「自分の作品に誇りを持つ」みんなのいえ llさんの映画レビュー(感想・評価)
自分の作品に誇りを持つ
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三谷幸喜のラジオの時間でも語られたテーマである、自分の作品に誇りを持つということ
この作品でもそのテーマははっきりと語られる
作者の作品はその周辺の人々の意見などにより、徐々に違う作品に変わっていってしまうが、
それでも作者は自分の仕事、物、作品を愛し、誇りを持つことに意味がある
作中、終盤、海外のデザインに憧れを持ち、古くて手間のかかるものでも、自分のデザインを愛し、こだわりたい設計者と
工期を守り、最後まで作品を作り上げることが自分の役目だという大工(職人)のコミュニケーションは、どの仕事にも当てはまる普遍的な話だ。
最後に設計者は屋根裏に、創造的な絵や線を書くペンを置き、棟梁は正確かつ素早く線を引く墨壺を置く
三谷監督自身の作品に対する愛情やバックボーンがはっきりと伝わる、忘れられない作品となった
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