「4番目の飛行機‼️」ユナイテッド93 活動写真愛好家さんの映画レビュー(感想・評価)
4番目の飛行機‼️
9・11をテーマにした作品は多々製作されてますが、最もシンプルで、最も強く観る者のハートに訴えてくる作品だと思います‼️首謀者の暗殺を題材としたキャスリン・ビグロー監督の「ゼロ・ダーク・サーティ」と並ぶ傑作‼️ポール・グリーングラス監督はあの日標的に突っ込まなかった4番目の飛行機に焦点を当て、離陸からハイジャック、そして運命の瞬間までの当日の出来事を、"ボーン" シリーズでお馴染みのハンドカメラの活用、実際に使用されたニュース映像も使って、ヒジョーに簡潔な演出で時間軸に沿って再現しています‼️資料や証言をもとに、当日の機内の様子もリアルに完璧に再現‼️この作品はグリーングラス監督特有のグラグラ揺れるカメラと相まって観る者をも93便に乗せてしまうのです‼️キャストもスター俳優が一人も出ておらず、管制塔や米軍のスタッフには当時、リアルにこの事件を体験した人々が演じていらっしゃることもあり、その演技からは本物の悲しみが伝わってきます‼️そして映画「ラブ・アクチュアリー」の冒頭で「9・11の犠牲者が最後に発したのは、家族への愛するメッセージだった」と言うヒュー・グラントのナレーションがあります‼️最後まで諦めずに墜落を阻止しようとする乗客とテロリストの決死の争い、そして乗客が機内電話を使って家族に最後の言葉を遺すなど、クライマックスにかけては、恐怖と感動の二重攻撃で涙が止まりません‼️定かではありませんが、93便の目標はホワイトハウスだったと聞きます‼️93便の乗客たちが命を犠牲にしてホワイトハウスを守った‼️この事実をアメリカの大統領をはじめ政治家たちはどう受け止めているのでしょう・・・
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