劇場公開日 1996年9月14日

スワロウテイルのレビュー・感想・評価

全56件中、1~20件目を表示

3.0劇中に繰り返される「マイウェイ」はアゲハへの応援歌だと思う

2025年1月17日
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鑑賞方法:DVD/BD

<映画のことば>
タトゥーは体に別な生き物を飼うようなものだ。
そいつが、人格を変えてしまうこともある。
そして、運命さえも。
何でも彫ればいいというものではない。

空前の円高(人々は、それを指して「スーパー円」と称しました。スーパーマンの胸に「S」の文字ではなく、「¥(円マーク)」が描かれた風刺画までが新聞に掲載されたりもし
ていました。

そういう当時の日本円の強さの、言ってみれば「引力」に引かれ、東南アジア―とりわけベトナムなどから、日本での一攫千金を夢見て、満足な航海設備も備えないボートのような粗末な小さな船で、しかし自国ではエージェントに大金を支払って、日本に密入国しようとする人々が後を絶たず、「ボート・ピープル」などと呼ばれたりしていました。

そういう身元の彼らが正業に就くことは難しく、多くは、今ふうに言えば「3K職場」で過酷な労働に、低賃金で非合法に働いていたようです。
本作の「イェンタウン」は、たぶん、そういう彼らの実態を模写するものなのでしょう。

そういう境遇での、決して恵まれていたとは言えないアゲハの生き様(ざま)を描き切ったという点で、本作は、これも少女(少年)を描かせたら右に出る者はいないとも言
える岩井俊二監督らしい一本といえるとも、評論子は思います。
佳作と評するのが適切だとも思います。

(追記)
令和の今でこそ、ファッション・タトゥーとかあって、とくに若い女性の間では、タトゥーもファッションのひとつ、アイデンティのひとつとして理解されているようですけれども。

しかし、往時は、モンモン(タトゥー)を入れているのは、「その筋」のお兄さん・お姉さんと相場は決まっていたはずなので、タトゥーを入れることにした=自分の体を彫り師に委ねることにした少女・アゲハには、「そういう境遇にある自分ではない、誰か」になろうとする並々ならない決心があったようにも、評論子は思います。
上掲の映画のことばは、アゲハの、その並々ならない決心を示唆・象徴するものとして、本作では重要な位置を占めるように、評論子は思います。

紙幣の変造にまで手を染めるほどに、荒(すさ)んだ生活の中でも、そこから巣立ちたいともがくアゲハの姿には、感動を覚えます。
(劇中に何度も繰り返し流れる楽曲「」マイ・ウェイ)は、自分の途を模索し続けるアゲハへの応援歌であったようにも、評論子には思われました

(追記)
お若いかたには、そもそもカセットテープというものにすら馴染みがないことと思いますけれども。
往時は音楽を録音することに使ったほか、当時は唯一の磁気媒体として、ワープロ(もちろん、ノートパソコンのワープロソフトではなく、ワープロ専用機)で作ったデータ
も、カセットテープに保存していたことを思い出しました。
(再生時の読み取りエラーで、データがよく文字化けしていたことは別論)

だから、メモリースティックにでもなく、データDVDにでもなく、もちろんSDカードにでもなく(極道=葛飾組の構成員だった…つまり「その筋」の人だった須藤が体内に埋め込んで隠していたカセットテープには、ニセの一万円札の磁気データが記録されていたというストーリーも、そんなに違和感なく受け入れるのとのできた評論子でもありました。
(かつて、磁気テープへの記録方式として、VHSかβかという争いがあったことも、もう「今は昔」というものです)

(追記)
「天は人の上に人を作らず、人の下に人を作らず。」
「何それ」
「イェンタウンの守護神のお言葉」

その「守護神」が令和6年から渋沢栄一さんに替わってしまったので、イェンタウンの守護神のお言葉も、そのうち変わることでしょう。

(追記)
グリコが、イェンタウンを出てライブハウスを開業し、シンガーとして独立した当たりから、本作も違った局面を見せ始めます。

剽軽(ひょうきん)なアメリカ二世が言い出したように、いわば「何てもあり」の混沌だったイェンタウンから「サード・カルチャー」として進化・独立の境地を歩み始めたということでしょうか。

混沌の中から産まれる「サード・カルチャー」-。

考えてみれば、芸術作品のひとつである映画も、監督(製作者)の混沌の中から、あたかも一条の糸のように進化(純化)されて純化されてきた監督・プロデューサーの思念が、最終的に一本の作品として純化(あたかも、ドロドロの原油から石油製品が精製されるように純化)されて、初めて観客の眼に映るのでしょうか。
評論子には、そんなことにも思いが至った一本になりました。

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talkie

3.0久しぶりに観ると時代を感じるなー。 役者が皆素敵で良い。当時は何も...

2025年1月5日
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久しぶりに観ると時代を感じるなー。
役者が皆素敵で良い。当時は何も思わなかったけど手持ち撮影がこんなに多かったのか。

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Mk.plass

3.0映画内のその映像の場面の構成が南米みたいでしたが、東京の現実の新宿...

2024年10月5日
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鑑賞方法:DVD/BD

単純

寝られる

萌える

映画内のその映像の場面の構成が南米みたいでしたが、東京の現実の新宿が当映画の映像の構成のようなその南米の都市のスラム街のような、もうなっているような感じがしますが、松たか子主演の四月物語も観ましたが、グラドルのプロモーションビデオのような、内容がなかったでしたが、また松たか子が走る後ろ姿から百姓女のような大きい尻でしたが、また当映画に販売店の大きなその看板が落下し壊れる場面があり、それがモノクロのナチスドイツのドキュメンタリーにナチスドイツがソ連に敗けてそのハーケンクロイツの爆破やそれの看板が落下し壊れる場面があり、その数秒の場面が似てましたが

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39stepbacK

1.5好き嫌い分かれる映画だと思います。

2024年9月15日
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鑑賞方法:VOD

今でも絶大な人気を誇ると聞いている本作。なんとなーく自分の好みとは合致しなさそうやなと思いながらも恐る恐る視聴。結果…
全くよさがわからなかった。(ファンのかた本当にごめんなさい💦)

以下、完全に主観です。
役者さんたちは熱演やと思うし、イエンタウンで使われている架空の言語を織り交ぜながらの会話は斬新なのかもしれないが、全体的にこれ斬新やろ?クールやろ?みたいな押し付けてくるような雰囲気が鼻についてしまう。

完全に個人の好みだが、歌のシーンも冗長で胸焼けしてしまい、はよこのシーン終われへんかなと思ってしまった。
ただ、観る時代によっては私自身の感想も違ったのかもしれない。役者さんたちはセリフ覚えるの大変やったやろうな〜としみじみ思った。

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める

4.0繊細さと大胆さを兼ね備えたら最強

2024年3月8日
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鑑賞方法:VOD

岩井俊二監督が自著の同名小説を実写映画化。

今観ると俳優陣が若く、それを見ているだけでも楽しい。
長髪美男子の江口洋介さん、浅野忠信さんも出演している。
若い頃のローリー寺西さんも登場してギターパフォーマンスを披露する場面がある。
Charaさん演じるガラの悪い娼婦のグリコが歌うと上手いし急に可愛いく見えるというギャップ。
当時15か16歳の伊藤歩さんの体当たり演技は見どころ。スクリーンいっぱいにおっぱい丸出しでタトゥーを入れる場面がある。後に映画『ふくろう』で全裸ヘアヌードを披露することになる。
桃井かおりさんが、走る小型の赤い車の中でタバコを吸ったり困ったりするシーンは、映画『黄色いハンカチ』を彷彿とさせる。
渡部篤郎さん演じるランが、アニメの『進撃の巨人』に登場するリヴァイ兵長のようだ。

独特な落ち着きのないカメラワークだが、見れば見るほど好きになる。

架空の世界という設定のファンタジー作品なのだが、黒電話や公衆電話など日本の懐かしいモノで溢れている。

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Don-chan

4.5復刻上映するのは良いのだけど…。

2023年12月18日
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今年423本目(合計1,073本目/今月(2023年12月度)24本目)。
(参考)前期214本目(合計865本目/今月(2023年6月度まで))

 今日一日限りの復刻上映で、前から注目していた作品だったので見に行きました。
レーティングは「R」とのことでそれ以上何も書かれていませんが、「特定の犯罪行為を助長しかねない行為がある」ため、今風にいえばR15程度で(まぁ甘めにつければPG12だが一般指定には絶対にならない)、この点注意書きは欲しかったかなというところです。

 (映画当時の日本の経済状況を勘案して)経済的に架空の町が舞台で、そこに日本語、英語、中国語、韓国語(韓国語は出たっけ?)を話す色々な人々が織りなす映画です。ジャンル分類が割と謎で、日本といえば日本ですが、架空の国であることも明らかで、日本・英語(アメリカ)、中国、韓国あたりを足して4で割った謎の無国籍の都市が舞台なのかな…という気がします。ジャンル分類がわりかし謎で、おそらくそうした「謎の無国籍風の都市を舞台にする人々の交流」がテーマなのではなかろうか、と思います。

 レーティングに関しては現在(2023年)とは具体的に比較ができないので一般論にしかなりませんがR15ついても仕方がないのかなといったところです(当時は一般とR指定の2つだけ?)。

 採点に関しては以下まで考慮しています。

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 (減点0.3/偽札関係について)

 知りながら作る類型と、知らないままつい使ってしまう類型まで色々あり罪の重さもそれぞれですが(特に後者に関しては精巧なものまであるので知らなかったという場合もあり、法定刑はかなり低い)、この映画はそれを「積極的に」勧めているシーンがあり、ちょっとこれは今風にいうとPG12では厳しい(R15きても不思議ではない)といったところです。もっとも、この映画を小中学生の子が見ることは想定されていないし、映画の公開当時と今(2023年)とでは偽札の取締りのレベルも全く異なりますが、真似をする人が出てきても困るので、復刻上映をするならするである程度の配慮は欲しかったです。

 ※ この点、映画館側の帰責事由にするのか、復刻上映をする際の、許可する版権を持っている会社側の問題(一言断り書きを追加するなどの依頼をする)なのかという点がやや謎といえば謎です(よって減点幅もかなり調整したものではあります)。
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yukispica

5.0多くの若者に影響を与えたであろう名作 何回も見てる人多い 「キリエ...

2023年12月9日
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鑑賞方法:映画館

興奮

幸せ

多くの若者に影響を与えたであろう名作

何回も見てる人多い
「キリエのうた」公開記念で上映していたので2回目

中二病 渡部篤郎かっこいい若い  薬物アジアのスラムおしゃれカフェ子供の闇バイト阿片街(黒澤明の映画のようだ)九龍城闇医者
終わり方江口洋介は最後死ぬのか?(移民ばかり死んでいく)
グロさと殺しのタイミングスリル とにかくすごい映画

美術のジブリもした展覧会もたまたま行ったことがある種田陽平? 岩井俊二は当たりはずれがあってこれは世界観を全部創作したので画面の見るべきところが多く面白かった

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チャン・パー

4.5闇に蠢く蝶

2023年10月23日
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鑑賞方法:VOD

違法労働者の集う円都に1人残されたアゲハは、娼婦のグリコに預けられ共に過ごすことになり…。
岩井俊二監督作品。架空のスラム街を中心に光を求めてもがく人間たちを描いた雰囲気映画の中でも特に好きな作品。何よりこの頃の渡部篤郎が格好良すぎるので定期的に観てます。

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shotgun

5.0江口洋介

2023年7月13日
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偉大すぎる。キャストが豪華すぎる。ここで1つ言っておこう、名曲の中でメロディがダメだった曲はない。おあとがよろしいようで
三上博史が俺の知ってる三上博史じゃなかった!普通にかっこいい!こんなの三上博史じゃない!普通にカッコよくなれるんならはじめからそうすればいいのに(#^----------^.#)

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ミスター

4.0アゲハ蝶は舞う

2022年7月11日
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予告がすごく面白そうだったので観てみたら
案の定、すごく面白かった‼️

独特な世界観とカオスなキャラクターが魅力的だった!

特に最後のたたみかけ
Charaさんの『swallowtail butterfly〜あいのうた〜』
で感動しました🥺

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エレベーターガール

3.0島国ゆえの

2022年6月30日
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ポジションがこの国の特異性を生み出す。がそれ故、他国にない特殊な事情もあって集まったものが
交差しやすい。本作の描いた世界はバブル期の我が国の水際でのお話だろうが。
ごくごく一般の生活を送っていた人には窺い知れぬ世界だったかと思う。
それ故に新鮮で刺激的。だが、そんなかけ離れた世界に感じさせなかったのが、本作を名作と呼ばせたもうた理由かと思う。
個人的には纏まりが少なく散発的なストーリー展開がストレスだったが。まぁ。観ておいて損はないなぁ。
これが感想

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tomokuni0714

3.0様々な言葉が混ざり合い、独特の世界観。観ていて不思議。 Chara...

2022年6月19日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

様々な言葉が混ざり合い、独特の世界観。観ていて不思議。
Charaのプロモ観ている感じだった。Chara、可愛かった。
キャストも良い。みんな若いなぁ。

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よっしー

3.0岩井俊二の作品は、ロシアンルーレットみたいなもんだ‼️❓

2022年1月18日
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岩井作品を20あまり観てきたが、リツクバンウィンクルの花嫁、と、花とアリス、の2作品最高だがあとはクズでした。
これはクズの部類です。
最初に最高の作品に出逢うと死ぬまで期待しちゃうんですよね。
何十とクズに出逢おうとも命まで取られるわけでなし。
なんか、女優の奇跡に出逢わないとクズになるんですよね。
ちなみに、リツクバンウィンクルは黒木華、花とアリスは蒼井優、で、化学変化したんですよ。
まあ、クズでも、イメージビデオみたいで、心理的にはダメージが少ないのが不幸中の幸いではあります。

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アサシン5

4.525年も前ですか フィルムの質感とか光の捉え方が さすが岩井俊二、...

2021年9月18日
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25年も前ですか

フィルムの質感とか光の捉え方が
さすが岩井俊二、エモいです。

ピアノをゴミ捨て場から拾うシーンと
アゲハがtattoo彫るシーンがすき。

三上博史かっこいいなぁ✨

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猫柴

4.04

2021年8月29日
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現在だったら作れない?と思わせる
ダークで独特な世界観のなかに、
美しい歌声と当時15?16?歳の伊藤歩さんの
神秘的な演技が際立って、目を奪われました。
私が生まれた歳の作品だと思うと、
なおこの作品の凄さを実感します。

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さあああん

3.5岩井作品の時代

2021年7月18日
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鑑賞方法:DVD/BD

「チイファの手紙」→「ラストレター」→「Love Letter」の流れで鑑賞。これらとは設定を大きく違う作品。光と陰、映し出す雰囲気の素晴らしさが岩井作品。バズーカぶっ放したり、偽札での錬金術のあっさりした成功などあり得ないツッコミどころは多いが、それらを除いても、今も色褪せない上映当時の時代性を感じられる秀作だと思いました。

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Misty

3.5なげぇ

2021年6月1日
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長いけど見入っちゃうあれは魔法かなんかなの?

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namakemono

5.0色彩

2021年4月20日
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未だ夜中に引っ張り出して観ることがある。
青春時代というか。
これを観てから10年くらいはずうっとこの色を目指していました。

商業的でも芸術的でもある。
サウンドトラックを何回も聴いたのはこの映画とベティーブルーくらい。

エンターテイメントとして完璧だと思います。

色がたくさんで、荒くて、綺麗で。儚い。

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トロイメライ

2.0世界観は好きだがかなり冗長

2021年1月27日
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鑑賞方法:映画館

日本語、中国語、英語がごっちゃ混ぜの無国籍でカオスな舞台設定はすごく良かった。
しかしCharaのPVの要素が入っていたりして全体的にかなり冗長だと感じました。
ストーリーよりも世界観を楽しむ映画だと感じですかね。
想像していたよりBGMが賑やかな映画でちょっと音酔いしてしまいました。
中国語は皆さん上手でしたよ。ちゃんと聞き取れましたし。

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canghuixing

5.0円が1番強かった時代

2021年1月14日
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鑑賞方法:DVD/BD

個人評価:4.8
少女はサナギから蝶へと変化していく。
その後も、少女の宝石の様な瞬間を切り取り続ける、岩井作品の荒々しいまでの原型がここにある。
夢、暮らし、家族、青春、変化など普遍的なテーマが全て詰め込まれ、96年に作られた本作で、すでに完成形とも言える仕上がりだと感じる。
円が1番強かった時代の作品。令和になっても心揺さぶられる名作中の名作。

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カメ