劇場公開日 2024年2月2日

ストップ・メイキング・センスのレビュー・感想・評価

全62件中、1~20件目を表示

4.5人生のどこかで一度はスクリーン体感したい伝説のライブ作品

2024年1月31日
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鑑賞方法:試写会

ステージ上にライトが当たる。映し出されるのはデイヴィッド・バーンの足。そこからカメラは上がり、涼しげなスーツ、ギター、そしてラジカセに合わせて前後にリズムを取る首元ときて「Psyco Killer」が始まる。この伝説的ライブを初めてスクリーンで体感する自分にとって、これほど一つ一つの細部や動線が目に飛び込んでくることが衝撃だった。一人、また一人とステージ上で合流するメンバーも表情豊かで、鳴り響く音色が増えることで曲調は多彩になる。化学反応の可能性も無限。かくも個性が密に組み合わさってグルーヴを生んでこそのトーキングヘッズなのだと納得する自分がいた。個人的ハイライトは「This must be the Place」の温もりあるメロディ。続く「Once in a Lifetime」の神秘的な響き。ともかくこの機会に鑑賞できて良かった。エンドクレジットで試写客の多くが拍手を送る様が印象的だった。

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牛津厚信

5.0トーキング・ヘッズ 1983年の公演。 映画館というよりは、ただひ...

2024年4月19日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

幸せ

トーキング・ヘッズ 1983年の公演。
映画館というよりは、ただひたすら格好いいステージを観させていただいた時間でした。
当時、これだけの接写アングルで記録に残していたこと、凄い驚きです。
バンドに皆さんにも、撮影スタッフにも、大拍手です。

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woodstock

4.5やっぱりライブっていい

2024年4月14日
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鑑賞方法:映画館

と思わせられる、観客を楽しませる術が徹底して考え抜かれた素晴らしいライブだけど、結局のところ自分たちが一番楽しそう、てところが要なのだと思う。

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chibirock

4.0現代の舞台技術と比べるとシンプルだがよく出来ている

2024年3月25日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

80年代を味わいたくて鑑賞。
あの時代にはリアルタイムで見てない。
計算され、洗練された舞台構成に感動。古さを感じさせない。ローリングストーンズのライブと比べると、180度違う。向こうは、演奏がガチャガチャ、でもそれがライブ感があって良い。
こちらは、裏方を含め、舞台を作って、きちんと見せている。ライブというより舞台ですね。光と影の使い方がうまく、またかっこいい。
ベースの女性もかっこいいです。

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morihide

5.0古いけど

2024年3月22日
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鑑賞方法:映画館

興奮

幸せ

現代でも通じる

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こえん

4.5☆☆☆☆★★★ 完全なレビューは、映像での詳細が不可避の為にFil...

2024年3月22日
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☆☆☆☆★★★

完全なレビューは、映像での詳細が不可避の為にFilmarksでのレビューを参照願います。

メンバー同士の視線の素晴らしさに感動する 2️⃣

IMAX2回目
前回時に気付いては居たのですが、改めて確認の為に劇場へ。

IMAXの映像と音圧は素晴らしいが、残念だがアレックスの声が数カ所聴こえなくなっているところ。
特に鶏?の声真似が消えているのは悲しい。
他にも数カ所有った。
それと↓にも記したのだけれど。やっぱりカットされた3曲が存在してこその、メンバー達が視線を合わせて生み出される曲のリズム感。感動がやはり大きいと一層強く感じた。

昨年から、どうしても映画館へ行く事が困難になってしまっていたのですが…。
何と!4Kレストア版!しかもIMAX上映!
これはもう、何が何でも観に行かねばならない!…と、重い腰を上げてレイトショーへ駆け付ける。

いや〜〜〜! IMAXの没入感半端ないね。音圧凄かったわ。

ありがとうA24
ありがとう 最後に一瞬だけ映る監督ジョナサン・デミ。
(レンタルビデオ初期に、何度も借りて観た時に発見した。作品中に数回有る編集ミスも、最早作品の《味》として楽しんでしまう。)

但し、無いものねだりを承知で言ってしまうと。カットされた3曲にこそ、メンバー同士の強い信頼関係から発生される〝 絆 〟が、より強く感じる場面が有る為。それがカットされているのが本当に残念。
(バーンとバーニーの、顔面あっち向いてホイをクリアな大画面で見たかった)

ところで、コレは通常版のレビューにも書いた事ですが。バーンの絶頂期と言えるのは、(あくまでも個人的な意見として)ソロ活動初期の1990年代。特に、1992年のツアーは『Between The Teeth』として、過去にLDで発売されていますが、残念ながら短縮版。
長年の願いとしてワーナーさん!今こそ、このツアーを完全映像化し、劇場公開して欲しい。
(短縮版を発売した経緯が有るのだから、完全映像有りますよね?いや!無い方がおかしいんだから)

俺は、♬ Mr.Jones を、劇場の大画面・大音量で聴きたいんじゃ〜!

初見 1986年8月28日 渋谷ジョイシネマ

日時不明 丸ノ内ピカデリー ロックフイルムフェスティバル(爆音上映)

その他何回も劇場鑑賞済み。しかしいずれも日時・劇場名は不明

2021年8月4日 キネマ旬報シアター/スクリーン1(音感上映)

2021年11月21日 下高井戸シネマ

2024年 2月3日 TOHOシネマズ日比谷/スクリーン4(4Kレストア版 IMAX上映)

2024年2月10日 TOHOシネマズ日比谷/スクリーン4(4Kレストア版 IMAX上映)

※ 売店でパンフレットを買っている人をチラッと見ると。値段は分からなかったけど、パンフが初公開当時のパンフの半分くらいの大きさ。
当時のパンフレットは持つてるけど、中身をそのまま圧縮(笑)したのかな?

why ? small pamphlet ?

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松井の天井直撃ホームラン

5.0最高!

Mさん
2024年3月8日
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明日も見に行こうかな

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M

4.5これこそは、できるかぎり大スクリーン&大音響で!!

2024年3月6日
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鑑賞方法:映画館

IMAXレーザーで観られて、本当によかった!——心からそう思えるライブ・ドキュメンタリーだった。全米初公開は1984年。今回、40年の時を経てIMAXの巨大スクリーンに蘇った「4Kレストア」版を観て、新たに驚いたことは2つ。

一つは、オリジナルのオーディオ・トラックから新たにリミックスされたドルビーアトモスの、あふれかえるような臨場感だ。ステージのどこから、バンドメンバーのだれから、その音は飛んでくるのか。画面には映り込まなくても、思わず“その方向”へ目を向ける。ヴィヴィッドな音が映像を煽って、いやがうえにも観客のボルテージを上げてくれる。

もう一つは、40年前の旧作映像を巨大なスクリーンで観ても全く古びていないこと。オリジナル・ネガからレストアされた映像は、むしろフィルムならではの質感を保持し、人肌を感じさせるほどだ。
キャメラは、まるでプライベートパーティに招かれた“旧知の顔見知り”のように、演奏するメンバーの合間を縫って“歩き回る”。一身にスポットライトを浴びたフロントマンが声を張る瞬間も、その隣や背後でメンバーたちが交わすアイコンタクトやグルーヴする身体を、キャメラは絶妙のタイミングで捉えて観客に届けてくれる。

こうして全編を見返すと、当時トーキング・ヘッズのステージが他のライブコンサートとは一線を画し、いかに「パフォーミングアーツ」として際立っていたかが改めて実感できる。

たとえば舞台美術ひとつとっても、三分割されたステージ背景に「公共図書館」「ドラッグ」「女のコ」などの単語がスライドプロジェクターによって次々と大写しされるシーンは、パフォーマンス集団ダムタイプの伝説的な舞台『S/N』(1994年初演)を連想させる。

デヴィッド・バーンのステージ・パフォーマンスも強烈で、一度観たら忘れられない。ぐぃんと伸びるヴォーカルはもとより、「のけぞる」「引き攣る」「よろめく」「左右に揺れる」「その場で前のめりにランニングする」…といった一連の「身体表現」は、1970~80年代にかけて演出家ロバート・ウィルソンやマルチアーティストのローリー・アンダーソンらが切り拓いてきた前衛の地平に連なるものだ。ここには、確かに“時代のスピリット”が感じられる(ちなみにバーンは、80年代後半に演劇『ニー・プレイ』と『ザ・フォレスト』でロバート・ウィルソンとコラボレーションを果たしている)。

このような彼の身体表現の根底には、私が大好きなコレオグラファー、トワイラ・サープの影響も少なからずあるのだ——と頭の片隅で思いながら、本作のライブ・パフォーマンスを楽しんだ。
いうまでもなくサープは現代舞踊界の巨匠、世界的振付家の一人だが、バレエほか様々なダンス・エッセンスを取り込んだ彼女独自の振付スタイルが、映画の中でバーンの身振りにあからさまに窺えるわけではない。
バーンは、サープ振付の『キャサリン・ホイール』(1981年初演)で彼女とコラボレーションしており、当時の彼女の仕事ぶりから多くの刺激を受けたとコメントしている。ステージに“応用”できる身振りのヒントは身の周りに幅広く転がっていることに気付かされたのだ、と。
本作をつうじて、サープの振付に込められた「動きの真髄」がバーンのパフォーマンスにも宿っていることを確信し、心打たれたのだ。

最後にもう一つ、本作の字幕について。そらで歌えるコアなファンやネイティブスピーカーには煩わしいかもしれないが、字幕のおかげで、ミュージシャンたちの豊かな表情と“同時”に、「難解」「哲学的」とも言われる歌詞の大意が掴めたので、一曲一曲がカラダにするりと入ってきた。コレがよかった。

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ドミトリー・グーロフ

4.0カッコいい!スタンディングでノリノリで観てみたい!

2024年3月3日
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カッコいい!スタンディングでノリノリで観てみたい!

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mini

5.0躍動し続ける90分

2024年3月1日
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流離いのオオハシ

4.0頭を空っぽにして楽しんだ

2024年2月28日
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鑑賞方法:映画館

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幸せ

 Talking Heads の40年前の伝説のライブ映像。        まさに Stop making sense. 意味なんて考えずに David Byrne のボーカルとダンス、そして彼らのステージを楽しんだ。
 take me to the river, drop me in the water
のフレーズが頭の中をリフレイン(差し控えるじゃない方)している(心地よく)。
 数年前に観た素晴らしいライブ映像 American Utopia のDavid Byrne の若き日の映像と思うと、また感慨深いものがある。

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ゆみあり

4.5体力ありすぎのデヴィッド・バーン

2024年2月28日
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興奮

トーキング・ヘッズにはほぼ触れずにこの歳まできてしまったが、音楽映画の金字塔との呼び声高い本作が4Kでリバイバルというので鑑賞。数年前のアメリカン・ユートピアは劇場で観たのだが、完璧に作り込まれたショーに世の評判ほど個人的にはノレず…。そんなわけで鑑賞前にはやや不安があったけど、アメユーよりライブ感にあふれている本作は、自分の嗜好にも合っていてめっちゃ楽しめた。

人物を引き立たせるためか楽器や舞台装置を黒で統一しているのがかっこよく、評判のデヴィッド・バーンの多動?っぷりがすごい。ドキュメンタリーや実録ものと違って全曲フルコーラス聴かせてくれるし、ラストはスパッと幕が降りてシャープに終わるのもいい。レイトショーの劇場内はおっさん3人だけだったこともあり、連続するリズミカルな曲にこっちも勝手に体がずっと動いていた。

日本の能にヒントを得たというビッグスーツは仮装大賞かジャンボマックス(古すぎ)にしか見えなかったけど、まさに「意味を考えず」に浸れる作品だった。

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ジョンスペ

4.0トーキング・ヘッズの名前はもちろん知っていましたが、当時は聴いてな...

2024年2月27日
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楽しい

興奮

幸せ

トーキング・ヘッズの名前はもちろん知っていましたが、当時は聴いてなかったんですよね...。
それが「アメリカン・ユートピア」でどハマり。3回観にいきました。いつか「ストップ・メイキング・センス」もスクリーンで観たいと思っていたところの4K版上映。
独創的なステージング、演出。そして徐々に盛り上がっていくセットリスト。アメリカン・ユートピアの原点はここにあったんだと感じた素晴らしいライブでした!

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Yoshi K

5.0「80年代の音楽好き」

2024年2月27日
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泣ける

興奮

知的

今年23本目。

この映画を見る為に生まれてきたと思います。1984年の映画。コンサート映画の金字塔。フィルムを高細密なデジタルデータに変換、4Kで。ボヘミアン・ラプソディ」、昨年10月のテイラー・スウィフトの映画を超えてきました。ボーカルがダンスノリノリ、自分も体動かして楽しい。

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ヨッシー

2.51980年代の音楽シーンに変革をもたらしたアメリカのロックバンド「...

2024年2月22日
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1980年代の音楽シーンに変革をもたらしたアメリカのロックバンド「トーキング・ヘッズ」が1983年に行った伝説のライブを記録したドキュメンタリー。

キャリア絶頂期にいた彼らが全米ツアー中の83年12月にハリウッドのパンテージ・シアターで敢行したライブの模様を収録。バンドのフロントマンであるデビッド・バーンの躍動感あふれるパフォーマンスに、彼を象徴する衣装「ビッグ・スーツ」、エキセントリックなダンスとエキサイティングな演出による圧巻のステージを映し出す。

後に「羊たちの沈黙」でアカデミー賞を受賞するジョナサン・デミが監督を務め、「ブレードランナー」のジョーダン・クローネンウェスが撮影を担当。2023年には、1992年から眠っていた本作のネガを基に、バンドメンバーのジェリー・ハリスン自らサウンド監修を手がけた4Kレストア版としてリマスターされた。

8 E-12

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紫苑

5.0コンサート会場のようでした

2024年2月21日
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tohoシネマズ日比谷の声出しOKの回で見ました。総立ち拍手声援ありで、とても盛り上がってました。もちろんトーキングヘッズは最高でしたが、会場も最高でした🎵

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yhiro44

5.0ファンキー🎵

2024年2月20日
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鑑賞方法:映画館

前日、1時間しか寝れず、そのまま仕事して映画館へ直行💨

体調が戻ってきたので久々の3連チャンで映画館

案の定、一曲目の「Psycho Killer」から寝落ち💤

起きたときには何曲か終わってる ヤバイ!

しかし、劇中の観客が踊りまくっているように、こちらもノリノリに🎵

とにかく、上手い❗カッコいい⤴️

昨年のデビッド・バーンのライブ映画「アメリカン・ユートピア」が最高すぎたので、今作も遅まきながら鑑賞したが、こちらも最高❗の一言

映画館で観て良かった!

最後にバンドあるあるで、紅一点のベーシストがいると、ついつい目がいくよね(すかんちのしまちゃんとか) オワリ!

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うんこたれぞう

5.0IMAXで鑑賞するすごみをこれ以上なく体感できる一作

2024年2月19日
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鑑賞方法:映画館

「トーキング・ヘッズ」をあまり意識して聴いたこともなく、デビッド・バーンの音楽性にもようやく『アメリカン・ユートピア』(2021)で触れるようになった、という程度の、トーキング・ヘッズ初心者による感想です。

まず4Kレストアを経てIMAX仕様となった本作の映像と音楽は素晴らしい品質で、まさに映像の世界に身体ごと没入する体験ができます。これまでのIMAXでの鑑賞経験の中で、最も強い衝撃を受けた、と断言できるほどに。

デビッド・バーンの音楽はほぼ『アメリカン・ユートピア』と本作でしか触れたことがなかっただけに、むしろ彼が40年の歳月を一瞬で直結させてくれたかのような、映像のタイムトリップという得難い経験をすることができました。にわかファンでもこれだけの衝撃を受けるのだから、長年のファンがどう感じるのか、ちょっと想像がつきません。

IMAXの大音量がどうしても苦手、という人にまで無理におすすめはできませんが、トーキング・ヘッズのファンかどうかに関わらず、本作について少しでも興味があれば鑑賞を強くお勧めします。

後年『羊たちの沈黙』(1991)で一躍世界的な監督になる、ジョナサン・デミは、まだ本作を作った時点ではほぼ無名だったのですが、演奏者の表情を見事にとらえる緻密なアングル調整、複数のコンサートをつないで一つの劇であるかのように組み上げ直す編集など、その才気をいかんなく発揮しています。音楽ライブ映画の最高峰という評価も、これまた納得。

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yui

4.5トーキング・ヘッズを知らずともノレるライブ映画(IMAX鑑賞)

2024年2月19日
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幸せ

スパイク・リー監督による、トーキング・ヘッズのライブ映画『アメリカン・ユートピア』を観た2021年に、その年の私的映画ベスト10のナンバー1作品に選んだくらいにかなりの衝撃を受けたこともあり、今回、その原点とも言われている1983年の伝説のライブを、ジョナサン・デミ監督が映画化した『ストップ・メイキング・センス』(1984年)を、A24が執念によりオリジナルネガを発掘し、4Kレストア版にした作品が、今回、2月2日(金)からIMAX上映でも同時公開され、またIMAX上映については2週間限定上映とも聞いていたので、慌てて、2月8日(木)に、TOHOシネマズ二条でIMAX2D上映の劇場鑑賞に出向いて来ました。

トーキング・ヘッズの伝説とも言われる、1983年12月ハリウッド・バンテージ・シアターでのライブ。
1992年から人知れず眠っていた本作のオリジナルネガをA24が執念で探し出し、サウンドはジェリー・ハリソン自ら監修した完全リマスター。
収録から40年を経ても全く色褪せないこの最高級のエンターテインメントを、A24が4Kレストア版で今回スクリーンに復活させてくれました。

デヴィッド・バーンらによる躍動感溢れるパフォーマンスに、日本の能楽からインスピレーションを得たというシンボリックな”ビッグスーツ”、エキセントリックなダンスとエキサイティングな演出は、今なお唯一無二の舞台といえるでしょう。

2021年日本公開のデヴィッド・バーンらによるライブ映画『アメリカン・ユートピア』で衝撃を受け、私の場合には、それ以来の俄(ニワカ)ファンでしかありませんが、トーキング・ヘッズのバンド結成50周年、映画公開40周年の2024年に”史上最高のトーキング・ヘッズ”を、この機会にと12chサウンドシステムの音響効果を誇る、IMAX上映で全身で浴びてきました。

アコースティックギターとラジカセを持ったデヴィッド・バーンが一人でステージに現れて「Psycho Killer」を歌い始める冒頭から、(ある意味ここが一番格好良かったかも。)、そして、ミュージシャンと楽器が少しずつ増えて来て、4曲目の「Found a Job」でトーキング・ヘッズのメンバー4名が揃い、その後、6曲目の「Burning Down the House」でサポートメンバー5名が加わった総勢9名の大所帯を形成し、そして、16曲目の最後に「Crosseyed and Painless」 で幕を閉じる構成が実に素晴らしく格好良かったですね!

デヴィッド・バーンのどこか鳩かニワトリを思わせる首の動きや、幻覚的・神経症的な歌詞と相反するパフォーマンスは唯一無二であり、その躍動感溢れるクネクネダンスの際の体幹のすごさにも驚かされるばかりでした。

ベースギター担当のティナ・ウェイマスが当初は上下ツナギで登場していましたが、ワンピースに着替えてからは、大きな水玉模様のストッキングが色っぽくてなかなか可愛いかったですね!

また、生憎と、私の場合には、元々の『ストップ・メイキング・センス』のフィルム自体を一度も観た事がないので、元の修復前の映像と4Kレストア版とでどの程度鮮明になっているかどうかの比較は出来ませんでしたが、IMAXの音響効果の方は12chサウンドシステムでしたので、あたかもライブ会場に居るかの如き錯覚に陥るような臨場感が半端なかったですね!

それにしても、日本の能楽に着想を得た”ビッグスーツ”の上着を脱いだ際のデヴィッドバーンの姿があまりにも不格好で思わず笑えてしまいました(笑)
あの当時は、アレが格好良かったのでしょうか!?

そしてまた、バンド内ユニットの「トム・トム・クラブ」の曲も良かったでしたね。

デヴィッド・バーンは当時31歳で兎にも角にも脂がのりきって若くて格好良い!
それに対して、2021年に日本公開された『アメリカン・ユートピア』ではデヴィッド・バーンは撮影当時は67歳。その間に頭は白髪になっていましたが、相変わらず才気煥発の極みであったことは確かでしたね。
ですが、私的にはそんな見栄えはどうでも良くて、社会的メッセージ色が豊かな『アメリカン・ユートピア』の方がどちらかと言うと好みだったかも知れないですね。

本作の海外版予告編では、御年71歳のデヴィッド・バーンがクリーニング店にビッグスーツを取りに行って、久しぶりに着こなすという粋な内容なのも面白くて、すごく良かったです♪

私的な評価と致しましては、
本作品よりも、先に、3年前に『アメリカン・ユートピア』を観ていたこともあり、この2つのライブ映画では、趣自体はかなり違うテイストの映画ではありましたが、本作は、IMAXでの鑑賞も手伝った点もあってか、五つ星評価評価的には、ほぼ満点の★★★★☆(90点)の高評価も相応しいコンサートライブ映画でしたし、こういった映画こそ、大きなスクリーン・優れた音響設備が整ったシネコンで観るべき作品かとも思いました次第です。

ですので、今回IMAX上映で鑑賞出来て本当に良かったです♪

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HALU

4.0頭の体操

2024年2月17日
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鑑賞方法:映画館

この映像は既に何度も見ているけれど、IMAXのどでかい画面で見るのはまた格別だろうと、足を運ぶことに。
ギターとラジカセを持ったデヴィッド・バーンが一人でステージに現われ“Psycho Killer”を歌う冒頭から、ミュージシャンと楽器が少しずつ増え、総勢9人の大所帯になって最後は強烈アフロビートの“Crosseyed and Painless”で幕を閉じる構成は、文句なしにカッコいい。怒涛のリズムに身を委ねていると、感極まって泣きそうになった。バーンのどこかニワトリを思わせる首の動きや神経症的なパフォーマンスは唯一無二だ(時々アンガールズの田中卓志にも見える)。
これは1983年のライヴなので、同年のアルバム“Speaking in Tongues”までの楽曲しか含まれていない。その後のアルバムにもいい曲はいっぱいあるのに。私の知る限りこの後トーキング・ヘッズのライヴ映像は出ていないようだ。
デヴィッド・バーンは当時31歳。数年前に公開された「アメリカン・ユートピア」では67歳。相変わらず才気煥発だが、その間に髪は真っ白になっていた。そういうものだ。

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梨剥く侍