きみに読む物語のレビュー・感想・評価
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愛するとは
主人公が冒頭から「私はごく平凡で偉業をしたわけではないしすぐに忘れ去られるような人間だ。しかし、誰にも負けない事をした。1人の女性を愛した。それだけで充分だ」と、言い切っている(うろ覚えなので細かいセリフは違うと思います)。まさに!そのままの物語。 内容は、身分の違う二人がお互い恋に落ち、反対され引き離されたりすれ違ったりしながらも、長い歳月相手を想うというシンプルな話。キッカケは一目惚れで、え?中身は?と思ったけれど、人を好きになるって単純なことなのかもしれません。説明ができても本人にしか受信できない愛する人の魅力ってあると思う。…と、これだけだと何となく話の先も読めてしまうし退屈のように感じるかもしれないのだけど、人を愛するということが、丁寧に、本当に丁寧に描写されています。そのため観ている内に「これでいいのだ」(バカボンパパに非ず、笑)と思えるし退屈はしません。 人を愛した時の情熱や優しさを観る映画。 結婚の約束をした男性もとても魅力的で素敵なのですが、彼女が主人公の男性に惹かれるのは初恋という淡い思い出もありますが、主人公の方が愛する人(彼女)をより素直にさせ笑顔にさせ自然体で生かす事が出来ていたからだと思う。ころころ表情の変わる彼女が活き活きしていて素敵なのです。かわいい。(その演技も素晴らしい) 我が身を振り返るもよし、愛する喜び愛される喜びに浸るもよし、良い涙を流せてホッと落ち着ける映画です。
メチャクチャ憧れはするけど、とても共感は出来ない。
主人公のノア、イイ男がすぎる。
若い頃に一目惚れからの、死ぬまで一人の女性を愛し続けてる。
こんなん女性からしたら理想的でしかないでしょう。
「自分にはこの人しかいない」
ってずっと思い続けられるような、大恋愛がしたくなります。
アメリカの純真
初恋が綺麗な思い出に上書きされるような感覚を味わえた。ほろ苦い経験をしている中年も、恋に恋い焦がれる若者も、愛に生きたいと思ったことがある人はそれなりに胸に来るのではないかな。 それにしても出演時のレイチェル・マクアダムスはまじで綺麗だわ。
リアルに充実してますね
身分の違いからくる不自由な関係とは恋愛映画としてはよくあるものだけれども、 最後に至るまでの登場人物の言動や行動が少しづつ最後に繋がっているようで、 歯車の役割を丁寧にこなしていたので感情の移入がしやすかった。 二人の関係や映画の雰囲気には時代を感じるような描写が多く、 繊細な映像美が二人の関係を表しているようで見てるだけでも淡く、でも哀愁も感じるような映画だと思った。 「純愛」という言葉が一番合うこの映画は、最後の瞬間までお互いを信用し合っているような関係なのがとても美しく、だからとても感動するものなのだろうと自分は感じた。🥲
まんまと
初見です。裕福な家のお嬢さんと製材所で働く男の「身分違いの恋」という古典的な造りを真っ直ぐに描いているだけなのに、こんなに揺さぶられるとは思ってもみなかった。また、近頃の映画の様に「最後にあっと驚く」と言う構成を避け、前半で凡そ結末は読めるのだが、少しずつ展開の示唆を強め、「やっぱりそうだよな。そうなってくれ」と観る者を思いを巧みに導く。それで最後は案の定、ウルウルだよ。参ったな、まんまとやられちまったよ。
愛の奇跡
女性なら誰しも忘れられない初恋や、働き始めて出逢った魅力的な大人の男性など、今付き合っている彼から心が揺らぐ瞬間があるんじゃなかろうか。 本物の愛とはなんなのか、愛し愛されるとはなんなのか。 私は本当の愛をようやく知った。 だからこそ重ね合わせて泣いてしまう。
レイチェル・マクアダムスの笑顔爆発!
7月25日(木)
恵比寿ガーデンシネマで「トノバン」を観たら、次の回は再上映中の「君に読む物語」。引き続き鑑賞する。
「ノッキング・オン・ヘブンズ・ドアー」の時にも書いたが、20年、25年前の映画を再上映してくれるのは、映画は映画館で観る事を基本としている身としては誠に有り難い。見逃していても縁のある映画は、いつかこういう映画館で観られるチャンスが巡って来るのだ。
この映画のノアとアリーが7年後に再会出来るように。
施設で暮らす認知症の女性(ジーナ・ローランズ)にある男(ジェームス・ガーナー)が物語を読み聞かせる。読み聞かせる物語の内容と現在の二人が交互に描かれる。
その物語とは、1940年代の話だった。
家族で避暑に来ていた17才のアリー(レイチェル・マクアダムス)に一目惚れしたノア(ライアン・ゴズリング)は猛アタックしてアリーとのデートにこぎつけ(二人で行った映画「リル・アブナー」にバスター・キートンが出ている!)、二人は恋に落ちる。
しかし、木材加工職人のノアと東部から夏の間だけ避暑に来ているアリーの身分の違いから夏の終わりに別れがやって来る。
アリーを忘れられないノアは365日手紙を書き続けるが、母親は手紙をアリーに渡さない。音沙汰の無いノアをアリーは諦め、大学を卒業して金持ちのロンと結婚する事になる。あれから7年が過ぎている。
結婚を前にして新聞でノアの記事を見つけた。夢だと語っていた家を買取ってリフォームしたのだ。7年前の想い出が蘇る。
アリーは想い出の地へ走り、ノアと再会する。リフォームされた家には絵を描くアリーのためのアトリエも作られていた。想い出の家で二人は結ばれる。
母親がやって来る。アリーに渡さなかったノアの365通の手紙を持って。母親もかつてはこの地の男と恋仲だったが富豪の男を選んだのだ。アリーに手紙を渡し昔の話をして悔いの無い選択を、と言い残して去る母親。アリーの選択は…。
物語はノートブックに書かれた二人の話で、物語を読み聞かされていたのは現在のアリーだった。読み聞かせていたのは夫のノアで、アリーは自分の物語だったのを想い出すが、5分後には忘れてしまう。ノアは心臓を病んでいて病院に運ばれる。
病院から戻ったノアは、アリーの部屋に足を運ぶのだが…。
「ファーザー」のレビューにも書いたが、私の母は認知症で、施設に入っている。5分後に忘れてしまう事も、言動が攻撃的になる姿も見ているので、ジーナ・ローランズの行動には納得だ。
それにしてもレイチェル・マクアダムスの笑顔の素敵なこと。惚れてまうやろ〜。
「アバウト・タイム」を思い出したが、レイチェル・マクアダムスの新作が観たくなってしまった。
美しい王道のLOVE STORYです!
上映中の何か良さげな映画はないかなと物色中、2005年の再上映という今作に出会いました。
採点が高く、泣けるラブストーリーということ、しかも今日で上映終了ということで急遽見に行ってきました。
監督はジョン・カサヴェテスとジーナ・ローランズの息子、ニック・カサヴェテスが務めています。
なるほど、映像が美しく、王道のラブストーリーでした。
こんな映画があったなんて全然知りませんでした。
ストーリーは、療養施設で年老いた女性(ジーナ・ローランズ)に物語を聞かせる老人(ジェームズ・ガーナー)という形で、その物語が映像として映しだされていきます。
裕福な女性アリー(レイチェル・マクアダムス)と貧しい青年ノア(ライアン・ゴズリング)の出会い、そして急速に距離を縮める二人の恋。
当然ながらアリーの両親はノアをアリーの相手としてふさわしくないと判断する。
そしてアリーの大学進学に伴い、二人は離れ離れになる。
戦争を経て、故郷に戻ったノアはアリーに宣言したとおり古い屋敷の改修に没頭する。
一方アリーはボランティアをしていた病院で裕福な弁護士ロンと出会い恋に落ちる。
結婚を前に、偶然新聞でノアのことを目にした彼女は過去を清算するためにノアの元を訪れる。
そして昔の恋が再燃するのだった。。。
果たしてアリーはノアを選ぶのかロンを選ぶのか…
途中、何度か現在の療養施設で読み聞かせている場面に戻るのだが、女性が認知症であるということがわかり、結末はある程度予測できます。
そして二人にとって幸せなハッピーエンドを迎えることとなります。
ただ、ここから少し不満な点を書かせてもらうと、みんないい人なんです。
ノアの父親(サム・シェパード)は息子思いでアリーを認めてくれる良い父親であるのはいいとして、アリーの両親も決して憎たらしい毒親ではなく、母親(ジョアン・アレン)もノアからの365通の手紙を隠しはしたけれど、焼かずにとっておいてくれたし、本当にアリーのことを心配する普通の両親として描かれています。
アリーの母がかつて駆け落ちした男が肉体労働してる姿をアリーと物陰から見つめる印象的なシーンがあります。
結局ノアからの手紙をすべてアリーに渡し、娘の選択に任せる理解のある母親。
ノアの恋敵ロンも決して嫌な奴には描かれず、アリーのことを本当に愛する紳士として描かれています。なのでアリーに振り回され男として同情を禁じ得ないが、彼は裕福なのでいくらでも素敵な出会いが待っていることだろう。
そしてノアも当然ながら紳士で、誰一人暴力的だったり憎たらしい利己的な嫌な奴が出てこないのです。
そしてハッピーエンドな結末。
美しい、あまりに美しすぎる。そこがこの映画の良きところでもあり、映画としての面白みに欠く点でもあると言える。難しいものですね。
療養施設にお見舞いに来た多くの子供や孫の姿から、二人が幸せな家庭を築いたことがわかるのですが、生活の苦労はなかったのだろうか。
裕福ではないノアを選んだことによる生活の苦労が何一つ描かれていないので、その点がおっさんにはリアリティーに欠けると感じました。
乾杯の時、さらりと「to you」って言う、ロン。比べられないでしょ。
『前は5分ももたなかった』……。 枕元に(目覚めた時に目に入るように)、野の花を置いているノア。 「プロポーズを受けた瞬間、なぜかノアの顔がうかんだ」 「夏の恋は、いろんな理由で終わる。どの恋も流れ星に似ている」 「断られる前に言うと僕は踊りがサイコーに上手い。それと、結婚は考えていないから」(笑) 「命がけである人を愛した。それだけで十分だ」 2人も、周りの人たちも、そして情景も、 すべてが美しく。 2人をずーっと見ていたいと思いながら観た。
邦題の力
リバイバル上映で初鑑賞。
『The Notebook』を『きみに読む物語』と訳したことは傑作だと思います。
吃音だった主人公はポエムを読むことで、話せるようになり、365通の手紙は読まれることがなく、離れ離れになり、認知症の最愛の人には、物語を読んで思い出させて。
まさに「読む」ことをテーマにドラマチックな物語でした。
ハンカチを持っていてよかった
前夜の妻との喧嘩を引きずって家に居づらくなり、出掛けた時に観た映画。なんてタイミングで観てしまったのか… パンツ男という掴みからグイグイと物語の世界に引き込まれていく。 母親が娘を連れて昔駆け落ちした相手の今の姿を見せに行くシーン。胸の奥にある 言葉とは矛盾した感情を晒しながら、後悔のない選択をして欲しいという偽りのない親心が胸を打つ。そして母親や婚約者の助けもあり、have toから解き放たれwantを選ぶシーンの青空の眩しいこと。 夫が読む物語に書かれた添え書きを見せられたところからは涙腺が緩みっぱなし。ラストシーンでは完全に崩壊してしまった。 時代を超えて度々出てくる赤い毛布のような生地、二人を結ぶ大きくて丈夫な赤い糸の様にも思える。 素晴らしいストーリーだけでなく、印象的な画が散りばめられた、とても素晴らしい作品。小さな花束を持つライアン・ゴズリングが、とてもキュートだった。 ゲリラ豪雨に追い掛けられるように駅に向かいつつ、妻に花を買って帰ろうと決めた。
感動のラブ・ストーリー。強い愛の絆が起こした奇跡の物語。この邦題がいい!
未見だった有名な小説、映画を劇場で観る機会があり、ついに鑑賞。
とてもとても感動的でドラマチックなラブ・ストーリーでした!
原作小説の原題が「THE NOTEBOOK」という超味気ないものなれど、同じくその小説の邦題が「きみに読む物語」とはなんとロマンチックな名訳か。
この点だけでも素晴らしい。
養護施設の年老いた女性に、同年代の男性が読み聞かせる激しい愛のラブ・ストーリー。
女性は話に引き込まれ、聞いたことがある気がするという。
恋に落ちては引き離され、そして再開する物語のシーンはとても不ドラマチック。
たびたび現実の世界に戻りつつ、二人の様子が少しずつ明かされていく展開がいい。
中盤早々、先がある程度予想できますが、別にミステリーやサプライズを期待しているわけではないので、予想した展開もまた良し、むしろ期待通りになるのかドキドキします。
そして迎える奇跡の結末は、感動的なれど、少し残酷。
先日「大いなる不在」を観て「ファーザー」を思い出したばかりだったので、ロマンスより残酷な現実の方が心に刺さってしまう。
主演のライアン・ゴズリング(「ラ・ラ・ランド」「バービー」)よりも、
老いた男を、「大脱走」「グラン・プリ」「スペース・カウボーイ」のジェームズ・ガーナーが演じていてびっくり!
自分にとっては、ドラマ「ロックフォード氏の事件メモ」(最初は「氏」がついてて、途中からなくなった)の主演、名古屋章の声で毎週楽しみにして観てましたから、その後、このような名作でお目に書かれて嬉しい限りです。
若い時を演じたレイチェル・マクアダムスも魅力的。
老女のジーナ・ローランズ、その父サム・シェパードなど俳優陣も豪華で見ごたえがありました。
劇場で観れて良かった!!
君はどうしたい❓
こないだリバイバル上映に急いで行ってきました🎬
DVDで鑑賞したことはありましたが、やはりスクリーンで観ると格別です😀
20年前だから当たり前ですが、ライアン・ゴズリングもレイチェルのマクアダムスも若い❗
簡単にあらすじを書かせて頂くと、材木置場で働くノアと金持ちの令嬢アリーは夏のお祭りで出会います。
ノアは最初はつれないアリーにめげずにアタックし、やがて2人は恋に落ちます🙂
しかしアリーの両親はそれを良しとせず、2人は離れ離れに。
ノアは1年間毎日アリーに手紙を書きますが、返事はなし📩
やがて彼は新しい人生を送ることを決意します。
一方アリーは看護師の仕事をしていて、患者だったロンに口説かれます⋯。
わりとベタな展開が続くものの、色褪せず魅力的に映ります🙂
結末も現実離れしてますが、まあ映画なのでね🤔
ライアン・ゴズリング演じるノアが途中やさぐれる時期があり、その時の容貌の変化は注目です😀
アリーを演じたレイチェル・マクアダムスは、服装や仕草がとてもチャーミングです🙂
いつ見ても彼女は可愛いですね🫡
私はタイタニックよりも、こちらのほうが好きです🙂
まさに珠玉のラブストーリーといえるでしょう👍
そのジャンルが好きな方には、自信を持っておすすめします🖐️
しっかり恋愛映画を観たい方におすすめ!
なんと言っても、若かりし頃のゴズリング!
ハンサムすぎる!とてもカッコ良い!!
1週間限定で映画館上映と聞いて。
ストーリーはあやふやだけど、すごくよかったことだけは覚えてて映画館へ🏃♀️
最初の遊園地のシーンとても印象的だった。
とてもカラフルでキラキラしていて素敵💓
とにかくずっと、ノアとアリーが可愛くて素敵。
髪型も洋服も素敵。
貧乏であまりおしゃれじゃないような格好でもなんでも着こなす(そしてかっこいい)ゴズリング。
確かに純情、一途。
あんなに好きになれて、別れた後も毎日手紙を書いてくれる人いないよ〜。
けどその別れ際もなんだかアリーの自分勝手さを少し感じた。あのカップルが成り立っていたのは、ノアの寛大さとアリーにゾッコンだったからじゃないかな。
でもでも、きっと1番一途だったのはロンだよねー!
ちゃんと見てるよ〜ロン〜!
包帯が取れて、改めての登場シーンかっこよかったよ!
だって、婚約してて最後の気持ちをスッキリさせるために旅を許したのに、元カレのところに行って気持ちも持っていかれたなんて、悲しいよ😢
それなのに、「どれを選択しても、僕は君と別れないといけない」なんて理性働きすぎているよ、、。
(タイタニックのキャルとは大違いだよ、、。)
アリーの病室にこっそり行こうとしているノアに、私はコーヒーを入れるために少し席を外すからねと、粋な計らいの看護師さん素敵です。
(そのあとちょっとコーヒーマグを覗くノア、可愛かったです笑)
何にせよ、自然と涙が出てくるということは物語の美しさがあるのだろうと感じました。
映画館もすごくすすり泣きの音が聞こえた!
せっかくならエンドロールの音楽まで聴いて欲しいですね。
改めてとても素敵な映画だと思いました。✨
初めて恋愛映画で大号泣した作品。
学生の頃、先輩に勧められて観た作品です。 勧めてもらえてよかった!今でも一番好きな恋愛映画です。 おじいさんがおばあさんに本を読み聞かせる話。 その本の内容が映画の中で描かれてて、普通の恋愛映画だと思って観てた。 最後の展開は予想してなかったです。 まだ単純で純粋な時に観たからかもしれないけど あのシーンは嗚咽が止まらなくなるほど泣きました。 何度見ても毎回大号泣してますが(笑) いろいろ書きだしたら止まらないので ざっくりと書きましたが、とりあえず見てほしいです。
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