メメントのレビュー・感想・評価
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唯一無二
15年ぶりくらいに観たけど、やはり面白い!と言うかよくこの手法を考えついたよなと感心させられる。 脚本、演出が素晴らしい。 時間を遡り起こった事を記憶していかないといけないので頭がこんがらがり、2時間眉間にシワ寄せたまま一瞬足りとも目が離せないので見終わるとかなり疲れる。 インスタント写真が鮮やかになって行くと同時に白黒がカラーになり時間軸が重なるところがとても好き。 そのままの流れだと別に難解でもないのに遡るだけでこんなにややこしくなるのかと、そしてこのやり方はもうメメントでしか出来ないと思うと唯一無二の作品だと思う。 クリストファーノーランは他の作品を観ても難解なものをエンタテイメントにして見やすく2時間にまとめてくれるので毎回乗れる。 さらに4年ぶり2020年9月に「TENET」公開のタイミングで 観ました。 たぶん今まで殺人を繰り返してるだけの男くらいにしか 理解出来てなかったけど、やっと100%理解出来た。 主人公の生きる意味と女の復讐が重なってたのか! しかし、その都度自分がどれだけ理解出来てたのか 記憶がなく、また改めて面白い自分に主人公と同じ病 なんじゃないか?と思ってしまった。
ただ、それだけ。
この映画がすごいのは、時間軸をさかのぼって事件を解決していくっていう 今までにない発想があるから。 話題性抜群だし、すげーって思うと思う。 けど、 それだけ。 映像や音楽はいたって普通で、話も、うーん…。 この時間軸を逆行するっていうアイデアをもっと生かせる映画は作れたのではないかな、と思う。 2010/6/10@メディラボ アメリカ映画 監督:クリストファー・ノーラン 出演者:ガイ・ピアース ジョー・パントリアーノ キャリー=アン・モス 公開日: 2000年9月3日(米) 2001年11月3日(日) 製作費:$9,000,000
何度でも観られる
頭を使って観る映画。 積極的に映画を観たい時にオススメ。 観る度に新たな伏線や設定に気付く緻密な作り込みに感動した。 ただ、設定や構成の複雑さが面白いだけで無く、テーマや中身も見応えバッチリ。 最後には、なんとも言えない虚しさに襲われて、悲しみのやり場に困る。 複雑に絡み合う登場人物それぞれの視点から、何度も観てほしい。
期待したわりに
レビューが良くレンタルショップでもおすすめされていたので期待して見たが、そのわりには展開が分かりづらく、結末も最後の最後にバタバタっと考えられたかのような印象だった。最終的に、登場人物の関係性が見えてこない点も多く、もやっとして終わる。 ただ、このような時間軸で遡っていくように展開される映画はあまりないと思うので、そこはおもしろかった。
天才的アイデア
この逆再生というアイデア。 一体他に誰が思いつくだろう。 時系列順に観ると なんてことない物語なのに、 見せ方次第でこうも変わるのか。 さすがはクリストファー・ノーラン。 しかもコレが 自身2作目というのだから恐ろしい。 天才と言わざるを得ない。
難しかった
記憶のなんと曖昧なことか サリーの話がレナードの事実の書き換えだとしたら、それは記憶があるが故に起こってしまったことだと思う。 妻を殺した記憶、さらにはいくつもの殺人を行った記憶を認めないために、無意識的に記憶をすりかえ、“記録”をしない。 記録は確かな情報として自分の手元に残るが、記憶は曖昧で自分自身にとってさえも不確かなもの でも記録だって全てじゃないし、レナードが“復讐を果たした”という記録さえ残せばこの悲劇はなかった。 レナードはこれからも同じように人に利用されて人殺しを続けていくのかな…それはすごい悲しい この映画のもう一つ悲しいところは、誰もが金や欲のために人を利用していること。 結局、"愛"のために行動してたのってレナードの妻だけじゃない? まあ、その愛故に死んでしまったのだけど。 レナードもテッドもナタリーも、みんな金のために行動してる。"愛"が行動の理由として1番下に置かれてる。これが1番悲しい。 解読のために見返したけど、そう何回も観たい映画じゃないなあ
小説を最後から読んでいるみたい!!
最初見た時、はじめに結果があり、後からふせんを回収していく物語あった。最後まで見ると、思わね、どんでん返しがあり、とても面白かった。1回見ただけじゃ、話の内容を掴めないので2度みたい映画である。 10分間しか記憶を保てなかったらメモをすればいいという考えが斬新であった。この映画ではメモが大切であることがわかり、普段の思考もメモしていくことが大事だと感じた。
作りがよすぎる
ルック◯ シナリオ◯ アクター◯ デプス◯ ラスト◎ オススメ◯ 最初は難しいと思う。 「桐島 部活やめるってよ、」「渇き」見たいな感じに話が戻ったことを示すように日付とか書かれていないから、わからない人は多いと思うけど、それで飽きて、投げ出さないでほしい。最後まで見ればわかる。
怖い!!!
ホラーよりスプラッタよりこういう映画にゾクッとする。 主人公の記憶が10分程度しか持たないため、映画自体も主人公の記憶の断片をつなぎ合わせたような構成になっている。 時間軸がめちゃくちゃなので最初何を見ているのか分からないが、全部見終わると「そういうことだったのか!」と理解できる作り。 主人公と一緒に混乱し、周囲の人を疑いながら、最後にはきちんと謎が解け、真実にゾッとさせられる。 かなり好きな映画です。どんでん返し系が好きな人にはオススメかも。
時系列が逆!10分前のことをわすれる主人公!
時系列が最後から最初へという面白い設定。 そして10分前のことを忘れてしまうという主人公の設定。 これら設定がほんとに素晴らしい。そしてよくできてると何度も思う。視聴者は出来事をぎゃくに見るのでなんでこーなったの?と思うこの部分は主人公の10分前のことを覚えてないと全く同じ感覚で観れる。映画を一度見て二度目見るみたいな感じで映画を見返しているようだった。時系列が逆なのでかなり集中してみないとわけがわからなくなる。しかしそんなに複雑ではないので理解はできる。この作品は本当によくできてる。そして最後にひっくり返される。しかしひっくり返されるが映画通で勘のいい人は途中でわかるかも。 とにかくこの映画は何度も見る価値がある映画だと思う。
マインドファック⇔リンチ
最近の「ピエロがお前を嘲笑う」を観て、「ファイト・クラブ」を観直して、「ユージュアル・サスペクツ」を観てからの「メメント」 ここのところマインドファック映画にはまっているのだが、この映画は上に挙げたどれとも少し違っている。最後に種明かしがあるところは同じだけれど、構成はもっと入り組んでいる。デヴィット・リンチの映画の様でもある マインドファック映画はちゃんと種を明かして、「なるほど!そういうことだったのか!」てさせる、そこが面白み。 デヴィット・リンチ映画は「え!どういうこと?こういうこと?いや、こういうことか!いや、でもそうするとここは……。でもなんか面白かったなあ」ていう面白み。 どちらも好きだけど、もう一度観たくなる映画ってのは私の場合には後者の方である。 誰かが「デヴィット・リンチ映画と村上春樹の小説世界は似ている」と言っていたことを、上の文を書きながら思い出した。 確かに。やっと腑に落ちた。
名作
時系列を変えて、視聴者の興味をひく作品はたくさんありますが、ここまで丁寧に作られ、かつしっかりラストに繋がる作品は他に無いと思います。 多くの映画を観ましたが、この作品のインパクトはかなりでかかったです。
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