メトロポリス

劇場公開日:

解説

人類とロボットが共存する巨大都市メトロポリス──その繁栄は、高度に発達した科学文明を享受する地上都市と、取り残され貧困にあえぐ地下都市から成り立っていた。やがて、この都市に生きる人間とロボット、そして地上都市と地下世界との間に一触即発の対立が始まる。その激しい混乱の中、生まれた人造人間ティマ。ロボットと人類の、そしてメトロポリスそのものの運命が自分に託されていることを、彼女はまだ知らない……。

2001年製作/105分/日本
配給:東宝
劇場公開日:2001年5月26日

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(C)手塚プロダクション/METROPOLIS製作委員会

映画レビュー

3.5人類の未来は明るいのか、暗いのか、それは人の手に掛かっている。

2024年8月28日
PCから投稿

戦争が終わってすぐのこと
手塚治虫はこの漫画を世に出した。
多くの人が傷ついた戦争を目の当たりにし
世界の未来を憂いたのかも知れない。
地球に暮らす全てのモノ達には必ず「心はある」
それが手塚の作品の根底に有るものだと思う。

ジュール・ヴェルヌやH・G・ウエルズ
彼らが考え見てきた人類の未来の姿を
手塚なりの手法で表現したメトロポリスは
悪にもある優しい心、善の普遍的な美しい心
それが随所に見られてとても心地いい。

さて、この映画。
すごく魅力的なキャラクターと世界を描いている。
ただ、誰がメインなのかが見えないのである。
選曲と効果音のバランスや、それに関わる演出、
また中途半端なシーン変わりがいくつか続いていた。

それを打ち消したのは作画の力
声優達の力なのだと強く感じた。

原作者の「心」
伝えたい「心」
それは存在した。

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星組

4.0漫画の神様

2024年8月26日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

知的

天才は正解を求めない

制作費が高そう

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いのしし

2.0後世まで手塚の功績を伝えるどころか

2024年3月28日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

これほどがっかりした映画も珍しい。手塚治虫の名作とは言え、初期の中編で、テーマ性をうまく抽出して見れば、古臭さも感じずにむしろ新鮮な驚きが期待できそうだったからだ。当時はテレビゲームの映像が飛躍的な進化を遂げ、映画に使われる特殊効果も含み、映像の進化は目を見張るものがあった。そんな時代に、あえて手塚をぶつけるミスマッチが、本当にクールに映ったのだ。

ところが、ソリッドな未来都市はやっぱり非現実的で、人が生活している生命感とか、躍動感みたいなものが感じられない。人工知能というか、人造生命というか、デジタルと、アナログの融合に、新しい可能性を見せてくれ、というような期待感が、音を立てて崩れていく。

そして、この頃から、なぜかパッケージソフトを手に入れただけで満足し、開封せずに未消費という現象が目立ち始める。レンタルビデオで、大量に借りてきて見ないまま返すとか、惰性で買い続けていたコミックの新刊を、読むこともなく、また同じ本を2冊買ってしまったりとか。

映画も、ご多分に漏れず封を切らないまま棚に眠っているDVDが部屋にたまっていった。時間の、やりくりが上手くいかない。そして、好奇心が追いついてこない。あれほど見たいと思っていた映画が、オープニングが始まったとたんに眠気に襲われる始末。だから、余計に、見終わった後の徒労感はひどかった。思えば、この時期、ジャパニメーションは本当に曲がり角を迎えていたのだ。

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うそつきかもめ

4.0St. James Infirmary Blues ディジー・ガレスピーとカウント・ベイシーが良いよ。

2023年12月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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マサシ