情婦のレビュー・感想・評価
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結末を言うな と言うから何も話せない
マレーネ・ディートリヒの『ダミオ!』って『この野郎、呪ってやる』と訳されるが、多分汚い言葉何でしょうね。ヒヤリング駄目なんで、残念。
迫力ある。この時、マレーネ・ディートリッヒは55歳。かっこいいですね。
こんな役をやれるのは、マレーネ・ディートリッヒだけかもしれない。
スレちまった悲しみに(字足らず)
初回鑑賞時、まさかの、ディートリッヒがタイロンを最後刺すシーンが(たぶん機械の都合なんだけど)飛ばされまして。ディートリッヒだけ偽証罪で捕まってタイロンは無罪放免かよー、スッキリしねーな、なんてモヤモヤしてましたが、昨夜ためしにもう一度再生して、やっとちょっと納得しました(笑)
クリスティは、ポワロが好き。オリエント急行~は読んだ。
ワイルダーは(マニアックだが)「あなただけ今晩は」そしてメジャーどこの「麗しのサブリナ」とか… (他にも観てるはずなんだけど思い出せない、、)
法廷劇でありながら、弁護士役のチャールズ・ロートン?を中心に随所でクスリと笑わせる小粋な脚本は、さすがワイルダーですね。
と言ってもまぁ古いし、前半はけっこう冗長で眠気を誘われるところはありますが。
葉巻と酒をこよなく愛する弁護士。ぬるいココアで薬飲むのもどうかと思うが、酒で薬飲んだら駄目!!しかも公判中!!(笑)
喜ぶべきか否か、私、騙されなかったんですよね、ディートリッヒの悪女演技に。悪女ってテイで出てきた人が最後まで悪女っていう展開(こと)もなかろう、などと疑ってかかる癖が、もはやついている。
親曰く、現代人はスレてるらしい(哀)
それより、手紙を売り付ける女。あっちはまんまと騙されました(笑)あれディートリッヒだったんですね。
要約するとこの話って、「従軍経験もある純朴なイギリス男がドライで狡猾なドイツ女に騙されたかと思いきや、どっちかと言うと逆だった」的な話やね、、
気持ちよく騙されました(笑)
いやぁ、よくできた作品でした!個人的には、どんでん返しの名作として有名な「スティング」よりも断然おもしろいなと感じました。
ちょっと天然な好青年、無感情で冷酷な仮面妻、陥れられて無実の罪に問われる被告、別夫とよりを戻すために被告を陥れようとする検察側の証人、作品冒頭から積み上げてきたこれら人物像が、ラスト15分で全て覆る展開は、見事でした。いかにも裏がありそうなクリスティーナの存在に引っ張られて、(そのクリスティーナに裏の裏があったのも驚きでしたが、)ヴォールの裏の顔に全く目がいきませんでした。なかなか秀逸なミスリード、見事に騙されました。
偉そうで毒舌だけれども、少し子供っぽいウィルフレッド卿、けちょんけちょんに言われても全くへこたれない看護婦など、キャラクターも個性的で、会話劇としても楽しめました。
これぞまさしく、どんでん返しの醍醐味
"プレミアムシネマ" で鑑賞(字幕)。
原作(検察側の証人)は未読です。
エンドロールのナレーションで、本作のネタバレ厳禁を要請されましたので、多くを語ることは致しません。
二転三転する事件にハラハラして、驚愕の結末までノンストップ。予想だにしなかった真相に見事してやられました。ミステリーには騙される爽快感が欠かせないと思いました。
ミステリーの面白さだけでなく、個々のキャラクターも個性的で、さすがアガサ・クリスティー原作だなぁ、と…。毒舌弁護士とピーチク看護師のやり取りにクスリとさせられました。
事件の鍵を握る被告人の妻を演じたマレーネ・ディートリッヒのクール・ビューティーさに魅了されてしまいました。
名前は知っていましたが、出演している作品を観たのは今回が初めてでした。良妻か悪女か。見事に惑わされました。
※修正(2023/06/08)
逆も真なり
原作アガサ・クリスティ(検察の証人)、典型的な二枚目俳優のタイロン・パワーに大スター、マレーネ・ディートリッヒ共演とくればそれだけでかなりの力作と伺える。
ビリー・ワイルダー監督と言えばジャック・レモンやマリリン・モンローのコメディタッチの映画が有名だが本作でも原作にないユーモアも足されている、初の法廷ものだがサスペンスものも得意の様だ。ご本人は自らを職人といい芸術作品より娯楽映画づくりを好んでいたようだ。
エンドロールにも「結末は他言無用」とあるようにミステリーの肝だから多くは書けません、役者に渡された脚本も最終日まで10ページ欠けていたという徹底ぶり。今では法廷ミステリーも数多く驚くには至りませんが背面宙返り2回ひねりのような着地に当時の観客は度肝を抜かれたに相違ありません。
タイロン・パワーさんの惜しくも遺作でもあります(44歳)。
よかった
伊集院光さんの『週末ツタヤでこれ借りよう』で随分前に紹介されていて、ようやく見た。法廷もので、ほぼ弁護士の事務所と法廷だった。
主人公の弁護士のおじさんがすごく太っていて、本当に体が悪そうで心配になった。
悪女を演じる、妻には見事に手玉にとられた。ただ、最後の最後は若干観客をびっくりさせるためだけの展開臭さはあった。わざわざ法廷で見せつけるようにするのもどうかと思った。
Drawing man catch a little razor. 最後の大どんでん返しが有名な古典的作品。
古典的な名作として名高い本作品。主人公が誰かも知らずに見はじめて、偏屈な老人のウィルフレッド卿がメインと気が付いた時には観るの止めようかと迷いましたが・・・いやー、最後まで観て良かったです(笑)
特にラストの10分の二転三転する畳み掛けるような展開が素晴らしいですね。思わず引き込まれてしまいました。さすが50年を越えて生き残っている作品だけはあります。
でも、これって最初っからウィルフレッド卿の眼鏡違いだったって事ですよね?ウィルフレッド卿がボールは無実だと直感したのは、もしかしてそこからミスリードを誘ってたのでしょうか?んー、ちょっとズルい気もします。
いいですね〜
不朽の名作、って感じがしました。
ビリーワイルダーはコメディーもすごくおもしろくて、
情婦はコメディーでは無かったけど、途中途中プッとくる場面がたくさんあった。
家のリフトで上り下りするシーン
裁判中に薬を並べる遊び?をしながら熱のこもった討論するシーン…など。
妻の演技もすごいな〜
演技をしている演技
そしてその演技を終えた瞬間の変わりよう。
夫の変わりようもすごかったなあ〜
みんな演技上手いな〜〜
わざとらしくないわ〜〜
不朽の名作!
ビリーワイルダー作品!
結末は誰にも話されませんよう。
未だに邦題が物議を醸している、法廷サスペンス劇の金字塔。
ロートン、パワー、ディートリッヒ、ランチェスター、総てが名演。
ここまで計算し尽されたサスペンスも素晴らしいが、ワイルダーは
淡々と仕掛ける。初観で騙され、次回で納得、何度観ても絶妙。
ディートリッヒの美脚に惑わされず、登場人物に目を凝らしていくと
伏線が幾つも張られていたことが分かる。台詞も聞き逃さずに。
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