「生きる理由がない」ミリオンダラー・ベイビー 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
生きる理由がない
まずイーストウッドとM・フリーマンの老いても尚、渋みが増した演技と存在感に和ませられる。
若くもない女が無謀にもボクシングで貧しい環境から抜け出し這い上がる為のスポ根、成り上がりストーリーと思いきや!?
最低最悪な家族描写にイライラするがオチはスッキリ、ざまあ見ろ!と母親や妹に弟と分かりやすいイーストウッドの演出は「グラン・トリノ」でも。
トレーナーと選手の関係から深い絆が生まれ娘のように思っているのかと?二人には愛情が芽生えていたのだろうなと。
後半からあまりにも悲惨な展開になっていくが過剰に演出せずに淡々と描き終わり方もアッサリして余韻に浸れないショックが!?
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