。高度がどんどん下がっていき、死を覚悟した犠牲者たちの心がずしりと伝わってくる・・・電話、電話、愛する人に電話をしなければ・・・とめどなく涙が出てしまい、エンディングのテロップが読めなくなる・・・ううう。
大韓航空機撃墜事件によって、大学時代にお世話になった先生が亡くなったことまで思い出してしまい涙も倍増でした。こんな悲惨な事件を無くすためにも人間同士がいがみ合うことのない世界を・・・お願い。
〈2006年8月映画館にて〉
ほぼドキュメンタリー
『ボーン・スプレマシー』のグリーングラス監督による、9.11で墜落したユナイテッド93便を描いた作品。
ジャーナリスト&ドキュメンタリー監督出身のグリーングラス監督だけあって、出来るだけのリアリティを追い求めた作品。
管制官などにいる人物は、実際にその場にいた人をできるだけ揃えるなどして、ほぼ本物。
さらに、綿密な取材により、まるでドキュメンタリーのように仕上がっている。
それにしても、一体何のためにこの作品を作ったのか?
正直、ショッキング過ぎる…
完成度の高いぶん、余計に…
ノンフィクションだから面白いとは限らない
ひどい映画でした。 ノンフィクションということで楽しみにしていたのですが、 劣悪な内容でした。 ノンフィクションだから面白いとは限らない、 という事実を改めて思い知らされました。 テンポの悪い冗長な進行は視聴者をうんざりさせます。 低予算で作ったのか、 迫力のあるシーンなどは ほとんどありませんでした。 同時多発テロの内容のはずなのですが、 散々 TV で流れていた ワールドトレードセンターの破壊シーンしか しようされていませんでした。 なんて退屈なのでしょう。
テロは許せない
ワールドトレードセンターに2機目が衝突したのをリアルタイムで見ていた。非常に衝撃的な出来事で、現実に起きているなんて、なかなか信じられなかった。
本作は、ハイジャックされた4機の内唯一目的地に到着せずに墜落したユナイテッド93の運命を描く。想定外のハイジャックに混乱する管制塔とアメリカ軍の実態も上手く描かれていたと思う。無名の俳優陣で臨んでいるというのも、変に感情移入することもなく、良かった。
結末は知っており、全く救いはないが、テロの非道さを改めて認識した。
これが
現実に起こったあの9.11の真実。
生存者がいないので、実際とは違うかもだけど、現実に起こった事だと受け止めないといけない。
今現在でも起きている、決して許されないテロ・・・
無くすのは難しいと思うが、絶対無くさなければいけないと思う。
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