「萬斎さんによる、萬斎さんための映画」陰陽師 fukui42さんの映画レビュー(感想・評価)
萬斎さんによる、萬斎さんための映画
妖しのようなイメージがあって、公開当時観ていませんでした。
なんか胡散臭いなあって。
だけど「のぼうの城」で萬斎さんの魅力にノックダウンされて。
住む県に「晴明神社」があることもあり見てみました。
人と鬼が住む世界。そこにお世継ぎ問題が起き、陰陽師が裏で暗躍する。
晴明の傍にいる博雅(伊藤英明さんが若すぎ!)も絡んできて。
段々「呪」ワールドが広がっていくのが新鮮。
後半道尊役の真田さんのはじけっぷりが、怖いけどすごい。
乗り移ってる感120%。ひえ~。
真田さんの悪役ぶり、様になってます。
道尊と対決する晴明の冷静沈着ぶりが、対照的。
人差し指と中指を唇にあてて、唱える姿がむちゃくちゃかっこいい。
これもしかして、萬斎さんありきの作品だったのかも。
もう彼にしかできない作品だと思います
(原作:夢枕獏さんが、脚本に参加)。
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