パッション(2004)

劇場公開日:

パッション(2004)

解説

人間イエス・キリストの死までの最後の12時間を写実的に描く問題作。メル・ギブソンが構想12年、製作費2500万ドルには私財を投じ、イタリアのチネチッタ・スタジオで撮影して完成。公開の可否を巡って長期に渡りキリスト教団体等との論争が繰り広げられたが、公開した途端に驚異の大ヒットを記録。観客には死者や警察に自首する犯罪者なども出現した。セリフはすべてラテン語とアラム語で語られ、全米でも英語字幕付きで公開。

2004年製作/127分/PG12/アメリカ・イタリア合作
原題または英題:The Passion of The Christ
配給:日本ヘラルド映画
劇場公開日:2004年5月1日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第77回 アカデミー賞(2005年)

ノミネート

撮影賞 キャレブ・デシャネル
作曲賞 ジョン・デブニー
メイクアップ賞  
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映画評論

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映画レビュー

5.0あまりの凄惨さに一度は断念した作品

2025年1月1日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

怖い

知的

そのあまりの凄惨さに、絶叫してしまい、最後まで見れず止めてしまったのは昔のことで。
自分は2024年1月から、プロテスタント教会に通うようになり、聖書通読も完了し、洗礼こそ受けていないけれどクリスチャンになりまして、この作品を改めて見てみようと、ゲッセマネの夜の日に心を固めて鑑賞しました。
やはり号泣しながら見て、途中何度も嗚咽してしまうほど。
海外では、その凄惨さに心臓発作を起こして亡くなった人もいると聞いた。
しかし、イエス様が私達の罪を贖ってくださり・・・というような分を読んだくらいでは、自分の身に迫ってこないというような未熟な自分は、この作品を一生懸命鑑賞することで、やっとやっと身にしみて、イエス様の凄さ、尊さ、素晴らしさ、奇跡の数々など、聖書に書かれていることが「本当であった」ということが胸に迫り、キリスト教を信仰するに当たっての心構えができたように思う。頑張ってみて本当に良かった。イエス様の贖いをうけ、世界のみんなみんなが幸せに導かれますよう。イエス・キリストのみ名において、お祈りいたします。

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Sign3121

3.0ジーザス・クライスト‼️

2024年11月9日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

単純

「アポカリプト」は全編アクションの連続(残虐だけど)なのでまだマシだったんですけど、今作、正確に言えば今作の後半に関しては拷問映画の極致‼️キリストの苦難から処刑、そして復活までを正確に描いてるんだろうけれども、あまりにも拷問シーンがリアルで残酷すぎて、人には勧められない‼️一つ一つの拷問描写を列記しようと思ったけど、思い出すだけで心臓に悪いのでやめときます‼️

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活動写真愛好家

4.0ホラーなのね

2023年12月31日
iPhoneアプリから投稿

続編を作るみたいで2025年には公開されそうですよ!
あとエグいし処刑される場面をリアルに見せる違う意味の血みどろ作品でエンタメ性がある訳ないから単純に感動以上に不快過ぎて2度と見ないだろうけどまあ史実に基づいて作ってるから変える訳にいかないし しょうがないよな!
まあ拷問てジャンルのホラー映画なので🤮

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お主ナトゥはご存じか2.1ver.

5.0受難とは何を意味するのか

2023年12月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

怖い

難しい

二千年の間にPassionの1単語、漢字なら2文字に縮められたキリストの受難は本当はこういうものであったということをリアルに突きつける問題作。
「イエスは人間の罪を背負って、甘んじて磔刑を受け入れました。そしてそのあと復活しました。おしまい。」と今なら簡単に子供に聞かせるお話が、本当はどんなにむごたらしく、残忍で、「これが人間の原罪なのか」とショックを噛みしめる映画になっている。
年月で薄められた原点を賦活化する試みだが、見る人を選ぶ。

人間の根本は残酷で粗野で、モーセが十戒でわざわざ「殺すな」「盗むな」「犯すな」と書かなければ諫められなかったほど。
イエス・キリストがその原罪を肩代わりして死ぬことで、人間の罪が贖われたという解釈になっているけど、そんな簡単なことじゃない。覚悟していたイエス当人でも最後に「神よ、神よ、なんぞ我を見捨てたまいし」と天に嘆き、信仰が揺らぐほどの仕打ち。
それをしっかり描かなければそれを超えた存在の真価も表せない。

そんな前提を知らなかったとしても、見た人はこの映画から学ばなければいけない。人間はどういうもので、何をしたのかを。
目を背けるな、と首に突きつけられたナイフが、この映画。
この映画への評価は、そのまま自分自身の評価になる。真正面から受け止める力の無い人は、残酷表現に流されてしまい、その奥にある真意を評価できないだろう。

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mamemame