「キュートで凶暴…それでも愛したい!」猟奇的な彼女 しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
キュートで凶暴…それでも愛したい!
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レンタルDVDで鑑賞(字幕)。
韓国映画でいちばん気になっていた作品でした。
キュートで凶暴、口癖は「ぶっ殺すよ」なチョン・ジヒョンにメロメロ。粗暴であっても憎めない。しかし、奔放さの裏にとてつもなく深い悲しみを抱えていると云う複雑な役どころでした。実は優しくて正義感が強く、純粋な女の子。
彼女に翻弄されてしまうチャ・テヒョンの演技がコミカルでした。粗暴な彼女に振り回される内に、どうしようも無く惹かれていく。彼女の真実を知った時、彼女を幸せにしようと奮闘する姿に、思わず応援したくなりました。
ふたりの微笑ましい関係が時にかわいらしく、時に切なく描かれていてハラハラ・キュンキュン。ふたりが最後に下した決断にホロリとさせられました。男女の機微を繊細に描いたクァク・ジェヨン監督の手腕に脱帽でした。
前半戦と後半戦、延長戦と経て、それぞれでがらりと変わって行く物語の様相、構成の妙に唸らされました。さりげなく張られていた見事な伏線とその回収に嬉しい驚愕。観終わってふと、運命の赤い糸を信じてみたくなりました。
※修正(2024/05/20)
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