劇場公開日 2001年7月20日

「社会におけるアイデンティティについて、考えさせられる深い映画です。」千と千尋の神隠し 向山雄治さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5社会におけるアイデンティティについて、考えさせられる深い映画です。

2022年9月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

アニメではあるけども、大人も楽しめるような深い映画です。

人が自立し、成長していく様子が描かれているように感じます。
大人は完全に脇役として、上手に、主人公「千(千尋)」のチャレンジと成長をアシストしています。

映画の中で流れる緩やかなテンポで心地が良い音楽は、その成長を見守れるような安心感を創り出している気がします。

子供ながらも、自身のアイデンティティを守るために生きていく様は、
現代の一人一人の実質的な状況を描写してるような深い映画です。

「自分は何のために生きているのか?」
「どうなりたいのか?」
「自分が存在している理由は?」

深く考えさせられる映画です。

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向山雄治