「消費するのは気持ちいい」グッバイ、レーニン! ぷにゃぷにゃさんの映画レビュー(感想・評価)
消費するのは気持ちいい
東ドイツのつつましい暮らし。物がなくて、欲しい物も気長に順番を待ち、欲しくないものでも諦めて使う。監視や密告はあるかもしれないが、一般ピープルはそこそこ適応して生活している。しかし、一度「西」に出会ってしまったら、ドミノ倒しである。個人的には資本主義をいいとは思ってないが、消費者に寄せて作った物は、やはり使いやすいだろう。食品だって、売れるように味の改良もするし。自分の好みのものを、自分で選べる喜び。こりゃ気持ちいいー!
でも、社会主義を良しとし、清らかな生活に満足していたら、その社会の崩壊、人々の変貌ぶりは、かなりショックだろう。骨の髄まで社会主義に染まっている母が、そんな変化を見ないよう、息子は全力で偽装工作する。その奮闘は涙ぐましい。お母さん、あなたは孝行息子に恵まれましたね。加えて、息子に協力する友達や近所の人もあたたかい。
コメディタッチだが、ウィットが効いた良作。
BS松竹東急の放送を鑑賞。
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りかさんのコメント
2023年6月22日
こんばんは🦖
たくさん共感いただきましてありがとうございました☺️
車を買う🚗のに、
お母さんの言葉、
「たった3年待って買えるなんて。」に驚きました。
物に関しては、忍耐、辛抱 が必要ですね。
こころさんのコメント
2023年4月4日
ぷにゃぷにゃさん
レビューは書いていませんが、コッホ先生では無い、コッホ先生では無い…と思いつつ観ていました(笑)
少し前の出来事にもかかわらず、時代に翻弄される姿が滑稽なような切ないような作品でした。