劇場公開日 2004年2月21日

「時代の厳しさとそれに対する反抗心」グッバイ、レーニン! Rio Kさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0時代の厳しさとそれに対する反抗心

2019年1月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

笑える

母にショックを与えないように嘘をついてるが、その嘘の生活にアレックス自身も救われているという設定が面白い。

ドイツの急激な変化は、自由で華やかで一見良いものに見えて、アレックスや母のように地道に働いてきた労働者にとっては生きにくい世界を作り出してしまった。
当時のドイツの時代の流れは急激で、色々な新しいものに抗いたい気持ちを多くの人が持っていたのだろう。
アレックスの家族内でも、妹と婿は新しいことに順応しているけど、アレックスと母は昔の方が良かったと思っていて、気持ちの分裂があった。

アレックスは母への愛と自分のプライドで母に真実を明かさなかった。母のためだけじゃないってところが良い。

赤ちゃんがとにかく可愛かった。なんでそんなに演技が上手なの!?笑

Rio K