「誠実だけどおかしくて、抱きしめたくなる」グッバイ、レーニン! nanana828さんの映画レビュー(感想・評価)
誠実だけどおかしくて、抱きしめたくなる
もっと描きたした方が分かりやすいのに・・・と思う部分が少しあったけど、まあこの映画はあくまでも“アレックス”という人物を描こうとしていたから、必要ないと言えば必要ないか。
誠実だけれど滑稽で、まっすぐだけれどそれはどこか歪曲している。そんなアレックスという人物像を、東西ドイツ統一という出来事への彼のかかわり方を通して、見る者に捉えさせる。最後に、彼は自分がそれまで救ってきたと思っていた人に救われる。このラストも、良い。
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