ストップ・メイキング・センスのレビュー・感想・評価
全65件中、1~20件目を表示
人生のどこかで一度はスクリーン体感したい伝説のライブ作品
ステージ上にライトが当たる。映し出されるのはデイヴィッド・バーンの足。そこからカメラは上がり、涼しげなスーツ、ギター、そしてラジカセに合わせて前後にリズムを取る首元ときて「Psyco Killer」が始まる。この伝説的ライブを初めてスクリーンで体感する自分にとって、これほど一つ一つの細部や動線が目に飛び込んでくることが衝撃だった。一人、また一人とステージ上で合流するメンバーも表情豊かで、鳴り響く音色が増えることで曲調は多彩になる。化学反応の可能性も無限。かくも個性が密に組み合わさってグルーヴを生んでこそのトーキングヘッズなのだと納得する自分がいた。個人的ハイライトは「This must be the Place」の温もりあるメロディ。続く「Once in a Lifetime」の神秘的な響き。ともかくこの機会に鑑賞できて良かった。エンドクレジットで試写客の多くが拍手を送る様が印象的だった。
こういうライブが観たい!
配信(アマゾンレンタル)で視聴。
デビットバーンのパフォーマンスはアメリカン
ユートピア以来2回目。
アメリカンユートピアも良かったが、今回の作品も素晴らしかった。
歌手だが、独特な音楽、独特なパフォーマンスを見せてくれる。
今回の作品も素晴らしかった。
こういうライブが観たい。アメリカン・ユートピアも含めて何回も観たくなる作品。
最高
ティナ・ウェイマスのうねり
トーキング・ヘッズのデビッド・バーンのライブを記録した『アメリカン・ユートピア』(2021)は、近年の音楽ドキュメンタリー映画の中で傑出した作品です。そのステージの大元とも言えるのが1984年の彼らのステージをジョナサン・デミ(『羊たちの沈黙』- 1991 の監督)がフィルムに収めた本作です。『アメリカン・ユートピア』公開時に本作もリバイバル上映され、僕も駆け付けたのですが、映像やステージ演出は現在の方が洗練されていますが、原初的パワーの迫力に圧倒されました。それがこの度、4Kリマスターでの公開になりました。これは見届けねばなりますまい。
さて、リマスターにより画質の向上より音のクリアさと迫力がグッと増したのがよかったなぁ~。4Kになっても、デビッド・バーンの歌詞はやっぱり訳分からないけど、それでも何だろうこのワクワク感。そして、今回も僕の目と耳はベースのティナ・ウェイマスに惹きつけられました。リズムのキレとベースラインのうねりがカッコいい~。当時は、女性のベーシストって少なかっただろうになぁ。
蘇る当時の興奮
トーキング・ヘッズ 1983年の公演。 映画館というよりは、ただひ...
現代の舞台技術と比べるとシンプルだがよく出来ている
☆☆☆☆★★★ 完全なレビューは、映像での詳細が不可避の為にFil...
☆☆☆☆★★★
完全なレビューは、映像での詳細が不可避の為にFilmarksでのレビューを参照願います。
メンバー同士の視線の素晴らしさに感動する 2️⃣
IMAX2回目
前回時に気付いては居たのですが、改めて確認の為に劇場へ。
IMAXの映像と音圧は素晴らしいが、残念だがアレックスの声が数カ所聴こえなくなっているところ。
特に鶏?の声真似が消えているのは悲しい。
他にも数カ所有った。
それと↓にも記したのだけれど。やっぱりカットされた3曲が存在してこその、メンバー達が視線を合わせて生み出される曲のリズム感。感動がやはり大きいと一層強く感じた。
昨年から、どうしても映画館へ行く事が困難になってしまっていたのですが…。
何と!4Kレストア版!しかもIMAX上映!
これはもう、何が何でも観に行かねばならない!…と、重い腰を上げてレイトショーへ駆け付ける。
いや〜〜〜! IMAXの没入感半端ないね。音圧凄かったわ。
ありがとうA24
ありがとう 最後に一瞬だけ映る監督ジョナサン・デミ。
(レンタルビデオ初期に、何度も借りて観た時に発見した。作品中に数回有る編集ミスも、最早作品の《味》として楽しんでしまう。)
但し、無いものねだりを承知で言ってしまうと。カットされた3曲にこそ、メンバー同士の強い信頼関係から発生される〝 絆 〟が、より強く感じる場面が有る為。それがカットされているのが本当に残念。
(バーンとバーニーの、顔面あっち向いてホイをクリアな大画面で見たかった)
ところで、コレは通常版のレビューにも書いた事ですが。バーンの絶頂期と言えるのは、(あくまでも個人的な意見として)ソロ活動初期の1990年代。特に、1992年のツアーは『Between The Teeth』として、過去にLDで発売されていますが、残念ながら短縮版。
長年の願いとしてワーナーさん!今こそ、このツアーを完全映像化し、劇場公開して欲しい。
(短縮版を発売した経緯が有るのだから、完全映像有りますよね?いや!無い方がおかしいんだから)
俺は、♬ Mr.Jones を、劇場の大画面・大音量で聴きたいんじゃ〜!
初見 1986年8月28日 渋谷ジョイシネマ
日時不明 丸ノ内ピカデリー ロックフイルムフェスティバル(爆音上映)
その他何回も劇場鑑賞済み。しかしいずれも日時・劇場名は不明
2021年8月4日 キネマ旬報シアター/スクリーン1(音感上映)
2021年11月21日 下高井戸シネマ
2024年 2月3日 TOHOシネマズ日比谷/スクリーン4(4Kレストア版 IMAX上映)
2024年2月10日 TOHOシネマズ日比谷/スクリーン4(4Kレストア版 IMAX上映)
※ 売店でパンフレットを買っている人をチラッと見ると。値段は分からなかったけど、パンフが初公開当時のパンフの半分くらいの大きさ。
当時のパンフレットは持つてるけど、中身をそのまま圧縮(笑)したのかな?
why ? small pamphlet ?
これこそは、できるかぎり大スクリーン&大音響で!!
IMAXレーザーで観られて、本当によかった!——心からそう思えるライブ・ドキュメンタリーだった。全米初公開は1984年。今回、40年の時を経てIMAXの巨大スクリーンに蘇った「4Kレストア」版を観て、新たに驚いたことは2つ。
一つは、オリジナルのオーディオ・トラックから新たにリミックスされたドルビーアトモスの、あふれかえるような臨場感だ。ステージのどこから、バンドメンバーのだれから、その音は飛んでくるのか。画面には映り込まなくても、思わず“その方向”へ目を向ける。ヴィヴィッドな音が映像を煽って、いやがうえにも観客のボルテージを上げてくれる。
もう一つは、40年前の旧作映像を巨大なスクリーンで観ても全く古びていないこと。オリジナル・ネガからレストアされた映像は、むしろフィルムならではの質感を保持し、人肌を感じさせるほどだ。
キャメラは、まるでプライベートパーティに招かれた“旧知の顔見知り”のように、演奏するメンバーの合間を縫って“歩き回る”。一身にスポットライトを浴びたフロントマンが声を張る瞬間も、その隣や背後でメンバーたちが交わすアイコンタクトやグルーヴする身体を、キャメラは絶妙のタイミングで捉えて観客に届けてくれる。
こうして全編を見返すと、当時トーキング・ヘッズのステージが他のライブコンサートとは一線を画し、いかに「パフォーミングアーツ」として際立っていたかが改めて実感できる。
たとえば舞台美術ひとつとっても、三分割されたステージ背景に「公共図書館」「ドラッグ」「女のコ」などの単語がスライドプロジェクターによって次々と大写しされるシーンは、パフォーマンス集団ダムタイプの伝説的な舞台『S/N』(1994年初演)を連想させる。
デヴィッド・バーンのステージ・パフォーマンスも強烈で、一度観たら忘れられない。ぐぃんと伸びるヴォーカルはもとより、「のけぞる」「引き攣る」「よろめく」「左右に揺れる」「その場で前のめりにランニングする」…といった一連の「身体表現」は、1970~80年代にかけて演出家ロバート・ウィルソンやマルチアーティストのローリー・アンダーソンらが切り拓いてきた前衛の地平に連なるものだ。ここには、確かに“時代のスピリット”が感じられる(ちなみにバーンは、80年代後半に演劇『ニー・プレイ』と『ザ・フォレスト』でロバート・ウィルソンとコラボレーションを果たしている)。
このような彼の身体表現の根底には、私が大好きなコレオグラファー、トワイラ・サープの影響も少なからずあるのだ——と頭の片隅で思いながら、本作のライブ・パフォーマンスを楽しんだ。
いうまでもなくサープは現代舞踊界の巨匠、世界的振付家の一人だが、バレエほか様々なダンス・エッセンスを取り込んだ彼女独自の振付スタイルが、映画の中でバーンの身振りにあからさまに窺えるわけではない。
バーンは、サープ振付の『キャサリン・ホイール』(1981年初演)で彼女とコラボレーションしており、当時の彼女の仕事ぶりから多くの刺激を受けたとコメントしている。ステージに“応用”できる身振りのヒントは身の周りに幅広く転がっていることに気付かされたのだ、と。
本作をつうじて、サープの振付に込められた「動きの真髄」がバーンのパフォーマンスにも宿っていることを確信し、心打たれたのだ。
最後にもう一つ、本作の字幕について。そらで歌えるコアなファンやネイティブスピーカーには煩わしいかもしれないが、字幕のおかげで、ミュージシャンたちの豊かな表情と“同時”に、「難解」「哲学的」とも言われる歌詞の大意が掴めたので、一曲一曲がカラダにするりと入ってきた。コレがよかった。
躍動し続ける90分
百聞は一見に如かず。
「アメリカン・ユートピア」は大好きで何回か鑑賞していたのだが、
かの有名なトーキングヘッズ自体は初めて目にした。
クールにも見えるがテクニックとフィジカルな熱さも兼ね備えたバンド。
息つく間もなく観客を熱狂の渦に巻き込むエネルギーの伝え方が素晴らしい。
何よりも最初から最後まで響きわたるリズムの重低音が心地よく、
IMAXの良さを今までで一番認識したかもしれない。
裏方目線を取り入れているところもライブ映画として斬新。
オープニングからエンディングまで全て楽しんだ。
映画館で観られて本当に良かったと思える傑作。
頭を空っぽにして楽しんだ
体力ありすぎのデヴィッド・バーン
トーキング・ヘッズにはほぼ触れずにこの歳まできてしまったが、音楽映画の金字塔との呼び声高い本作が4Kでリバイバルというので鑑賞。数年前のアメリカン・ユートピアは劇場で観たのだが、完璧に作り込まれたショーに世の評判ほど個人的にはノレず…。そんなわけで鑑賞前にはやや不安があったけど、アメユーよりライブ感にあふれている本作は、自分の嗜好にも合っていてめっちゃ楽しめた。
人物を引き立たせるためか楽器や舞台装置を黒で統一しているのがかっこよく、評判のデヴィッド・バーンの多動?っぷりがすごい。ドキュメンタリーや実録ものと違って全曲フルコーラス聴かせてくれるし、ラストはスパッと幕が降りてシャープに終わるのもいい。レイトショーの劇場内はおっさん3人だけだったこともあり、連続するリズミカルな曲にこっちも勝手に体がずっと動いていた。
日本の能にヒントを得たというビッグスーツは仮装大賞かジャンボマックス(古すぎ)にしか見えなかったけど、まさに「意味を考えず」に浸れる作品だった。
トーキング・ヘッズの名前はもちろん知っていましたが、当時は聴いてな...
「80年代の音楽好き」
ファンキー🎵
全65件中、1~20件目を表示