ミリオンダラー・ベイビーのレビュー・感想・評価
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『イエーツ詩集』
イエーツの詩集
「ミリオンダラー・ベイビー」で老トレーナークリント・イーストウッドが手にしていた小さな詩集。皆さんもお気づきになりましたか?
映画が終わって、しばらく茫然としていましたがとても気になったので買って読みました。
W ・B イエーツ (アイルランド)
「湖島イニスフリィ」
さぁ 立ち上がり イニスフリィへ出掛けよう
そこには粘土と小枝で小さな小屋を建てよう
そこには九畝の豆畑と蜜蜂の巣箱を作り
蜂が飛び交う林間で一人暮らすとしよう
湖島では 少しは安息が得られよう
朝霞の立つ処にもコオロギのすだく処にも 安息は雫となってゆるやかに訪れるから
湖島では 夜半は隈なく微光に包まれ 真昼間は紫の光に輝き 夕暮れは紅雀の翼で埋め尽くされる
さぁ立ちあがって出掛けよう
昼夜を分かず湖水の波のひそやかに岸辺を洗う音が聞こえるから
車道や灰色の歩道に立っても
胸の奥処に 岸辺を洗う波の音が聞こえる
【中林孝雄・良雄 訳】
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病室を出て行った老トレーナーの背中が思い出されます。胸が痛いです。安らぎあれと、祈るほかありません。
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イーストウッドはイエーツが好きなようですね。
「マディソン郡の橋」や「インビクタス」にも彼の詩が登場します。
名作だか何回も観たくない。評価むずっ!
熱血ボクシングムービー
15年ぶりの再鑑賞 クリント・イーストウッドの映画は年齢を重ねてか...
予想外だけども、驚かず
もっと普通にエンタテイメント的なサクセスストーリーかと思いきや、思いっきり重ためな人生訓映画でした。。。
まぁ、イーストウッド作品だもんなー。と、ある種の納得感。
努力しても、正しく生きようとしても、少しずつズレてしまうことで、思ったように生きれないんだなと。
そんな人生なんて遣る瀬無い気持ちになるけど、みんなそのようなことを思いながら、自分のことを許し、肯定しながら生きるのでしょう。
マギーは頑固だから、許せないし肯定出来なかったのでしょう。
アカデミー受賞、主演も務めるイーストウッド監督作品。 女性版「ロッ...
人生において大切なのは決断
尊厳死についての議論がなされる映画。
彼女は最後まで戦った。彼女に生きた。彼女にとっての挑戦であり夢がどういう形に転ぼうが彼女は幸せだった。
大事なのは決断できたか。
バッドエンドは好きじゃないが、この映画のあと味はレモンパイを彷彿させるようなサッパリとした味だった。
“モ・クシュラ”
単なるボクシングの映画では無い
人生とは何か?
何を持って生きたといえるのか?
本当のパートナーとは家族とはどのような存在なのか?
本作はそれを突き詰めたものすごい傑作と思います
過剰な演出も演技も音楽も一切ない
しかし観る側をグイグイ牽引していく、無駄が一切なく計算されつくした脚本と台詞
回収されるすぺての伏線見事です
マギー役のヒラリーも、モーガンフリーマンも
もちろんのこと、クリントイーストウッドの抑えに抑えたいぶし銀の演技!
さらにはコメディリリーフのデンジャー役まで、すべての配役が素晴らしく説得力を持っています
カメラもそれら見事に陰影の深みを持って美しい構図で捉えて応えています
アカデミー賞を何部門も獲得するのも当然の事だと思います。
tough ain't enough
ラスト辺りで写る壁の文字
マギーとフランキーの出会いの時の台詞でした
最後にレモンパイの美味しい例のお店が映ります。
曇りガラスの向こうの微かな人影が救いです
成功物語が悲しい結末
女子ボクサーが、あれよあれよと次々とタイトル奪取し、ヒールのルール違反のチャンピオンと対戦。
しかし、優勢に進めるも反則され、いすに首を直撃する倒れ方をし、全身まひになり、生きる希望を無くし、トレーナー(クリント・イースドウッド)は責任を感じ、彼女を楽にしてあげてしまう。
反則ヤローはどうなったんや!ざけんなよ‼️
と思って、悲し気持ちになる。
生きる理由がない
衝撃の展開!
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