千と千尋の神隠しのレビュー・感想・評価
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何回見ても飽きない
お風呂場のシーンでは長い間掃除をしてないお風呂場を掃除する所を見て、とても気持ちがいい気分になった。
主人公の両親が豚になったのは衝撃的でした。
主人公が招いた客の影の仮面が金でカエルを釣り釣ったカエルを一口で丸呑みにしその後2人も丸呑みし驚きました。
全体的に見てどのシーンも面白かった。
ハクがイケメン
少女が迷い込んだ不思議な世界
金曜ロードリアタイをキメそこねた為録画で鑑賞。
実は恥ずかしい話私は保育園のころ千と千尋の神隠しが畏怖の存在だった。湯婆婆が本当に怖くて大泣きしたのを覚えてる。
しかし今見返してみると、重厚なストーリー、散りばめられた考察ポイントが本当に素晴らしく、見ていて楽しい作品だった。
ちょっと気になった点を描きます
1 千とリンが札を裏にする時?の前のシーンの手前ら辺に「葬式」とあった…次に話す事を踏まえると千と千尋の神隠しは死後の世界なのだが死後の世界で葬式とは一体どういうことなのか
2 千とリンが大浴場を清掃してるときはバリバリ夜だったのにも関わらず朝飯といってる…調べた所、どうやら死後の世界は昼夜逆転と出た…つまりは…もう御察しください。
もしこんなこと考えたー!みたいなのがありましたらコメントお願いします!
完成度を高めるだけが面白い作品を生むとは限らない
見たのは久しぶりで2度目。
いろいろと発見がある、というのは楽しいですね。
不思議な世界に、どうしても、
そこに何かの意味を見出したくなってしまうのが、人の常なのですが、
宮崎駿が描きたかったのは、
私たちが見たそのまま、
つまり、
湯婆婆のいる迷宮と、そこに迷い込んだ千尋の奇譚そのもの
であったような気がしています。
「欲望とその果てにある汚物の山」はそこかしこに散りばめられたモチーフであるけれど
この寓話を通して、愚かな現実を比喩的に描きたかったとか
ましてや、警鐘を鳴らしたかったとか、
そんな解釈をしなくてよいような気がしました。
もちろんそういう解釈で、謎を解く楽しみを見つけたとすれば
それは、一つの楽しみ方ではあるのでしょうが。
よく考えてみると
寓話の世界にも、現実と相似形の出来事がなければ
私たちは楽しめない、というか、その寓話を何も理解できないことになってしまい、
寓話は必然的に現実の相似形になるのです。
『崖の上のポニョ』は、
誠に勝手ながら、私には破綻した作品にしか見えなかったのですが、
『千と千尋の神隠し』は、
破綻の手前きわどい所で踏みとどまった作品に感じました。
いろいろ盛り込みまくって、攻めまくって、ぎりぎりに踏み込んで。
で、とどまれた。
それって何?どこ?って、
いろいろありすぎるわけで、だから銭婆について詳細に描けなくなっているのじゃないかと。
でも、その結果生み出されたカオスが、面白さ、楽しさを倍増している稀有な作品、
それが『千と千尋~』。
と、これが私の印象です。どうでしょう。
The ジブリ
自分探しの物語
"金曜ロードSHOW!" で久しぶりの鑑賞。
何度観たことでしょう。それでもまた観てしまうんですから、本作の醸し出す魅力に囚われてしまったと云うことでしょう。これはジブリ作品全般に言えること。
迷い込んだ異世界で名前を奪われた少女が、自分自身を見つけるために奮闘する。共感しない理由が見当たりません。
誰もが一度は通る道。「自分っていったい何?」と云う疑問にぶち当たる瞬間があるのではないかな、と思います。
油屋のある世界には、カオナシや海の上を走る列車の乗客のように、自分を見失い亡者になってしまった者がウヨウヨ…
カオナシなんて物を使うことでしか相手との関係を築けませんし、亡者の乗客も虚ろな存在でしかない。千尋ももし成長しないでこの世界で生きていたらそうなっていたかも。
油屋の従業員たちや、訪れる神々との交流を通して、自分のことを認めてくれる暖かい存在に気づき、誰かのことを思い遣る心を知って成長していく姿を応援せずにはいられませんでした。自我が芽生えたからこそ、ラストの試練で大正解することが出来たんだなと思いました。
[以降の鑑賞記録]
2022/01/07:金曜ロードショー
※修正(2024/01/12)
色んな解釈があっていいと思う。
ジブリには色んな都市伝説が囁かれているけれど。
宮崎監督はこれはこうだからこうなんだっていう、制作者が語ったんだからそれが絶対的な正解なんだっていうのをやらない。
それが本当に粋だなあ、と。
千と千尋に関しては温泉街のお仕事に就く女性の比喩という話があったと思いますが、それに引きづられつつも色々と考えながら観てました。
カオナシは人を食い物にして、プライドが急に高くなって威張り散らしてるから・・・
あー、現実世界ではあんな感じで稼いでる人たちかな。
じゃあ「湯屋にいるからいけない」という千尋の発言は何を表しているんだろう・・・?とか・・・一つ一つにいちいち、これはなんでだ?って思っちゃうシーンが満載ですね。
最後の選択のシーンは本当になんだろう。
豚を見回して最後に、はっ!ってなるから何かに気づいたんだな。何だろう。
そもそも「神隠し」というのが何なんだろう。
色々な解釈ができて楽しいですねw
これ以前の宮崎駿作品のほうが面白い
働かざるもの食うべからず
成長物語?
ジブリ 不朽の名作
引っ越しの途中で、不思議な町に入り込んでしまった
少女、千尋。
湯婆婆から名前を取り上げられた彼女は、
元の世界に戻れる日までそこで働くことに。
生きる意味を見いだせず、
死んだ魚のような目をしていた主人公・千尋が、
神々のために働くうちにイキイキとした瞳を取り戻していく姿に引き込まれる。
そして彼女が出会うユニークなキャラクターたち。
見た目からインパクト大なのが、巨大な玉ネギ頭をグイグイと押し付けてくる油屋の主人・湯婆婆。ワガママで子煩悩な彼女の強烈なキャラクターが秀逸だ。
彼女の双子の姉の銭婆の強さと優しさも魅力的。
私が注目したいのが、謎の存在・カオナシ。
彼(?)も生きる意味を見出せず、ある種死んでいた。
金さえ出せば喜んでもらえると思い、
その一心で千に金をあげるも、要らないと断られ、
感情をコントロールできなくなってしまう。この感情の爆発こそがカオナシの叫びであったのではないか。
ただ、喜んでほしいだけだった。
ただ、認めてほしいだけだった。
この出来事がカオナシの分岐点となったと考える。
また、千について尋ねた銭婆の所で、仕事とともに、
居場所をもらうことで初めてカオナシが本当の意味での〝存在〟を開始したのではないだろうか。
観れば観るほど、新しい発見に気がつき、
年を重ねるとまた新たな視点で、新しい作品のように、観ることができる。ジブリ、不朽の名作。
またもうひとまわり大人になれた時に、
この作品を見返したいと思う。
ジブリクオリティを体現した作品
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