「青春は尊い」リンダ リンダ リンダ かばこさんの映画レビュー(感想・評価)
青春は尊い
機会を逃しつづけて、今回初めてみました。劇場で観られて良かった。
もー、素晴らしい。
2004年、今見れば若干ノスタルジックな感じなのも相まって、自分とは時代が大分違うけど、それでもはるかな昔の高校生時代の空気を思い出した。
ちょっとダレたりもするが、それも空気のうち。結構ぐだぐだしてたこともあったなあ。文化祭の前後の、弾むような気分のあれこれが蘇ってきました。
高校の軽音楽部の5人組ガールズバンドが内輪もめでボーカルが脱退、ギターが指の負傷で活動できず、シロウトの韓国人留学生をボーカルに据えて高校の文化祭で4人でブルーハーツをやろう、という話で、ささいな日常のエピソードしかないが、そのひとつひとつが珠玉の愛おしさ。素で付き合ってる仲間がいて、結構ゆるくて、一人一人の個性が出ていて4人の中には脇役がいない。そしてあの連帯感。青春は尊いなと思いました。
ラストの、本番に間に合わないかもなギリギリのタイミング、土砂降りの中ずぶ濡れでかけつけて、間を持たせるためにと友達が次々飛び入りで歌やパフォーマンスで繋いで(これがまた素晴らしい)温めてくれたステージで一気に「リンダリンダーー」の熱唱。
曲がこれだと乗りやすい!(覚めててすまん)体育館中が一体となり盛り上がる!
ベタだけど、ずぶ濡れ、ドブネズミみたいに美しいよ!と叫びたくなりました。
ブルーハーツは女子でもいけるじゃん、と皆さんこれで知ったかも
ソンちゃんがケッサク。特に、マツケンとのやり取りには爆笑しました。
心からの友達が出来てほんと良かった。
小出恵介、部長とか学級委員とかならこの人、30歳過ぎてもずっと高校生やってましたなあ。
皆さん若い!
文化祭、3日もやるんだ、私のころは2日間でしたわ。
そして、恵の見た夢がシュールで笑った。ダンナのオダギリが描きそうな世界でした。
同感。青春は尊いですよね。
全ての時間が尊いと思ってはいるのですが、青春は多くの人にとって「学校という閉じた世界で、人数のほとんどが同世代という環境で、数年を過ごす」という特殊な状況。それだけに、映画を観てさまざまな疑似体験をしたくなるのかも知れません。
Mさん
「タイミング」の意味が読み取れずすみませんでした。
そして、おっしゃること、私も同感です。
映画は監督、撮影、演者などなど、いろいろな要素が集まってできるいわば総合芸術なので、演じる俳優さんの、その表情、その声、姿の、その瞬間を捉えたこと、監督のコンディションがその状態にあったこと、そのような撮影ができていること、その曲を生み出せたこと、いろいろな要素がその形でその場に集まったのはそのタイミングだったから。そこからして奇跡ですよね。そういう奇跡を見られている私たちは幸運ですよね。
見るタイミングってありますよね。「あの時」見たから感動した、というのは、映画を見ているみんなに、必ずあることのような気がします。その映画と出会えた時のタイミング。大切ですよね。
ただ、私が上に書いた「タイミング」は、観客とその映画が出会った時のタイミングではなく、その映画が作られた時の「タイミング」です。監督なりプロデューサーなり、あるいは俳優なり音楽なり・・・。時代、というのもあるのかもしれません。
監督も意識しないまま、その映画を撮って、後で気づいてみると、この作品を撮れたというのは奇跡のタイミングだったんだな、と。だから、「奇跡の一本」という言葉が監督の口から出たのだろうと思います。
コメントありがとうございます。人生、失敗やら挫折やら、辛いこともありますが、この子たちは同窓会でも開けばそんなことも乗り越えられるような楽しい会が開けそう。やっぱり青春って尊いなあと思います。いくつになっても心の若さは保っていたいものです
かばこさん、共感&コメントありがとうございます。本当っに、珠玉の一編ですね。
山下監督は、コロナの時にリンダリンダズの事を聞いて、すごく癒されたそうです。いい映画には、いいエピソードが生まれますね。
共感ありがとうございます。
ピエールさん、この頃は普通に出られてたんですがねー宝島みたいな役しかもう回って来ないんでしょうか?小出くんも・・ベースボールベアーのボーカルと親戚か?と思ってましたが違うみたいです。
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