劇場公開日 2001年7月20日

「普通の女の子の勇気」千と千尋の神隠し あしたさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0普通の女の子の勇気

2020年7月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

当然何回も観ていて、あまりピンときていなかった作品であったけど、この機会にスクリーンで一度観てみようと軽い気持ちで観てみたら、はまった!!!

千尋の気持ちにすんなりと入っていけたのが大きいかもしれない。
娘の行動原理から千尋ならこう動くだろうとストレスなく観れたのは今までと大きく違う。

この作品は普通の女の子が勇気を振り絞り行動して一人の人になっていくのを描いている。
キャラクターの描写はそのアニメーションの動き(転ぶ、つまずく、力が入らない、など千尋の要領の悪さ)で観客に伝わる。

湯屋のシーン、電車のシーン、魔女との対峙のシーン、一人の天才クリエイターの頭の中の様子を覗き見している感覚を味わう。
なんていう豊かな映像体験でしょう。

とにかくようやくわかった。
これは凄い映画だ!

あした